魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-（なのはGOD）のネタバレ解説・考察まとめ
『魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-』とは、2011年12月22日に発売されたPlayStation Portable用の対戦型格闘ゲーム。2人の少女キリエとアミティエの戦いを中心に、過去と未来が複雑に絡み合うストーリーを描く。TVアニメ『魔法少女リリカルなのはA's』を題材としたゲームの2作目で、パラレル要素やタイムトラベル要素が含まれていることから、TVシリーズの制約や設定にとらわれないお祭りゲーム的な作品となっている。
CV：阿澄佳奈
闇の書の奥深くに封印されていた特定魔導力の無限連環機構システム。正式名称は「アンブレイカブル・ダーク」で、闇の書を乗っ取るために後付けされたプログラム。自身のシステムに別のシステムが上書きされていたため、その存在は闇の書の管制人格であるリインフォースですら把握していなかった。エグザミアと呼ばれる結晶をコアとしており、闇の書の残滓とともに闇の書から切り離された後、マテリアル達やキリエによって復活を果たす。外見は幼い少女の姿をしているが、その力は闇の書の防衛プログラム「闇の書の闇」と同等かそれ以上と評され、なのは達全員が束になっても敵わないと言われている。普段は他人を傷つけることや争いを好まない優しい性格だが、自身が復活が周囲に大きな悪影響を及ぼすことを自覚しているため、他人の干渉を拒むという形で戦いを避けようとしている。しかし、内包しているアンブレイカブル・ダークの能力が完全に開放されると理性を失って暴走状態に移行し、破壊衝動を引き起こしてしまう。本来の名前は「ユーリ・エーベルヴァイン」で、ディアーチェ曰く「人として生まれた時の名前」。3人のマテリアル達を従える「紫天の盟主」という存在で、終盤以降はユーリと呼ばれるようになる。自壊する寸前まで暴走してしまうが、制御プログラムであるディアーチェやなのは達の活躍によって事態は収束し、正気を取り戻した。事件終息後は他のマテリアル達とともにエルトリアに移住。他のマテリアル達とともにエルトリアの復興のために尽力している。
ノンプレイヤーキャラクター
リリィ・シュトロゼック
CV：戸松遥
生命体型リアクトプラグと呼ばれる存在で、「シュトロゼック-4th」の識別名を持つ少女。トーマとともに未来の世界から時間移動に巻き込まれたことで約15年前の地球に飛ばされた。トーマとは融合する形で戦闘に参加するため、プレイヤーキャラクターとして操作はできない。
フローリアン博士
アミティエとキリエの生みの親。エルトリアの環境を再生させるために研究をしている科学者。アミティエとキリエは彼を父親のように慕っている。
『魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-』のアイテム
リリカルポイント
ストーリーやシングルモードの各モードの進行やクリア状況により獲得できるポイント。ポイントを集めていくと、獲得ポイントの合計によって使用できるキャラクターやコスチュームが追加されていく。
闇の書
かつて第一級捜索指定されていたロストロギア。持ち主と世界を破滅に導くとされるほど強大な力を持ち、過去に何度も他の世界や人々の命を奪ってきた。正式名称は「夜天の魔導書」。本来は各地の優れた魔導師が持つ魔法を記録して後生に伝えるために作られた資料のような本だったが、歴代の持ち主のうち何者かがプログラムを改変させたことで、破壊の限りを尽くす闇の書へと変質してしまう。また、破壊されても転生機能と無限再生機能によって、ランダムに選ばれた次の持ち主の元に転生するため、完全な破壊は不可能とされていた。過去に多くの犠牲者を出した忌まわしき本だったが、最後の主であるはやてのもとで、リインフォースという新たな名を授かり、負のシステムである防衛プログラムはなのは達の活躍によって消滅した。
闇の書の残滓
闇の書の闇が破壊された際に飛び散った破片。闇の書事件より前の、過去のなのは達の姿を模した「闇の欠片」やマテリアル達を使って力を蓄え、再び闇の書の闇として復活しようとしていた。
紫天の書
ディアーチェが所有している砕け得ぬ闇を唯一制御できるとされている本。夜天の魔導書と酷似した形をしている。
『魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-』の用語
エグザミア
闇の書の奥底に封印されていた特定魔力の無限連環プログラムである砕け得ぬ闇のコアとなる結晶。キリエによると滅びに瀕したエルトリアを救う唯一の手段とされており、完全に起動し、制御された状態で手に入れるために、彼女が現代の地球に現れる要因となった。
エルトリア
現代の地球よりも未来の異世界に存在しているフローリアン姉妹の故郷となる惑星。「死蝕」という環境を破壊する現象によって水と大地が腐敗し続け、滅びに瀕した世界と化している。
『魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
『ワイルドアームズ』要素が元ネタとなっているフローリアン姉妹
フローリアン姉妹が使用する「アクセラレイター」は、『ワイルドアームズ』シリーズでメインキャラクターが使用する技名でもある。
本作の開発は、RPG作品『ワイルドアームズ』シリーズのシナリオを手掛けた金子彰史が在籍する「ウィッチクラフト」が行っており、フローリアン姉妹関連の設定やキャラクターなどで『ワイルドアームズ』シリーズを連想させる要素が多数存在する。主人公アミティエのキャラクターデザインや熱血と評される性格などは『ワイルドアームズ アドヴァンスドサード』の主人公「ヴァージニア・マックスウェル」と類似する点が多い。また、フローリアン姉妹の「機械として造られたが、心を持った人間として育てられた」という境遇は、初代『ワイルドアームズ』の主人公「ロディ・ラグナイト」の境遇を彷彿させている。余談だが、『魔法少女リリカルなのは』シリーズの原作者である都築真紀は、『ワイルドアームズ』シリーズのファンであり、金子彰史とはお互いの作品に関連する書籍などのインタビューで対談を行っている。
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目次 - Contents
- 『魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-』の概要
- 『魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-』のあらすじ・ストーリー
- 異世界からの来訪者
- 交差する過去と未来
- 砕け得ぬ闇
- 『魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-』のゲームシステム
- レンジシフトシステム
- クロスレンジ
- ロングレンジ
- HPゲージ
- MPゲージ
- ガード
- アクセル
- 受け身
- フォームチェンジ
- フルドライブ
- フルドライブバースト
- スキル
- ゲームモード
- ストーリー
- シングルモード
- アドホックモード
- 『魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-』の登場人物・キャラクター
- プレイヤーキャラクター
- アミティエ・フローリアン
- キリエ・フローリアン
- 高町なのは（たかまちなのは）
- フェイト・テスタロッサ
- 八神はやて（やがみはやて）
- 星光の殲滅者（シュテル・ザ・デストラクター）
- 雷刃の襲撃者（レヴィ・ザ・スラッシャー）
- 闇統べる王（ロード・ディアーチェ）
- ユーノ・スクライア
- アルフ
- 高町ヴィヴィオ（たかまちヴィヴィオ）
- アインハルト・ストラトス
- トーマ・アヴェニール
- クロノ・ハラオウン
- リインフォース
- シグナム
- ヴィータ
- シャマル
- ザフィーラ
- リーゼロッテ＆リーゼアリア
- リニス
- プレシア・テスタロッサ
- 砕け得ぬ闇（システムU-D）
- ノンプレイヤーキャラクター
- リリィ・シュトロゼック
- フローリアン博士
- 『魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-』のアイテム
- リリカルポイント
- 闇の書
- 闇の書の残滓
- 紫天の書
- 『魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-』の用語
- エグザミア
- エルトリア
- 『魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 『ワイルドアームズ』要素が元ネタとなっているフローリアン姉妹
- ストーリークリア後に解放される「SEQUENCE X」
- ゲーム本編の後日談を描くドラマCD
- 『魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-』の主題歌・挿入歌
- OP（オープニング）：水樹奈々「ROMANCERS' NEO」
- ED（エンディング）：田村ゆかり「滑空の果てのイノセント」