16bitセンセーション(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『16bitセンセーション』とは、みつみ美里、甘露樹、若木民喜の3人が手掛けた日本の同人漫画作品で、美少女ゲームの制作現場で活躍する若者たちの群像劇である。主人公は、19歳の女子大学生・上原メイ子。彼女は大学の教育学部に通う傍ら、「アルコールソフト」という美少女ゲーム制作会社でCGの制作を担当し、後には原画も手がけるまでに成長していく。この物語はバブル景気が崩壊した1992年から始まり、美少女ゲーム産業の発展や影響力のあるゲーム、そしてその中で起こる様々な出来事を描いている。
CV:山根綺
美少女ゲーム企業「シューティングスター」の女性社長。ツインテールで巨乳の持ち主。メイ子の成功を妬み、競争相手として立ち向かう。以前は控えめな性格で外見も目立たなかったが、美少女ゲーム雑誌にまくら営業を仕掛けるなど女を武器にのし上がってきた。アニメ版では美少女ゲームの原画家として成功を収めている。2023年にはシューティングスターズ社代表としてプラネットゲームズとの経営統合を発表。しかし実力不足とグレンの策略により、「お姉様」と慕うコノハは拉致され、散々な目に合う。
市ヶ谷金人(いちがやかねと)/イチガヤ
CV:森久保祥太郎
アニメ版では市ヶ谷東洋。ダイヤモンドスタジオの社長であり、アルコールソフトの作品をコンシューマー向けに移植し、アニメ化も企画する。テレビや雑誌など様々なメディアで活躍する有名プロデューサーでもある。しかし、浪費癖と他人の功績を盗むことで仲間から見放され、結局会社も倒産し夜逃げ。詐欺容疑で逮捕される。一方で、アニメ版ではアルコールソフトの作品に心酔し、全力で実現しようと奔走していた。詐欺事件では証拠品となるコンシューマー用資料を隠し通し、こっそりとアルコールソフトに返還していた。
結城(ゆうき)
CV:杉山里穂
規模が拡大したアルコールのグラフィックチームのメンバー。アニメ版で名前が明かされた。
神山(かみやま)
CV:市ノ瀬加那
結城と同じくアニメ版で名前が登場した、アルコールのグラフィックチームのメンバー。
南里(なんり)
CV:河瀬茉希
同じくアニメ版で初めて名が出た、アルコールのグラフィックチームのメンバー。
ハルヒコ
CV:高橋伸也
こちらもアニメ版で名前が明らかになったキャラクター。アルコールで働くゲーム制作メンバーで、音楽を担当している。
『16bitセンセーション』の用語
企業・ブランド
アルコールソフト
パソコン販売店Rの2階が開発エリアとなっている美少女ゲーム制作企業。メイ子が参加した1992年のメンバーは、社長であり企画・音楽を担当するてんちょーを始め、シナリオ作成のキョンシー、イラスト・グラフィックのかおり、そしてプログラミングのマモーのみだった。4年後の1996年には、かおりが考案したゲーム『ぼくらのSAY HELLO!』が大ヒットを記録。そこでスタッフを増員して、パソコン販売店Rの隣の建物に移転した。原作漫画の第7話の段階で、スタッフは20人以上に増えている。
スピリッツソフト
かおりの下で働くことを拒んだキョンシーが立ち上げた新たな美少女ゲームブランド。社長の座はてんちょーが継続。キョンシーが手掛ける企画・シナリオと、マモーが担当するプログラム以外の部分は外部の力を借り、特定の市場向けのソフトをコツコツと制作している。アルコールソフトが別の場所に移転した後も、パソコンショップRの2階にそのまま残った。アニメ版では、かおりとキョンシーの間に対立が生じないため、このブランドは登場しない。
エコーソフト
イラストレーター・田中みさとの職場として登場する架空のゲーム会社。エコー1が社長を務めている。この会社は、パソコン向けのアダルトゲーム(エロゲー)を制作しており、物語の主要な舞台の1つである。
ブルーベル
エコーソフトのライバル会社として描かれているゲーム会社。作品の舞台となっている1990年代のパソコンゲーム業界で活躍していた。主にパソコン向けのアダルトゲーム(エロゲー)を制作しているが、ゲームの質が高く、特にビジュアル面やストーリー性に力を入れている。
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目次 - Contents
- 『16bitセンセーション』の概要
- 『16bitセンセーション』のあらすじ・ストーリー
- 漫画版
- 新たな舞台と新たな挑戦
- 意見の対立と新ブランドの誕生
- アルコールソフトの拡大と挫折
- 新たな企画と新たな挑戦
- 冬夜とコノハの出会いと挑戦
- アニメ版
- タイムリープと新たな挑戦
- 過去と現実の狭間で
- 未来を変える決意
- 最終決戦と新たな旅立ち
- 『16bitセンセーション』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 上原メイ子(うえはらめいこ)
- 下田かおり(しもだかおり)
- 六田勝(ろくたしょう)/てんちょー
- 六田守(ろくた まもる)
- 五味川清(ごみかわきよし)
- 小山千里(こやませんり)/キキ子
- 小山万里(こやまばんり)/ララ子
- 橋本(はしもと)
- アニメ版オリジナルキャラクター
- 秋里コノハ(あきさとこのは)
- エコー1
- エコー2
- エコー3
- 社長(しゃちょう)
- ゲームショップの老婆
- グレン・フォークナー
- その他の人物
- 山田 冬夜(やまだとうや)
- 市ヶ谷金人(いちがやかねと)/イチガヤ
- 結城(ゆうき)
- 神山(かみやま)
- 南里(なんり)
- ハルヒコ
- 『16bitセンセーション』の用語
- 企業・ブランド
- アルコールソフト
- スピリッツソフト
- エコーソフト
- ブルーベル
- シューティングスターズ
- プラネットゲームズ・ジャパン
- ダイヤモンドスタジオ
- ゲーム
- ラスト・ワルツ
- こみっくパラダイス
- その他
- PC-98
- 『16bitセンセーション』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 秋里コノハ「古いパソコンが動いてる エモッ!」
- エコー「想像力が現実を定義する」
- コノハが「最高のゲーム」制作を決意するシーン
- 『16bitセンセーション』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- アニメと原作の違いはキャラクター設定とストーリー
- 最終話での足早な幕引き
- アルコールソフトのモデルは作者の古巣
- 『16bitセンセーション』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):中川翔子「65535」
- ED(エンディング):秋里コノハ(CV:古賀 葵)「リンク~past and future~」