銀牙―流れ星銀―（漫画・アニメ）のネタバレ解説・考察まとめ (7/17)

銀牙―流れ星銀―（漫画・アニメ）のネタバレ解説・考察まとめ

2024.05.08

『銀牙ー流れ星銀ー』とは、1983年～1987年に『週刊少年ジャンプ』にて高橋よしひろが連載していた漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。奥羽山脈の双子峠を舞台に、銀色の毛並みの秋田犬「銀」が隻眼の殺人熊「赤カブト」をすべく、全国にいる猛者を集める旅にでる。旅を続け、数々の戦いを重ねるたびに真の漢として成長していく銀が、次々と仲間を増やし、犬vs熊の壮絶な決戦へと挑む。主人公銀が、数々の困難を乗り越えていく姿や、作中に登場する犬達の漢気あふれる姿に読者自身がとても勇気をもらえる作品。

奥羽軍の敵となった犬達

CV：松田重治
スナイパーの配下のワイマラナー。とても臆病で自分のことしか考えていない。スナイパーの計画により銀達を裏切り数々のピンチを銀達に招く。ジョンの手助けもあり、奥羽軍へ復帰するも赤カブトの最終決戦を前に逃げ出してしまう。最後は、スナイパーを道連れに谷底へ飛び込んだベンを目撃し、眠っていた正義感と良心に目覚め、ベンを助けるため自らも谷底へ飛び込む。その後は死んだと思われていたが、『銀牙伝説（ぎんがでんせつ）ノア』にて「ノア」という新しい名前で再登場を果たしている。

黒邪鬼（くろじゃき）

CV：中田浩二
赤目と対立関係にある甲賀忍犬総帥。人間が使う農業用の鎌を武器として扱う。とても純粋で主人の命令に忠実な忍びであり、伊賀の里にある巻物を奪取する任務を先祖代々から受け継ぎ、任務を果たそうとしている。ウィルソンの妻子を殺したり、部下に共食いを命じたりと、目的達成のためにあらゆる手段をとった結果、正義の奥羽軍の怒りを買い、伊賀に加え、奥羽軍までも敵に回してしまう。銀との戦いの際に、銀に投げ飛ばされ、鎌が目に突き刺さり片目を失明してしまう。最期は伊賀屋敷に火が放たれたあと、巻物を奪取する為、火の中に仲間たちと飛び込み焼死してしまう。

魔矢（まや）

CV：広中雅志
黒邪鬼の部下の甲賀忍犬。黒邪鬼の命令で仲間とともに共食いをしているところを奥羽軍に発見され、奥羽軍の怒りを買う。また、奥羽軍に共食いを命じたのは伊賀忍犬総帥赤目だと嘘の情報を流し、奥羽軍内に赤目に対する疑念と不信感を抱かせる。ベンが視力を失ったのは、元をたどればこの嘘の情報の影響が大きいといえる。

甲賀忍犬（こうがにんけん）

黒邪鬼の配下。伊賀忍犬を食べたりと共食いも平気で行う。最期は、黒邪鬼の後を追い、全員燃え盛る伊賀屋敷へ飛び込んだ。その中の、1匹が命を取り留め、後に漫画発売され、アニメ化される『銀牙ー流れ星銀ー』の次回作、『銀牙伝説WEED』に甲賀忍犬の「長老（ちょうろう）」として登場する。

人間の登場人物

大輔（だいすけ）

CV：坂本千夏
家族でスキー場のロッジを営む11歳の少年。銀の母の飼い主であり、銀の親友。銀が竹田五兵衛に引き取られてからは、銀の身を心配して五兵衛の家に泊まり込む。五兵衛が倒れた後は、五兵衛の代わりに赤カブトを倒すことを誓い、秀俊の家にあったハンティングボウを扱うため、トレーニングに励む。ハンティングボウを扱えるようになってからは、銀とともに山へ入り、銀と協力して熊の討伐に成功している。しかし、無断で秀俊の家からハンティングボウを持ち出したことがばれてしまい、ハンティングボウを没収されてしまう。その後は、自分のスノーモービルを売り、新しいハンティングボウを購入するも、銀が仲間集めの旅に出てしまい、それ以降の活躍は描かれていない。赤カブトとの最終決戦では、銀が赤カブトを倒す場面を見届けている。『銀牙ー流れ星銀ー』以降の作品では、大人になった姿で登場しており、銀との交流が続いている。

竹田五兵衛（たけだごへい）

CV：渡辺猛
赤カブトへの復讐に燃える、村一番の熊狩りの名手。過去に赤カブトの右目を打ち抜くも、左耳を赤カブトにそぎ取られてしまう。リキと銀の飼い主であり、銀に幼いころより厳しい訓練を重ね銀を一人前の熊犬として育てることに力を入れる。しかし、猟の途中で倒れてしまい、入院を余儀なくされる。赤カブトの最終局面では、銀達が赤カブトを倒す手助けをする。その後は、双子峠の所有者として、その土地を人間の立ち入り禁止区域に設定し、双子峠を銀達に譲り渡した。最終話にて、容態が悪化し、銀を腕に抱え天寿を全うする。享年69歳。葬儀の際には、銀が奥羽軍を集結させ、竹田五兵衛の見送りに参列した。

秀俊（ひでとし）

CV：鈴置洋孝
赤カブトに殺された村長の息子。医師でありジョンの飼い主でもある一流のハンター。父親の仇を取るため最新のスナイパーを携えて帰郷していた。赤カブトの子供を、自分のスナイパーで撃ち殺し、スナイパーの破壊力を村人へ知らしめた。使っているスナイパーは「レミトンM700」。大輔にハンティングボウのコーチを行う。赤カブトとの最終局面を見届けている。『銀牙ー流れ星銀ー』以降の作品でも、中年男性となった姿で登場しており、大輔とともに銀達との交流を重ねている。

大輔の父

CV：矢田耕司
スキー場で妻と大輔の3人で民宿を営んでいる。銀の母「富士（ふじ）」の飼い主でもある。狩人ではないが、五兵衛の熊狩りに同行したりしている。

サンクチュアリ（漫画）のネタバレ解説・考察まとめ

『サンクチュアリ』とは原作・史村翔、作画・池上遼一による漫画である。2人の主人公、相楽系の直属組織、北彰会初代会長からどんどんと躍進する裏社会に生きる北条彰（ほうじょうあきら）と民自党代議士の秘書から国民全体を動かすまでに成長を遂げる表社会に生きる浅見千秋（あさみちあき）が共同して世の中を変えていこうとする社会派ドラマの漫画である。1990年代の日本社会を反映した内容であり、無気力に陥る国民を鼓舞しようと二人の主人公が奔走、躍進する姿は日本人に大きな影響、勇気を与えている。

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