キミとだけは恋に堕ちない(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『キミとだけは恋に堕ちない』とは、酒井まゆにより『りぼん』で連載された少女漫画である。シスコンの兄2人と暮らす箱入り娘の主人公が、初めてできた恋人と血の繋がらない次男との間で心を揺らす姿が描かれている。過保護な兄2人の影響で、今まで彼氏を作れなかった主人公すばるは、高校に入って恋人ができる。すばると血の繋がらない次男の航は、兄妹とは別の感情を妹に抱いていた。兄と恋人、妹の複雑な愛が絡み合う、今までにないような波乱を呼ぶラブストーリー。

航のことが好きな早坂光は、彼に気にかけてもらっているすばるのことが気に入らなかった。航が彼女を作らないのは、すばるが航に構うからだと考える。そこで、すばるの方から航と距離を取れば、航も心配しないだろうと思う。そこで早坂は、遠回しに「すばるちゃんが心配かけるから、星崎も彼女作れなかったんじゃないの?」とすばるに言う。航と付き合いたい、と思った早坂が取った強引な行動に、彼女の裏の顔が見える場面だ。

航「バイバイ」

すばるに対して、永遠の別れのように「バイバイ」と言う航。

すばると航は血が繋がっていない兄妹、ということが学校中に知れ渡ると、航は「もう、すばると一緒に住むことはできない」と考えた。自分で新しく住める部屋を見つけるまでは、新のマンションに住むことになる。中学校3年間はバスケ部に入っていたが、高校に入ってからはずっとアルバイトをしてお金を貯めていた。それは、いずれは星崎家の家を出て行く覚悟があったからだ。すばると一緒に暮らすのも長くないと思った航は、悲しそうな表情ですばるに「バイバイ」と別れを告げるのだった。

『キミとだけは恋に堕ちない』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

入学式当日に金髪に染めた新

1週間ぶりに学校に来た新は、廊下ですれ違った友人に停学処分をくらった理由を笑いながら話す。

新は高校入学式当日、目立ちたいと思って金髪に染めて学校に行く。しかし、門の手前で先生から注意されて学校から追い出される。その後、学校から1週間の停学処分を受けて学校に顔を出していなかった。親は学校から呼び出され、大騒ぎになる。新のアホな一面が出た場面である。

高校に入ってもお小遣い制のすばる

兄2人から過剰に心配をされるすばるは、高校にあがってもアルバイトを許してもらえなかった。自分で使えるお小遣いは限られており、金額は航が決める。すばるが航の言うことを聞かなかった時はお小遣いを減らされて、何かペナルティを受けるというルールが星崎家にはある。

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