よつばと!の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『よつばと!』は、あずまきよひこによる日本の漫画作品。『月刊コミック電撃大王』にて、2003年3月号から連載している。「いつでも今日が、いちばん楽しい日」というキャッチコピーの通り、主人公の小岩井よつばは無邪気で元気な5歳の女の子。ごく当たり前の日常も幼いよつばにとっては初めての体験と感動ばかりである。そんなよつばに、周囲の大人たちは優しく共感し、時には真摯に叱ることもある。あたたかさが滲む本作には、ほっこりとする名言や、思わずクスリと笑える名シーンが詰まっている。

「ばーちゃんちにいるときはいっつもあさにこのしゃっしゃっておとがきこえてきてすきだった!」

とーちゃんの田舎から、ばーちゃんがやってきた。ばーちゃんはよつばととーちゃんの家の前の掃き掃除をする。よつばたちが引っ越してきてから、一度も家の前の掃き掃除をしたことは無かったので、よつばはばーちゃんの掃除に興味津々である。新聞を毎朝ポストから回収するよつばの仕事だが、新聞購読を辞めるかもしれないので、近々無くなりそうだとばーちゃんに話をする。すると、ばーちゃんから掃き掃除を新しいよつばの仕事にすると良いと言われる。試しに箒で掃く練習をするよつば。すると箒から「しゃっしゃっ」という音がする。よつばはこの音を、ばーちゃんの家に住んでいる頃聞いており、その音が好きだったことを思い出すのであった。

とーちゃん (小岩井葉介)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「あいつは何でも楽しめるからな。よつばは無敵だ」

雷が鳴るほどの大雨が降るある日。よつばは雨の中、傘を差さずに外に飛び出す。小岩井家に来ていた綾瀬風香は、驚いて家の中に入るように声を掛けるが、よつばは意に返さない。大雨に打たれることを楽しんでいた。その様子を見ていたとーちゃんは「あいつは何でも楽しめるからな。よつばは無敵だ」と優しく見守るのだった。

「だから俺はもうだめだ」

とーちゃんは数日、仕事が忙しく、あまり睡眠をとっていなかった。仕事が一段落したとーちゃんは不思議な踊りを踊るほどテンションが上がっていた。とーちゃんは大笑いしながら、よつばと朝ごはんを食べていたが、食後に急激に疲れに襲われる。とーちゃんは「俺はもうだめだ」と宣言し、突然眠りに落ちるのであった。

言いつけを守らなかったよつばにゲンコツをするとーちゃん

よつばは風香に牛乳を届けるため、とーちゃんに無断で、自転車に乗って風香の高校まで行ってしまう。よつばを迎えに来たとーちゃんは、よつばが足に怪我をしているのを目にして、よつばにゲンコツを落とす。風香のために牛乳を届けたため、褒められると思っていたよつばは、なぜゲンコツをされたのか分からない様子だ。とーちゃんは、よつばに「勝手に自転車で出掛けてはいけない」と言い聞かせていた。しかし、約束を破って自転車で出掛けたせいで、よつばは怪我を負ってしまった。よつばの怪我を見たとーちゃんは「どれだけ危険なことをしでかしたのか」を理解させるために、よつばをゲンコツで叱るのだった。

「失敗するのはよつばの仕事だ」

バランスボールで遊んでいたよつばは、誤って皿を割ってしまう。とーちゃんに見つかったよつばは咄嗟に「なんかボールがむこうからとんできて…」と嘘をつく。窓から勝手にバランスボールが入ってきたと良い訳をする。とーちゃんに「大きいバランスボールは窓を通れないのではないか」と聞かれると、「てじなのひとがやった」と答える。よつばはつい先日、嘘をついて怒られたばかりだった。そのことをとーちゃんに指摘されると今度は「うそつきむしのせい」と言う。うそつきむしが勝手によつばに嘘をつかせるから自分は悪くないという言い分だった。
見かねたとーちゃんは深く言及せず、よつばを連れて出掛ける。どこに行くのか教えてくれないとーちゃんに、よつばは徐々に不安が押し寄せてくる。道中、会話はほとんど無かったがとーちゃんは「うそつき虫を退治してもらいに行く」と言い、よつばの不安はさらに強くなる。
連れてこられたのは大きな仁王像があるお寺だった。とーちゃんに「仁王さんにうそつき虫を退治してもらう」と言われたよつばは、「うそつきむしいない!!よつばがうそついた!!」とようやく本当のことを言った。とーちゃんに仁王像の囲いの中に入れられたよつばは、ようやく「ごめんなさい」と謝罪をした。
その後、とーちゃんはよつばに「失敗することは構わないが嘘だけはつくな」と諭す。

ばーちゃんが帰郷し、あらゆる家事が面倒になるとーちゃん

小岩井家に3日間、ばーちゃんがやってきた。ばーちゃんが滞在中の家事は、すべてばーちゃんがこなしてくれたので、ばーちゃんが帰ってからは家事が溜まり放題だった。シンクに洗い物が溜まっているが、やる気が起きないとーちゃんは、床に大の字になりながら「あー洗いものがめんどうくさいなー!!」と叫ぶ。見かねたよつばは一人で食器洗いを始めるが、とーちゃんは相変わらずで、「よつばはえらいなー」と言う。あきれたよつばは「とーちゃんそうゆうのはよつばのきょういくじょうよくないから」ととーちゃんを叱るのだった。

「うきょー!ピザきたー!」

ピザ屋のチラシを見て、よつばはまだ一度もピザを食べたことが無いと、とーちゃんに話をする。それを聞いたとーちゃんは、お昼ご飯にピザをデリバリーすることにした。
パソコンでピザを注文をして、配達を待っている間、よつばは終始そわそわしていた。数分おきに「ぴざまだー?」「まいごになってるかも!」と落ち着かない様子のよつばに、とーちゃんは冷めた調子で「あと10分くらい」「もうじきくるって」と答えていた。待つこと約30分、ようやくピザの配達が到着すると、よつばは満面の笑みで配達員に「ようこそ!!」とお出迎えする。ピザを受け取り、配達員が玄関から立ち去った瞬間、とーちゃんは小走りで「うきょー!ピザきたー!」と叫び出した。とーちゃんはよつばと同じくらいピザが来るのを待ちわびていたのだ。その後、よつばととーちゃんは、大興奮しながらピザ2枚を完食した。

よつばのランドセル姿を見て、成長を感じるとーちゃん

とんとん
とんとん
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『あずまんが大王』とは、あずまきよひこによる4コマ漫画およびそれを原作とするアニメ作品。メディアワークスの『月刊電撃大王』に1999年から2002年まで掲載された。日常の中に潜むユーモアと心温まるエピソードが魅力の空気系・学園漫画・4コマ漫画である。10歳で高校に飛び級入学した天才少女・美浜ちよを中心に、彼女のクラスメイトの春日歩や滝野智、榊、水原暦、神楽たちの日常生活を描いている。2001年には映画化、20020年にはテレビアニメ化もされた。

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