インベスターZ(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『インベスターZ』とは三田紀房による漫画。2013年から2017年までの約4年間、講談社の『モーニング』誌にて連載された。また、2018年にはドラマ化もされている。北海道札幌市の私立道塾学園に伝わる秘密の投資クラブ「道塾投資部」を描いており、主人公の高校生・財前孝史が投資の知識と技術を学びながら成長していく本作品は、経済理論や投資戦略を取り入れ、教育と経済の重要性を訴えかけている作品である。

安ヶ平 慎也(やすがひら しんや)

道塾学園の中学3年生。趣味は不明。とてもきれい好きで部室にいつでも消臭芳香剤を振り撒いている。投資部での投資担当額は300億円。職員室で安ケ平の叔母に遭遇し、生命保険の外交員であることを知る。

月浜 蓮(つきはま れん)

道塾学園の中学2年生。孝史を投資部に連れてきたのも蓮であり、孝史の教育係。趣味は不明。投資部での投資担当額は200億円。卒業後は海外の大学で再生医療を学ぶことを望んでいる。

木村 善吉(きむら ぜんきち/演:渡辺 哲)

用務員として道塾学園に勤務しているが、裏の顔は藤田一族と投資部を繋ぐ役割を担う重要人物である。通称「ゼンさん」。
元道塾学園の生徒であり、在籍時は投資部の主将を行っていた。

財前 龍五郎(ざいぜん りゅうごろう)

道塾学園投資部の設立者であり、孝史の曽祖父。道塾学園卒業後は東京帝国大学に進学し、のちに金融界のカリスマとなる。太平洋戦争の引き金を引いたとされ、その戦争をきっかけに藤田家は大きく失ったことから、藤田家から嫌悪されている。

藤田家

藤田 慎司(ふじた しんじ/演:山本 涼介)

道塾塾学園創始者・藤田金七の玄孫であり、アメリカ在住の高校二年生。道塾学園投資部を解散させ、投資部が運用する3000億円の資金を自身で運用することを目論んでおり、孝史に三番勝負を挑む。慎司が勝った場合は投資部が廃部、孝史が勝った場合は慎司が望むアメリカの大学ではなく東京大学に入学、卒業することを条件とし、勝負を行うのである。

藤田 繁富(ふじた しげとみ/演:大和田 伸也)

藤田金七の孫であり、藤田家の現当主。藤田慎司・美雪の父。孝史が道塾投資部にある財産の売却を交渉しに来た時、売却資産で始めるベンチャー投資に失敗した場合には、藤田家に一生書生として仕える事を約束させ、財産の売却を認めた。

藤田 金七(ふじた かねしち)

道塾学園の創始者。17歳で東京に藤田商店を開業し、当初は奉公先に藤屋から油を仕入れ小売りを行っていたが、1年で廃業し乳牛の販売に乗り出す。1871年の牛乳飲用ブームに乗り、藤田商店は大繁盛。大財閥を築く。

桂蔭学園 投資部

藤田 美雪(ふじた みゆき/演:早見 あかり)

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