私たちの青い夏(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『私たちの青い夏』とは、Amazon Prime Videoで2022年から2023年までシーズン1・2と放送された青春ドラマである。主人公のベリーは幼馴染のイケメン兄弟2人のうち、長男のコンラッドに恋をしていた。16歳になり、大人っぽくなったベリーは2人から恋意を持たれ、気持ちを揺さぶられる。綺麗な海のカズンズ島で、ベリーがイケメン兄弟2人のどちらを選ぶのか。失恋、新たな出会いをして悲しみを乗り越えていくティーンの姿が視聴者から高評価を得るシリーズドラマだ。

癌を再発したスザンナは、治療はせずありのままの自分で天国に行きたいと思っていた。ジャレマイアとコンラッドにも、夏が終わったら自分から言おうと考えていた。しかしデビュタント当日、会場でスザンナはコンラッドとジャレマイアが「母さんが癌を再発したことは知っている」とカミングアウトされる。

家に帰ったあとスザンナはジャレマイアとコンラッドから「治療を受けてほしい」「諦めないで」と説得をされた結果、断れなくて治療を受ける決心をする。ローレルがこれを聞いた時は、目を開いて驚いた。スザンナには自分から治療を受けるように何度進めても「やらない」と言われていたからだ。そのため、彼女を全力で応援したくて「医者がなんと言おうと必ず上手くいく。あなたの魔法で」と言って泣きながらスザンナを抱きしめた。スザンナのことをずっと気にかけてきたローレルの思いが伝わる場面である。

『私たちの青い夏』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ジャレマイアの原作と異なるセクシュアリティ

『私たちの青い夏』は小説をもとにしたドラマになっている。小説でジャレマイアはベリーのことが好きで、彼女に夢中になる1人の青年として描かれている。が、ドラマでは男性にも興味を示すバイセクシャルの設定だ。ドラマの中ではジャレマイアがパーティーで男性を口説き、キスをする場面が出てくる。ジャレマイアがベリーはキャムと別れたと知った後は、ベリーだけを追いかけている。

ストライキのためにシーズン3の放映不可

映画俳優組合-アメリカ・テレビ・ラジオ芸術家連盟(SAG-AFTRA)は俳優の代わりにAIやコンピューターを使用した声を用いることに反対してストライキを起こした。また、労働条件の改善も求めており、SAG-AFTRAに所属する16万人がこのストライキに参加した。このストライキのために、撮影が終了したシーズン3の『私たちの青い夏』は放送できずにいた。

なお、このストライキは2023年7月14日にスタートし、11月8日に全米映画テレビ製作者協会(AMPTP)と合意に達し、9日にストライキは終わっている。

ジェニー・ハンがサプライズ出演

シーズン1の舞踏会のデビュタントのシーンで『私たちの青い夏』の原作者であるジェニー・ハンが登場する。スティーブンが元父親のジョンと会話をしている際に、後ろでシャンパンタワーからグラスを取っている姿が写り込んでいる。

『私たちの青い夏』の主題歌・挿入歌

挿入歌

Taylor Swift 「august」

恋が叶わなかった夏が終わろうとしている、という失恋の曲である。作曲はTaylor Swift。

Taylor Swift 「Back To December (Taylor's Version)」

Taylor Swiftが出演した映画『バレンタインデー』で共演して出会ったTaylor Lautnerとスピード破局した際の失恋ソング。作曲はTaylor Swift。

GIN BLOSSOMS 「Found Out About You」

ある夏に女の子のことを好きになった男の子の気持ちを歌った曲である。仲良くなれたけど、彼女に彼氏がいることを知って感じる切ない気持ちを歌った。作曲はGIN BLOSSOMS。

Floor Cry 「Happy Together」

「あなたしか愛さない」とお互いに思っている恋人同士の曲。ゆったりとしたバラード曲だ。作曲はFloor Cry。

Kenny Beats 「Hold My Head」

Realis
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@Realis

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