バンドやろうぜ!(バンやろ)のネタバレ解説・考察まとめ

『バンドやろうぜ!』(略称『バンやろ』)とは、アニメ制作会社のアニプレックスと音楽会社のソニー・ミュージックエンタテインメントによって作られたiOSとAndroid向けのリズムゲームである。テーマは「青春」×「バンド」。「デュエル・ギグ」と呼ばれる対戦型のライブが主流となった時代で、メインとなる4バンドの成長と活躍を描く。ゲーム以外にもリアルライブなどを行っており、配信終了後もグッズ販売や他ソシャゲとのコラボ等精力的な活動を続けている。

CV:石谷春貴
BLASTのドラム。使っているドラムはPearll(VISION VML)である。好きなバンドはレッド・ツェッペリン、エアロスミス、MR. BIG、LOUDNESSで、好物はラーメン。他メンバー同様に緋ノ山第一高校に通っており、学年は1年生とBLAST最年少メンバーにあたる。
厳つい顔つきが特徴の少年だが、本人は見た目の怖さで周囲を怖がらせてしまう事に頭を悩ませている模様。BLASTに入る前は、その見た目で怖がられたせいでなかなか所属できるバンドが見つからなかったという。なお、ドラマーとしては自他共厳しい宗介が認める程の腕前を持つ。
BLAST最年少メンバーではあるが、年上組が問題を起こす可能性がある人物である為、バンド内では必然的にツッコミ役に回る事が多い。しかし、先輩達が起こす問題に都度反応を返す真面目な性格が災いしてか、それを逆手にいじられてしまう事もままある。
両親が行方不明で、バンド好きであった彼らを探す為にドラムを始めたという経緯を持つ。

OSIRIS(オシリス)

OSIRISのキービジュアル。左から順にレイ、京、真琴、進。

幼馴染であったギターのレイ・セファートとドラムの小金井進が結成したバンド。後にボーカルの高良京とベースの来栖真琴が加わり、正式に4人での活動を開始する。メジャーデビューを目指し活動していたが、実際にデビューする直前で京が歌えなくなる事態が発生。これがきっかけとなり、メジャーへの道は頓挫し、以降はインディーズバンドとして活動を続けている。
クールな曲調と、抒情詩的な歌詞の内容が特徴の楽曲が多い。演奏を開始する前は、ほぼ必ず京のポエミーな前口上から始まる特徴もある。いろいろな口上があるが、「極彩色の魂を鳴り響かせよう」という決めセリフがよく使われる。
また、メインである4バンドの内、唯一メンバー全員が成人しているバンドでもある。

高良 京(たから きょう)

CV:小林正典
OSIRISのボーカル。使っているマイクはAUDIX OM5である。好きなバンドはBOØWY・SIAM SHADE・MOON CHILDで、好物はアールグレイ。OSIRISでのバンド活動以外に、楽器店でバイト店員として働いている。
OSIRISのシナリオの主人公格にあたるキャラクターだが、本人は喋る事が苦手な為、無口で自己主張の薄い主人公らしさの薄い人物となっている。しかし、あくまでも喋る事が苦手なだけで胸の内には様々な思いを秘めており、特に音楽に対する情熱はOSIRISの中でも人一倍ある。このような性格の為、作中では基本的に思案中の吹き出しでセリフを喋る事が多い。心の中のみで喋っているという設定だが、なぜかBLASTのボーカル・東雲大和にはそれが見えているらしく、度々心の中で喋ってる事に反応されて驚かされている。
なお、「歌になら自分の思いを素直に込められる」と考えも持ち合わせており、そのせいか一度ライブでステージにあがると、普段は言わないようなポエミーなセリフを口にする事が多くなる。京本人は「自分が思っている事をそのまま言っただけ」という感覚の為、ポエムを言っているつもりはない。だが、その事情を知らない他のOSIRISメンバーや第三者からは、「かっこいいポエム」「演奏を盛り上げるための口上」といった捉え方をされてしまっている。

レイ・セファート

CV:花江夏樹
OSIRISのギター。使っているギターはP.R.S Custom24である。好きなバンドはLUNA SEA、DIR EN GREY、Linkin Parkで、好物はだし茶漬け。両親はイギリス人だが、レイ自身は日本で生まれ育ってきた。その為、見た目は外国人だが英語はあまり得意ではない。OSIRISを結成した発起人でもある。
明るい性格の青年で、各々の事情からギスギスしやすくなるOSIRISのムードメーカー的役割を担う。しかし、レイ自身がメジャーデビューに異様に拘っている側面がある為、この部分が原因でメンバー同士の衝突が発生する事も多い。なお。メジャーデビューに固執しているのは、亡くなった幼馴染との約束が理由。一見すると軟派な雰囲気があるも、プロになる事を豪語するだけあって音楽に対しては自他共厳しく、OSIRISメンバー相手にも容赦なく厳しい課題を突きつけている。とはいえOSIRISメンバーの事は信頼している模様。作中では「メジャーデビューの為にメンバーを切り捨てる必要があるかもしれない」と考える反面で、「そんな事はしたくない」と悩む仲間思いな面も見せていた。

来栖 真琴(くるす まこと)

CV:内田雄馬
OSIRISのベース。使っているベースはESP(FOREST-STD)である。好きなバンドはU2・OASIS・Yes・SANTANA・EUROPEで、好物はコーヒー。現役医大生として学業に勤しむ傍らで、OSIRISでの活動を行う。
OSIRIS内最年少メンバーであるが、バンド内では1番落ち着きがあるクールな青年キャラクターとなっている。作中では個性豊かなOSIRISメンバーに振り回される事も多く、苦労が耐えない。リアリストな側面があるらしく、メジャーデビューに固執するレイを「現実的に見て難しい」とよく諌めている。自分の将来を考えてか、OSIRISでの活動自体も「学生時代の趣味」と捉えて活動している模様。しかし、メジャーデビューする事自体は否定的には捉えておらず、「活動を続けた結果にメジャーデビューがあるなら、しても全然かまわない」と考えている。

小金井 進(こがねい しん)

CV:梅原裕一郎
OSIRISのドラム。使っているドラムはTAMA(STAR CLASSIC MAPLE)である。好きなバンドはBUCK-TICK、D'ERLANGER、ZI:KILL、GUNS'N ROSESで、好物はハチビキの刺し身。実家が魚屋のため、バンド活動以外に実家の店の手伝いをしている。築地で魚をさばいたり、実際に釣りに出たりする事もある模様。ギターのレイとは幼馴染同士であり、OSIRIS結成当初のメンバーでもある。
面倒見のいい兄貴肌の青年キャラクター。レイとOSIRISを結成したのも、この性格が高じてバンドをやりたがっていたレイを助ける為となっている。バンド内では個性豊かで暴走しやすいメンバーをまとめる役割も担う。しかし、彼自身も天然でやらかす事が多い為、問題を起こす側の1人となる場合もある。
幼い頃から魚に囲まれて育ったせいか、様々な物事を魚に例える癖がある。ドラムの叩き方も「たたきを作るように」しているという。なお、その実家である魚屋にはバンド・Cure2Tronのドラマーであるミントが来る事も多い。ミントからは「おっちゃん」と呼ばれている。

Fairy April(フェアリーエイプリル)

Fairy Aprilのキービジュアル。左から順に吉宗、葵陽、美郷、一真。

大手総合プロダクション「ビー・トラップ」に所属していたバンド。通称は「フェアエプ」である。幼馴染であったボーカルの鳳葵陽、ベースの徳田吉宗、ドラムの藤堂美郷、ギターの川野春翔(かわの はると)の4人で結成された。後に春翔が脱退し、そこに所属事務所からの紹介で七瀬一真が新たに加入。フェアエプのメインシナリオは、この一真が加入した後の時間軸から話が始まる。
ライブパフォーマンスの高さと個性的な楽曲を多く持つ。「Fairy……GO!」という掛け声が存在しており、ライブ開始前には必ず述べる。そのほかにも作中の随所随所で使われており、真剣なシーンからおふざけシーンまで、あらゆるシーンで乱用されたことでもファンの間では有名。
マスコットキャラクターに、「アリエス」という名のひつじのぬいぐるみがいる。

鳳 葵陽(おおとり あさひ)

CV:蒼井翔太
フェアエプのボーカル。使っているマイクはSENNHEISER e945である。好きなバンドはアンティック-珈琲店-・NICO Touches the Walls・flumpool・REBECCAで、好物は焼肉。フェアエプのベース・吉宗とドラム・美郷とは幼馴染にあたる。
フェアエプのバンマスを担う少年。しかし、のんびりとした性格のためバンマスである自覚が薄く、作中ではその事が原因で問題を起こしてしまう。自分の欠けている部分に気づいてからは、リーダーとしてどんどん成長していき、バンド活動で悩んでいるメンバー達を支え引っ張っていくまでの人物となる。ファンや自分達のライブを見に来てくれる人達に「夢を見せたい」という気持ちから、作中ではパフォーマンスに力を入れたライブを心がけていた。
また、好物が焼肉である事にくわえ、趣味で定期的にランニングしている事も明かされており、線の細さや押しの弱さからは考えられないほどに男らしい好物と趣味を持つ人物ともなっている。

七瀬 一真(ななせ かずま)

1215chika
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