氷の城壁(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『氷の城壁』とは阿賀沢紅茶によって、2020年から「LINEマンガ」に連載された青春恋愛漫画である。高校を舞台に、主人公・氷川小雪がさまざまな人物や出来事を通して、心の中の壁と向き合っていく。その中で互いのすれ違いや思い込みなどの人間関係の歯痒さ、友情から恋愛への気持ちの変化、言葉にならない感情と向き合い成長していく姿を丁寧に描いた作品。
明天高等学校(めいてんこうとうがっこう)
小雪たちが通う高校の名前
美姫たちが、中学時代に塾に通っていたことから偏差値は低くはない。
しかし美姫や湊が髪の毛を染めていたり、制服を着崩していたりすることから、自由な校風がわかる。
イートインの保健室
小雪は保健室で昼食を食べることが多く、イートインと呼んでいる。
しかし保健室の先生のノリコからはよく怒られている。
霧ノ島中学(きりのしまちゅうがく)
小雪と美姫が通っていた中学校の名前。
小雪にとってはトラウマを植え付けられた場所であり、思い出したくない場所である。
湊の愛犬 ぽん太
湊が飼っているポメラニアンの名前。
雨宮家のマスコットでみんなから可愛がられている。
作中では湊がよく散歩に行っている。
『氷の城壁』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
氷川小雪 「『言葉』になれない感情たち」
湊に自分勝手な理由で酷いことを言い、傷つけてしまった小雪が自分の思いを口にしようとする場面。思いや思考が多いほど、言葉にしようとすると声にならないもどかしさを描いている。
その後、小雪が「『言葉』になれない感情たちが涙になって逃げようとする」とモノローグで表現しているように、言葉が出ない代わりに涙は出てきてしまうという場面で、感情を言葉にして伝えるという難しさを伝えている。
氷川小雪 「『良い所』なんて誰にだってあるよ」
高校の同級生との関係に悩んでいる美姫に言った言葉。
ありのままの自分でいることで幻滅されてしまうかもしれないと美姫は小雪に悩みを打ち明ける。それを聞いた小雪は理想を押し付ける同級生に怒りを覚える。「縁切れば?」と言う小雪に、美姫は「でもみんな良い子なの。私が上手く噛み合わないだけなの」と話したときに小雪が「『良い所』なんて誰にだってあるよ」と言い返した場面。
良くしてもらったとか、優しいところがあるとか、そういう一部にズルズルしがみついていたら自分を消費するだけ。美姫が苦しむ居場所にいてほしくない、自分なら本来の美姫と楽しく過ごせると思った幼馴染を思う小雪の厳しくも優しい言葉。
にやけガードα
陽太の美姫に対する気持ちを知った小雪は、陽太と美姫のやりとりに思わずにやけてしまう。それを見た陽太は「にやけガードα」を発動し、小雪の顔を覆ってしまう。
雨宮湊 「すげー嬉しい…」
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目次 - Contents
- 『氷の城壁』の概要
- 『氷の城壁』のあらすじ・ストーリー
- 出会い
- それぞれの変化
- 思いの清算
- 『氷の城壁』の登場人物・キャラクター
- 氷川小雪(ひかわこゆき)
- 雨宮湊(あまみやみなと)
- 安曇美姫(あずみみき)
- 日野陽太(ひのようた)
- 『氷の城壁』の用語
- 明天高等学校(めいてんこうとうがっこう)
- イートインの保健室
- 霧ノ島中学(きりのしまちゅうがく)
- 湊の愛犬 ぽん太
- 『氷の城壁』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 氷川小雪 「『言葉』になれない感情たち」
- 氷川小雪 「『良い所』なんて誰にだってあるよ」
- にやけガードα
- 雨宮湊 「すげー嬉しい…」
- 『氷の城壁』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 「女王」の以外な弱点
- 陽太はコンタクト派
- モノローグでカエルになった小雪
- 美姫の為に同じ高校を選んだ陽太