刑務所の中(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『刑務所の中』は『アックス』にて連載された、銃刀法違反で捕まった花輪和一の実話に基づく漫画であり、これを原作とした崔洋一監督による映画である。逮捕後の刑務所生活のリアルを知ることが出来る作品で、他の囚人達とのやり取りがユーモアに富んだ表現で描かれている。本作は異色の獄中記漫画」として話題となり、第5回手塚治虫文化賞の最有力候補となった。受賞は「マイナー漫画家を自負する自分としてはいかなる賞も貰う資格が無い」という花輪の信念により固辞した。

北海道の一部地方の方言で「良い」という意味。
刑務所の場所が北海道だったので、頻繁に使う受刑者もいる。

『刑務所の中』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「あの頃牢屋に入るなんて想像してなかったな。人生って不思議だな」

子供の頃を思い出しながら想いにふける花輪和一は「あの頃牢屋に入るなんて想像してなかったな。人生って不思議だな」と漏らす。彼は、「人生は何が起こるか分からない」ということを身をもって体験したのだった。

「甘シャリ」を食べる受刑者たち

「甘シャリ」とは甘いお菓子のこと。刑務所では滅多に食べられないので皆が楽しみにしており、好きなものを自由に食べることができない刑務所の実情が見て取れる。

『刑務所の中』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

花輪和一が拘置所内で読んだ官本

花輪和一は拘置所内で『あまカラ道中記』、『赤穗浪士の死生観』、『日本教について』、『歴史の中の日本』、『ローラ叫んでごらん』、『五分の虫、一寸の魂』、『アメリアを探せ』といった多くの官本を読んでいる。

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