ガクサン(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ガクサン』とは2021年12月より佐原実波が『モーニング』で連載を開始し、移籍後『コミックDAYS』で連載している、学習参考書をテーマにした漫画作品である。参考書出版社に中途入社した茅野うるし。お客様ご相談係に配属され出会ったのは、クセが強い参考書オタクの福山だった。福山は社会人として問題ばかりだが参考書の知識は豊富で、うるしは振り回されながらも刺激を受ける。そんな中、うるしは福山の過去を知ることとなる。実在の参考書が紹介されることで学生や保護者、学び直しを目指す社会人からも好評を得ている。
福山は甘い物に目がなく、うるしが差し入れをすると機嫌よく質問やお客様ご相談に答えてくれる。また、お酒は嫌いなため飲み会では全くお酒は飲まないが、甘いフルーツカクテルは飲んでしまい酔い潰れてしまう。
作者の希望で虹色になった本のカバーとカバー裏の遊び心
作者の佐原実波はアシスタントと「7巻までいって虹になったらいいなあ」と話していたことで、1巻から7巻までのカバーの色が虹色になっている。また、それぞれの本のカバーを外すと、本体の表と裏にカバーのカラー絵が白黒で描かれておりうるしの心の声を吹き出しで表している。さらに、本体のうるしと福山の表情はカバーの表情と微妙に異なっており、作者の遊び心を楽しむことができる。
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目次 - Contents
- 『ガクサン』の概要
- 『ガクサン』のあらすじ・ストーリー
- うるしと福山の出会い
- うるしの「しをり会」加入
- 福山の気持ちの変化
- 福山の「しをり会」加入と解雇の危機
- 『ガクサン』の登場人物・キャラクター
- 主要人物 (いぶき社 お客様ご相談係)
- 茅野うるし(かやのうるし)
- 福山譲(ふくやまじょう)
- いぶき社 しをり会メンバー
- 山崎翔(やまざきしょう)
- 花山しをり(はなやましをり)
- 谷津司(やづつかさ)
- 赤城みお(あかぎみお)
- 川口吾郎(かわぐちごろう)
- 宮下七海(みやしたななみ)
- いぶき社 役員
- 柊編集局長(ひいらぎ編集局長)
- うるしの親族
- 望月あかね(もちづきあかね)
- 望月ゆかり(もちづきゆかり)
- その他の人物
- 谷津葵(やづあおい)
- 梅屋敷 /梅ちゃん(うめやしき)
- 鷺沼桃 /モモ(さぎぬまもも)
- 若山(わかやま)
- 早瀬(はやせ)
- レン
- 『ガクサン』の用語
- ガクサン
- いぶき社
- お客様ご相談係
- しをり会
- 編集部
- 制作部
- はじめに
- 潰す
- 積読 (つんどく)
- 新課程
- 改訂
- 認知特性
- 学習障害
- 学力の3要素
- 教える勉強法
- 社内横断企画室
- 『ガクサン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 福山「大学受験では、湯水のようにリソースを与えられた子と同じ土俵で戦わなければならない。それでも、だ。希望はあった。それが参考書だ」
- 福山「最初はマッチングアプリ的感覚でとっかえひっかえでも構わない。でも最終的にだいたいの人間は、一人を選んで一生ものにする。参考書との付き合い方は恋愛と同じだ」
- 福山「基本的な勉強は積み重ねたほうがいい。それは勉強がこの社会で人が自信をもって生きていくために重要だからです」
- うるし「どこに生まれてどう育ったかだけじゃなくて、参考書で独学受験して自分で積み重ねてきたもの全部がきっと大切なんです」
- 福山「最後まで参考書はあなたの味方ということです」
- 福山「経験に甘んじている奴らを参考書の力で叩きのめせ」
- 柊編集局長「これが解りたいと、みんなが憧れて買い求めてしまうような本を生み出したいんだよ」
- 『ガクサン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 福山からの評価は低いが良本もそろっているいぶき社の参考書
- 雑誌にも特集される程に大正レトロな外観のいぶき社
- 巻末の『オマケ漫画』で描かれたうるしの1日
- 福山の甘い物好きの設定
- 作者の希望で虹色になった本のカバーとカバー裏の遊び心