ナンバMG5(ナンバデッドエンド)のネタバレ解説・考察まとめ

『ナンバMG5(ナンバデッドエンド)』とは、2005年から2011年まで小沢としおが『週刊少年チャンピオン』にて連載していた漫画およびそれを原作としたドラマ作品。『ナンバMG5』と『ナンバデッドエンド』の2部構成となる。一般的な不良漫画とは異なり「不良を辞める」をテーマとしている。主人公の難波剛は筋金入りのヤンキー一家で育ちながらも中学卒業を機に家族に隠れて模範的な生活を送る高校生。周囲からのヤンキーとしての期待と模範的な高校生としての振る舞いの両立による奔走が本作の魅力である。

大丸大助「アイツはオレの親友だよ」

水野幸雄が安藤との一戦に乱入してきた剛の強さに驚き誰だと尋ねた際の大丸のセリフ。
「アイツはオレの親友だよ」という言葉に伍代も同意し3人の熱い友情が示されたシーンだが、同時に大丸は剛の修学旅行を台無しにしてしまったことを後悔する。

難波剛「こんな家に生んでもらって迷惑なんだよ!!」

二重生活の真相がバレ、家族に嘘をつき続けたことを叱られた際の剛のセリフ。
剛の「こんな家に生んでもらって迷惑なんだよ!!」という一言で家族との関係は致命的なものになり剛は家出することになる。

難波猛「卒業…できるといいな剛…」

グリとグラとの一戦を終えた剛に対する猛のセリフ。
グリとグラの心無い言葉に心を痛めた剛に、陰から喧嘩を見ていた猛は「卒業…できるといいな剛…」と声をかけた。
不良ではなく一般高校生として卒業したい剛の気持ちを認め、兄弟の確執が無くなった瞬間である。

難波剛「アイツら!!アイツらオレの学校で好き勝手やってんだよ!!」

マッドマウスを吸収したIRBが白百合を襲撃し剛が応戦する中、騒ぎに乗じて逃げるようにと促す鉄に向けた剛のセリフ。
その場で逃げれば正体がバレないにも関わらず、剛は「アイツら!!アイツらオレの学校で好き勝手やってんだよ!!」とIRBやグリとグラへの怒りを露わにし留まることを選んだ。
愛する白百合を護るために逃げ出さない剛の男気が伝わるシーン。

藤田深雪「今までもこれからもずーっとアタシたち難波君のこと大好きだから…」

白百合を退学になり自暴自棄になっていた剛を救った深雪のセリフ。
深雪の涙ながらの「今までもこれからもずーっとアタシたち難波君のこと大好きだから…」という言葉で正気を取り戻した剛は秋田会との関わりを絶つ決意を固める。

長谷川「あなたのやっていることを私は教育とは絶対に認めません!」

長谷川が桐山を追究し、剛が長谷川を盾にされ退学に追い込まれたことを知った際のセリフ。
長谷川の「あなたのやっていることを私は教育とは絶対に認めません!」という教育者としての重い言葉に桐山は返す言葉が無かった。

伍代直樹「友達を人殺しにしたくないんです!!」

猛の敵討ちに燃える剛を止めるべく、剛の居場所を知る梶原に伍代が土下座しながら発したセリフ。
プライドの高い伍代が親友である剛を救うためにヤクザである梶原に土下座しながら「友達を人殺しにしたくないんです!!」と乞う名シーンである。

難波剛&藤田深雪「冗談じゃねーよ!!」

猛の復帰祝いの場で、猛から冗談交じりに剛と深雪も早く子供を作って猛の子供とともに全国制覇させようという提案に対する2人のセリフ。
作中の最終話のセリフであり、2人の「冗談じゃねーよ!!」という叫び声で物語は大団円を迎えた。

『ナンバMG5(ナンバデッドエンド)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

2022年にフジテレビにてドラマ化

2022年4月13日から6月22日にフジテレビ系列で『ナンバMG5』と『ナンバデッドエンド』を原作とした『ナンバMG5』の名義でドラマ化がされている。
2022年6月29日から特別編として「全開バリバリでアリガト」編が放送され、ドラマ版ナンバMG5最終回のその後が描かれた。
難波剛役は間宮祥太郎、難波猛役は満島真之介が務めている。

フジテレビ系「木曜劇場」枠の『やんごとなき一族』に松が出演

2022年にフジテレビで放送された『やんごとなき一族』に難波家の飼い犬である松役の豆三郎が出演を果たした。
作中での役名は難波松である。

2022年のドラマ化を記念して『ナンバステイゴールド-ナンバMG5特別編-』の連載が決定

フジテレビによるドラマ化を記念して週刊少年チャンピオンの2022年22・23合併号から26号まで4話に渡って『ナンバステイゴールド-ナンバMG5特別編-』が短期集中連載された。
難波剛が白百合高校に通い始めてから1年半後を描いた作品となっている。

『ナンバMG5(ナンバデッドエンド)』の主題歌・挿入歌

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