里見☆八犬伝(REBOOT)のネタバレ解説・考察まとめ

『里見☆八犬伝』とは『月刊少年ガンガン』にて連載された、よしむらなつきによる和風ファンタジー漫画作品。エニックスお家騒動により打ち切りという形で連載が終了したが、後に電子雑誌『近代漫画』にて『里見☆八犬伝REBOOT』がセルフリメイクとして連載された。室町時代の南総を舞台に、男として育てられた少女・犬塚信乃が父親から託された破邪の剣・村雨を持って妖怪退治の旅に出る。体に文字の痣を持つという犬士を仲間にし、妖鬼王・玉梓を倒して国を救おうとする物語である。

南総の国を守る為に伏姫から特別な力を授かった8人の勇者。
全員が体の一部に文字の痣を持っている他、苗字に必ず「犬」がある。伏姫の加護と啓示を受け、生まれた時から並外れた神通力と玉梓と戦う運命を背負っている。
REBOOTでは玉梓が殺した8頭の大蛇の亡骸から生まれた8匹の子犬であった。伏姫の中身が玉梓だと知らない人間達が強い信仰心を伏姫に捧げたことで、8匹の犬は人間へと転生し八犬士が誕生した。八犬士達はその真実を知らなかった為、玉梓を悪の根源で倒すべき相手として行動していた。

妖怪

人里から離れた山奥などに棲む人間ならざる者の総称。
玉梓を女王とし、多くの妖怪は人間の血肉を食料として生きている。人型に近い鬼や動物のような姿をしたものまで種類や生活様式は千差万別。
REBOOTでは玉梓が死んだ人間を妖怪する蘇生させる術を使って兵士を集めていた。

烏天狗(からすてんぐ)

人間によく似た姿で背中には黒い翼が生えている妖怪。飛ぶことができ、集団で人を襲う。
REBOOTでは死んだ人間の生まれ変わりであることが判明する。

村雨(むらさめ)

破邪の剣として犬塚家が代々守ってきた大剣。
玉梓をはじめとする妖怪に対抗しうる最後の希望とされる武器である。伏姫の霊力が込められている為、妖怪が触れると大きなダメージを負うことになる。持ち主は本来信乃であるが、妖怪軍に盗まれたり仲間が勝手に持ち出したりすることがあり、信乃の手元にないことも多い。
REBOOTでは全ての次元で玉梓を倒す為の鍵として使用される。

施設

結城城(ゆうきじょう)

信乃とその父・番作が仕えている城。
城主は登場しない為不明。
先祖代々村雨を宝をとして守る役目を持っていたが船虫率いる妖怪軍に攻め落とされる。

古賀城(こがじょう)

REBOOTで現八が仕えている城。
城主は幼くして殿となった足利成氏。
成氏が船虫を優秀な摂政として傍らにおくように妖術をかけられていた為、罪のない多くの町民が謀反の罪で捕まっていた。

練馬城(ねりまじょう)

REBOOTで道節の父・道策が仕えていた城。
城主は登場しない為不明。
武蔵国一帯を治めていたとされるが、網乾が妖怪となり滅ぼした。

石浜城(いしはまじょう)

毛野が仕えている城。
城主は登場しない為不明。
馬加が城を占拠して根城にしていた。

稲村城(いなむらじょう)

里見義道が城主を務める城。
玉梓の居城に最も近い為、妖怪が頻繁に襲撃にやってくる。
妖怪に対抗すべく城の地下には武器の開発をする実験室が完備されている。

宿屋まいたけ

小文吾が妹の沼藺と共に経営していた宿屋。
REBOOTでは「古那屋」という名前に変更された。

古那屋(こなや)

REBOOTで沼藺が経営している宿屋。
店主だった夫が亡くなった為、女将であった沼藺が店主となり、兄の小文吾に協力してもらいながら切り盛りしている。

庚申山(こうしんやま)

大角の自宅兼修行場がある山。
妖怪が棲むと言われている為、あまり人間が立ち入らない。

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