キミとだけは恋に堕ちない(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『キミとだけは恋に堕ちない』とは、酒井まゆにより『りぼん』で連載された少女漫画である。シスコンの兄2人と暮らす箱入り娘の主人公が、初めてできた恋人と血の繋がらない次男との間で心を揺らす姿が描かれている。過保護な兄2人の影響で、今まで彼氏を作れなかった主人公すばるは、高校に入って恋人ができる。すばると血の繋がらない次男の航は、兄妹とは別の感情を妹に抱いていた。兄と恋人、妹の複雑な愛が絡み合う、今までにないような波乱を呼ぶラブストーリー。

『キミとだけは恋に堕ちない』の概要

『キミとだけは恋に堕ちない』とは、酒井まゆにより『りぼん』の2015年11月号から2017年7月号で連載された少女漫画である。作者酒井まゆは、小花美穂のアシスタントを経て、2000年の『りぼんオリジナル』(集英社)に掲載された「プライマル・オレンジ」で漫画家デビューし、第371回りぼんNEW漫画スクール佳作や第76回SB賞佳作を受賞している。本作は『りぼん』連載8作目となる。

シスコンの兄2人と暮らす箱入り娘の主人公が、初めてできた恋人と血の繋がらない次男との間で心を揺らす姿が描かれる、学園ラブストーリー。設定は王道のラブコメディーながら、読者からは「伏線回収が楽しみ」や「ハラハラドキドキする展開が面白い」などの評価を受けている。
過保護な兄2人の影響で、今まで彼氏を作れなかった主人公すばるは、高校に入って初めての彼氏ができる。すばると血の繋がらない次男の航は、兄妹とは別の感情を妹すばるに抱いていた。兄と恋人、妹の複雑な愛が絡み合う、今までにない波乱を呼ぶラブストーリーが描かれる。

『キミとだけは恋に堕ちない』のあらすじ・ストーリー

兄2人に恋愛を邪魔されるすばる

主人公のすばるを強引に誘う吉田新

主人公の星崎すばる(ほしざき すばる)は、英集高校に入学して彼氏を作り素敵な学生ライフを送ることに憧れを抱いていた。しかし、そんな期待は兄の星崎透(ほしざき とおる)と星崎航(ほしざき わたる)によって打ち砕かれる。兄2人に登下校で一緒に付き添われたり、門限は6時30分までと厳しく制限されるなど、あまり自由に過ごせなかった。

すばるは放課後「繁華街でカラオケに行こう」とクラスメイトたちに誘われ、兄の航に「夜8時までやる」と伝えるが、きっぱり「だめだ」と反対される。すばるはめげずに説得しようとするが、分かってもらえなかった。そんな時、落ち込んでいるすばるを見たクラスメイトの吉田新(よしだ あらた)が「行きたいなら行こうよ」と半ば強引に、彼女をカラオケに連れていく。

すばるは最初、自分の思うままに行動する新のことを「私の人生とは交わらなそうなタイプ」と考えていた。しかし、カラオケで遊んだことをきっかけに、一気に新と距離が縮まる。

兄からの束縛なしにカラオケを楽しめたすばるは、友達とはしゃげて満足だった。帰りは気になっている男子生徒の佐倉に送ってもらうことになり、佐倉の方から告白された。すばるが返事に困っていると、突然知らない男2人にナンパをされる。ガラの悪そうな2人だったため、怯えた佐倉はすばるを置いてその場から逃げ出してしまう。すばるは置いていかれたことにショックを受け、その場から動けなくなる。その時、突然新が現れてナンパしてきた男2人に横からけりを入れた。新はカラオケで遊んだ部屋にすばるが携帯を置いて行ったことに気づき、追いかけてきたのだった。助けてもらったその日から、すばるは新のことが気になってしまう。

新の元カノと思われる璃奈に会ってショックを受けるすばる

クラスメイトと夜8時までカラオケで遊んだすばるは、兄の透と航に怒られてしまう。新は、怒られて落ち込んでいるすばるを見て「夜がダメなら昼間に遊びに行こう」と提案し、すばるは他のクラスメイトと一緒に学校帰りに寄り道をして遊ぶことになる。

みんなで町を歩いている時に、1人の女子高生が「笹本!」と言いながら新たに抱きつく。新の苗字は吉田なのに、すばると他のクラスメイトは別の名前を呼んだ彼女を見て「新の彼女?」と驚く。しかし新も「璃奈」とその女子高生のことを呼んでいた。

新の親は小学生の時に離婚したため、母親について来た新の苗字は吉田に変わっていた。璃奈は新が転校する前に通っていた学校の同級生だった。2人は両想いだったが、新は璃奈に思いを伝えないまま、別の学校に転校していた。璃奈はまだ新のことが好きだったが、新は璃奈には恋愛感情はなかった。

すばるが2人の関係を疑っていると、璃奈が急に新の腕を引っ張りその場から消えてしまったので、その夜すばるはモヤモヤして眠れなかった。

すばるは「明日、新から何か聞けるかもしれない」と思うが、次の日新は熱を出して学校を休む。新から璃奈との関係について、もっと聞きたかったが何も知れないままだった。学校が終わってすばるが1人で帰る時、校門で璃奈が立っていた。彼女はすばるを止めて、彼がどこにいるか聞くが、すばるは「吉田、今日は熱で欠席だよ」と伝えた。すると璃奈は彼に会うことを目的に、お見舞いに行くことを提案して、すばるを連れて新の家に行く。

新が寝ている間に、璃奈が「私、小学生の時に新たに告白されたんだ」とすばるに話し、新が高校で色んな女子に手を出していることを知っていたすばるは「新はやっぱり女の子と遊びたいだけなんだ」とショックを受ける。

すばると新が両想い

熱を出し学校を休んでいた新は、翌日元気に登校してくる。その日、すばるに「話がある」とメールで伝える。すばるが放課後、話の内容を気にしながら新を校門で待っていた時、再び璃奈が現れる。璃奈は突然、すばるに「もしかして、笹本と付き合ってるの?」と聞く。すばるは否定をするが「でも、笹本のこと好きだよね?」と璃奈に聞かれたすばるは、自分の本当の気持ちを見透かされていたのだった。すばるの気持ちを知った璃奈は、すばるに「笹本を好きなこと、今なら止められるんじゃない?出会ってまだ3か月くらいなんでしょ?私は4年間も好きだったんだよ」と過去の思いを伝えた。璃奈は、新と本気で付き合いたくて学校まで来ていたのだ。

新と本気で付き合いたいと思って学校まで追いかけてきた璃奈は、新の女遊びの性格を直せると思っていた。自分が新と付き合って、一途に人を好きになる彼に戻したかったのだ。すばるは璃奈も新のことを好きだと知ったが、簡単に身を引くことはできず、言い合いになる。新のことを諦めてくれないすばるに怒った璃奈は、すばるを叩こうとするが、その時新が現れた。璃奈は新に「昔はそんなにチャラチャラしてなかったじゃん!絶対に私が昔みたいに戻してあげるから!」と強引に手を引く。けれど、新はすでに璃奈を好きではなかった。

彼は璃奈に「俺、たぶんお前の期待には応えられない。前みたいに戻らなかったら、別に好きじゃないってことでしょ?」と話す。図星だった璃奈は何も言えず「もーいいよ笹本なんか!」と言ってその場を去ろうとする。新は彼女に謝ることしかできなかったが、2人は友達に戻ることになる。

新は璃奈との区切りをつけたことで、すばるに告白する準備ができた。彼はちゃんと「付き合ってください」と言ったことがなかったため緊張していた。新が恥ずかしがりながらも「俺と付き合ってください」とストレートに告白してくれたことが、すばるは嬉しかった。両想いになった2人は付き合うことになる。

血の繋がっていないすばると航

晴れて付き合うことになったすばると新。夏休みにどこへ遊びに行くかワクワクする2人だったが、新は夏休み前のテストで成績が悪かったため追試を受けることになる。一時は退学の話まで浮上しピンチだった。先生に追試を宣告されている新を横目に見ていた航は、新に気づかれ助けを求められる。その様子を見た先生が「星崎に勉強教えてもらえ」と言われる。こうして4日後の追試に向けて新の朝から夜までの猛勉強が始まる。

新が猛勉強した末、何とか追試の合格に必要な点数を取ることができた。それを聞いたすばるは喜び、夏休みに2人で遊ぶ計画を立てる。本当は2人で出かける予定だったが、星崎家で毎年恒例の祖母の家に帰省をし、家を留守にするため、家に入れない期間があった。少しでも新と夏休みを一緒に過ごしたかったすばるは、新も祖母の家に誘う。人懐っこい新はすばるのおばあちゃんや、いとこの山代夏希(やましろ なつき:通称なっちゃん)とすぐに仲良くなれる。

新はすばるの祖母や、従妹と話せて楽しかったが、親戚ぐるみの仲に入りづらい時もあった。すばると2人きりになれる時間が意外となく、残念がる。そんな新の様子を気にしていたなっちゃんは「2人で盆踊りに行ってみたら?」と提案する。自分も航と2人になれる時間が欲しかったので「すばるちゃんと2人っきりにしてあげるから、私も航君と2人きりになれるように協力して?」と新に持ちかけ、協力してもらう代わりにすばるの幼い頃のアルバムを見せてきた。

新は可愛いすばるの写真を見れて嬉しかったが、見ているうちにあることに気づく。それは、航だけ赤ちゃんの頃の写真がなく、幼稚園児からアルバム写真が始まっていたことだ。理由を彼女に聞いたところ、「知らなかったの?あの2人、血が繋がってないんだよ」と伝えられる。

幼児期に親から虐待を受けていた航を、すばるの母親が養子として引き取った。それは、家族の中ですばるにだけ伝えられていないことだった。新は時々、航がすばるのことを妹ではなく彼女のように愛おしそうな顔で見つめている気がしていた。その疑念は確信へと変わった。

初めて彼女を作る航

航とすばるが本当の兄妹でないことを知った新は、すばると航の仲を気にするようになる。すばるに過保護なのは、妹としてではなく1人の女の子として恋愛感情があったのではないかと考えた。

新が、すばるに対する航の感情に疑念を持ち始めた頃、航は学校で美人と有名な早坂光(はやさか ひかり)と付き合う。一緒に文化祭実行委員を務めたことがきっかけで仲が良くなる。早坂が航に告白したことがきっかけという噂が流れたが、航は以前から「彼女を作ることには興味がない」と周囲に言っていたため、学校中の生徒が驚いた。新は航に対し、どうして早坂と付き合ったのか聞いたが「喜んどけよ。シスコン卒業してやるっつってんだから」とはぐらかされてしまう。それでも新は「俺、知ってるんだからな。わたるんが、すばるのこと」と、航がすばるに対して恋愛感情を持っていることを問い詰めようとする。新が全て言う前に、航は聞かれることを予測したように「ありえないだろ。すばるは妹なんだから」とその場を去る。それが新には告白することから逃げているように見えた。

光のすばるへ対する嫉妬

早坂が航と付き合いたかった本当の理由は、成績優秀でかっこいい彼と付き合えば自分の株が上がると思ったからだ。航はなんとなく早坂の告白をOKするが、早坂の自分に対する気持ちが薄いことに気づいていたため、恋人らしいことを自分からはしなかった。1ヶ月経ってもキスや手を繋ぐことさえ滅多にしない航に、早坂は苛立っていた。

彼女は屋上で航の過剰なシスコンぶりを友人に話すことで、その苛立ちを発散させていた。その愚痴を、先に屋上にいた新はこっそりと聞いてしまう。その時、早坂は航とすばるのそれぞれに距離を取るよう言っていたことを知る。早坂は「ちょっとつっついたらなんか涙目になってたし」と言い、すばるを傷つけたことには何とも思っていない様子だった。それに対して頭にきた新は、突然早坂の前に姿を出す。彼女は「あんただって、あの2人が離れてくれた方がいーんじゃないの!?」と共感を求めようとする。しかし新は全く共感なんてせず、むしろ妹のすばるのことを第一に思う航のことを尊敬していた。「あんたみたいなのにわたるん渡したくねーわ」と盾をつく。早坂はそれを言われたことでプライドを傷つけられたような気がする。

それでも、早坂は航が自分のことを好きになってくれる可能性を感じていた。しかしある日、航から「いつまでこんなこと続けるの?」と聞かれてしまう。早坂はこの日、航が自分のことは好きでないことを改めて実感させられる。そして2人で話している時に教室まできた、新が「今日、わたるんの誕生日会しようよ」と誘ってきた。新はすばるから航がその日、誕生日であることを聞かされていた。早坂は自分は航の彼女なのに、誕生日さえ知らされていなかったことにショックを受ける。航が自分のことを何とも思っていないことを自覚し、今まで付き合った時間を無駄にしたことを後悔させようとする。

早坂は文化祭の日、寝ているすばるのおでこに、航がこっそりキスをしている様子を写真に収めていた。それをSNSに拡散して「航がすばるのことを妹としてではなく、1人の女の子として好き」ということを学校中にばらす。SNSを見たクラスメイトたちは「気持ち悪くない?だって、兄妹でしょ?」と言い始める。騒ぐクラスメイトに、新は誤解を撤回したくて思わず「気持ち悪くねーよ!!この2人は、血が繋がってねーんだから!」と言ってしまう。その場にすばるがいたが、彼女がショックを受けることよりも航が悪口を言われるのを黙って見ているわけにはいかなかった。クラスメイトには、航が異性としてすばるを好きなことが知られてしまった。

戸惑ったすばるは家に急いで帰り、航の机を漁って何か証拠はないか見つけようとする。すると、航が養子として星崎家に引き取られてきたことを示した書類が出てきた。

航はすばるから少し距離を取ることを考え、しばらくの間新の家に住むことにする。周囲のクラスメイトには、航がすばるのことを異性として好きであることが知られ、学校中に広まった。

すばるにとって航は大切な兄

すばるは、航が自分のことを好きだと知り複雑な気持ちになる。航は過保護で厳しいが、今まで守ってくれた兄のことを異性としてなんて見れなかった。これからどのように航と接していけばいいのか航の部屋で悩んでいると、荷物を取りに航が家に帰ってくる。すばるは航に「どうして私のことを好きになったの?私がお兄ちゃんを1人の男の子として見る、って言ったらどう思う?」と聞いてみる。それを聞いた航は、急にすばるをベッドに押し倒す。航は、すばるにキスをしようとするが、すばるが涙目になったところでやめた。航は「すばるは自分が本当は、誰を好きなのか迷っているのだろう」と感じていた。そして、その気持ちをはっきりさせるため、わざと襲うようなまねをした。すばるはこの時、航を家族の1人としか認識していないことに気づく。

すばるは高校1年生までの十数年間、航が自分を好きな気持ちを押し込んで、一緒に暮らしてきてくれたことに罪悪感を感じていた。そんな時に、自分1人だけ恋愛を楽しんでいることに後ろめたさを感じたすばるは、新からのキスを避けてしまう。これを受けて新は彼女と距離を取るため「俺たち、別れようか?」と切り出す。すばるは新のことが好きなのに、自分の気持ちがはっきりしないことで「航と新の両方を失うかもしれない」と怖くなる。そうなる前に、すばるは自分から2人に話をつける。

すばるは「お兄ちゃんの手は安心するけど、新の手はドキドキするの」と航に伝える。航は側で優しく見守ってくれる兄だが、新はすばるが恋をする特別な相手ということだった。

これを聞いた航は「これからもしっかり頼れる兄として、すばるを支えていこう」と決意を固める。すばるは新に、もう一度告白しようと決める。しかし、すばるが覚悟を決めたタイミングで新から引っ越すかもしれないことを告げられる。新は、マンションを解約した母親から一緒に県外へ引っ越さないかと誘われていた。新が「ちょっと悩んだんだけど」と言いかけると、すばるは「やだ!私、新のことが好き。だから、どこにも行かないで」ともう一度告白する。これを聞いた新は嬉しくなり、2人は仲直りできた。

すばるは航を「血が繋がっていなくても、誰よりも大切で尊敬できる兄」と改めて感じる。そして、新はこれからも一緒にいたいパートナーだと思った。

『キミとだけは恋に堕ちない』の登場人物・キャラクター

星崎家

星崎すばる(ほしざき すばる)

星崎家の長女で、英集高校へ通う1年生。腰まで伸びるゆるふわのロングヘアで、身長148cmと小柄な女の子。実の兄である透と、血の繋がりがない航、2人の兄がいる。

兄の透と航に囲まれて育ってきた。友達と遊びに行きたくても、行動制限をされて怪訝に思うこともある。しかし、2人がいないと寂しいと思う時もありブラコン気味である。中学までは遊びに行く時間、門限も厳しく制限された。だから高校からは彼氏も作って、友達とも遊び学生生活を思いっきり楽しみたいと思っている。

そんなすばるの願いに反して、航は特にすばるが彼氏を作ることには厳しかった。すばるは家にいると、航との喧嘩が絶えない。しかしすばるが落ち込んでいる時に話を聞いてくれたり、意地悪をされたときに守ってくれたのは航だった。そんな彼の存在をすばるも大切に思っている。幼い頃、航がすばるの嫌いなピーマンを目の前で食べるところを見せた時から、すばるがピーマンを食べられるようになった、というエピソードがある。

星崎航(ほしざき わたる)

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