若月佑美（乃木坂46）の名言・迷言・発言まとめ

若月佑美（わかつきゆみ）の概要

若月佑美は日本のアイドルグループ「乃木坂46」の第1期メンバー。
3枚目のシングル『走れ！Bicycle』で初の選抜入り。7枚目のシングル『バレッタ』で初の福神入りを果している。
選抜入り以降は卒業シングルである22枚目シングル『帰り道は遠回りしたくなる』まで選抜落ちは経験しなかった。
生真面目な性格であり、他のメンバーからはそんな性格をいじられることも多かった。また男前キャラでもあり、乃木坂46初代キャプテンの桜井玲香との同性愛疑惑（？）でもいじられることが多かった。他にも「箸くん」や「ロボットダンス」など数々のキャラクターを生み出した。
2018年11月30日、乃木坂46を卒業。卒業後は女優として活動している。

オーディションについて

「乃木坂のオーディションは親に言わずに書類を送ったんですよ」

私、このオーディションを受けるちょっと前に進路で迷って学校に行かなくなってたんですよ。やりたいこともないし、将来どうしたいもこうしたいもないし、いろいろ考えすぎて「なんで勉強してるんだろう？」ってところまでたどり着いちゃって。それで「人生一度きりだし、自分のちっちゃい頃の夢を追いかけてみよう」って思い始めて、たまたまインターネットで見つけた乃木坂46のオーディションに応募したんです。
乃木坂のオーディションは親に言わずに書類を送ったんですよ。それで二次審査の会場が名古屋で、どうしても言わなきゃなと思って伝えたら、お母さんが「そうなんだ。じゃあ私も会社休んで行くよ」って一緒に行ってくれることになって。お父さんもお母さんから聞いて「じゃあ父さんが2人分の旅費を出すから行っといで」と言ってくれたんです。うれしかったですね。そこからは2人ともずっと応援してくれてます。
（2013年4月8日『音楽ナタリー』）

自身の進路に迷って袋小路に入り込んでしまうあたり、生真面目で有名な若月らしいエピソードに思える。そして両親からの愛情と理解に恵まれているあたりも、彼女の言動に影響を与えているようにも感じられる。

自分自身について

「当時はそれがコンプレックスでした」

乃木坂46の時から、ステージ上での大きなリアクションをバラエティ番組などの映像でもやってしまっていて、「リアクションがオーバー」「顔芸」と言われることが多かったのですが、当時はそれがコンプレックスでした。「笑いをとろう」と思ってやっているわけではないことで笑われてしまうのが、すごく苦しかったんです。でも今は、舞台ではリアクションがオーバーなくらいが良いと言われるので、私がコンプレックスに思っていた部分が活かせて、認めてくれる人がいて、自分が「笑わせたい」と思って笑わせられることを知りました。
（2019年7月20日『モデルプレス』）

若月のオーバーリアクションはメンバー、ファンともに有名であり、バラエティ番組でも時々いじられるネタにもなっていたが、彼女本人がコンプレックスに思っていたというのは、あまり知られていない事柄の様に思える。それが後の芝居の仕事に繋がってくるあたり、彼女の人徳のなせる業でもあるのだろう。

乃木坂46について

「裏の支えになれたらいいなと思ってます」

裏の支えになれたらいいなと思ってます。どうしてもキャプテンとかスタッフの方に言えないっていう子の話をどんどん聞きたいなと思っていて。例えば何か困っていることがあったら話を聞いて、それをもっとも適した人に伝える手助けをしてあげたい。小さなことでいいんで、ちょっとでも頼られる人間になりたいです。
（2013年4月8日『音楽ナタリー』）

「わたしがわたしが！」と前に出て来るのではなく、「裏の支えになれたら」と発言するあたりが、いかにも若月らしいと思われる。そういう彼女の人柄の良さが認められ、選抜の常連となったのであろう。

「空気感が最高だなって楽屋に行くたびに思っていました」

私は女子校出身なので、女の子しかいないっていう空間は変わらないんですけど、乃木坂46はなんでこんなにいい人たちばかりの集まりなんだろうって本当に思います。喧嘩したこともないですし、それぞれがいい感じにひとりの時間を持つタイプが多かったので、そういうところでもいいバランスが取れていましたし、空気感が最高だなって楽屋に行くたびに思っていました。一致団結もすぐにできるというか、コメントを求められたときも、じゃあここはみんなで言おう、ここは誰々が言おう、とかほぼ相談なしでアイコンタクトだけですぐに決まるんです。そういうところもいいグループだったなって思います。
（2018年11月9日『モデルプレス』）

卒業を間近に控えた時期で、改めて自身が参加していた乃木坂46というグループを見つめ直しての発言。彼女の目に映った乃木坂46は彼女の人柄を反映したような存在だったことが伺える。

「『ちゃんと私も乃木坂46として活動できていたんだな』とホッとしました」

AKB48グループさんや、乃木坂46、欅坂46ちゃん、日向坂46ちゃんなどと、グループの色というのはちゃんと違ったんだなと改めて思いました。例えば周りの方から「AKB48さんは明るくてキラキラしているけど、乃木坂46さんは落ち着いた感じですね」と言われた時に、自分たちではあまりわからなかったのですが、一歩離れてテレビ番組などで見ると、それぞれのグループの色が出ていることがよく分かりました。
AKB48グループさんが既にご活躍している中で乃木坂46ができたので、当時は「私たちらしさは何だろう？」「アイドル戦国時代の中で個性を出していくにはどうすれば良いんだろう？」と特に1期生は悩んでいたことが多かったように思います。それから8年経って、後輩にもちゃんと受け継げるくらいの色の濃さになっているということに気づけて、「ちゃんと私も乃木坂46として活動できていたんだな」とホッとしました。
（2019年7月21日『モデルプレス』）

若月が乃木坂46から卒業したのは2018年11月30日。上の記事はそれから約8ヵ月後に掲載されている。上でも「一歩離れて」と触れられているように、外に出て初めて気が付くグループの姿もあるのだろう。「ちゃんと私も乃木坂46として活動できていたんだな」という発言は嘘偽りのない彼女なりの自負だと受け取れる。

選抜について

「選抜に入ったからには恩返しできるように頑張りたいと思います」

私がこうして入れてもらえたのは自分の実力とか努力とかそんなんじゃなくて、本当に何回も何回も握手会に来てくださる皆さんとか、ファンの皆さんが私のことを支えてくれて応援してくれて皆さんのおかげで入れたと思っています。今まで皆さんに何も返せていなかったので、これからは一生懸命選抜に入ったからには恩返しできるように頑張りたいと思います。
（2012年6月18日『乃木坂って、どこ？』）

『乃木坂って、どこ？』第37回放送「乃木坂46 サードシングル選抜メンバー大発表！！」の中で発せられた言葉。
まずフォーメーションが示され、次いで選抜メンバーの名前を発表、そのメンバーのフォーメーションでのポジションを発表する、という形式が取られた。選抜メンバーの名前はテレビ東京アナウンサーの白石小百合によって読みあげられた。ちなみに最初に名前を呼ばれたのは西野七瀬で、このシングルで初の七福神入りを果たしている。また、このシングルから桜井玲香が正式なキャプテンに就任している。
若月はこの3枚目のシングル『走れ！Bicycle』で初の選抜入りを果し、22枚目の卒業シングルである『帰り道は遠回りしたくなる』まで選抜落ちをすることはなかった。

「握手会でたくさんの言葉をかけて頂いたので」

みなさんにこの前握手会でたくさんの言葉をかけて頂いたので、それに応えられるように頑張っていきます。よろしくお願いします。
（2012年10月8日『乃木坂って、どこ？』）

『乃木坂って、どこ？』第53回放送「乃木坂46 4thシングル選抜メンバー大発表！！」の中で発せられた言葉。
この回もまずフォーメーションが発表され、「七福神」が「八福神」へと人数が増えることとなった。発表順は3列目からで、サードシングル選抜メンバー発表時と同じく、テレビ東京アナウンサーの白石小百合によって読みあげられた。このシングルで秋元真夏がいきなり福神に選ばれ、西野七瀬が福神から落選、2人の間に確執が生まれた回でもあった。