KAN(木村和)の徹底解説まとめ
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「KAN(カン)」とは日本のシンガーソングライターである。本名は木村和(きむらかん)。ピアノを弾いて歌うスタイルのミュージシャンである。1987年にシングル『テレビの中に』でデビューした。1990年に発表した『愛は勝つ』が大ヒットし、200万枚を超えるCD売上を記録。その後も『言えずのI LOVE YOU』『まゆみ』といったヒット曲がある。オリジナルアルバムは17枚を発表している。2023年3月にメッケル憩室癌を患っていることを発表したが、同年11月12日闘病の甲斐なく病没した。
1993年2月25日発売
収録曲
1.丸いお尻が許せない
2.まゆみ
3.香港SAYONARA
4.Moon
5.君がいなくなった
6.孔雀
7.Day By Day
8.TOKYOMAN
9.死ぬまで君を離さない
10.KANのChristmas Song
ファンの間では名盤と名高い1枚。
その1曲目がコミカルなフェチソング「丸いお尻が許せない」なのがKANの真骨頂である。
『弱い男の固い意志』
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1993年12月10日発売
収録曲
1.ラジコン
2.Cover Girl
3.星空がcrying
4.いつもまじめに君のこと
5.甘海老
6.STARS
7.焼肉でもいきましょうよ
8.秋、多摩川にて
9.明るいだけのLove Song
10.朝日橋
「甘海老」は歌って踊ることを念頭に書かれた曲。
またビリー・ジョエルの「夏、ハイランドフォールズにて」を目指して作られた、「秋、多摩川にて」が収録されている。
『東雲』
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1994年11月26日発売
収録曲
1.Sunshine of my heart
2.牛乳のんでギュー
3.結婚しない二人
4.West Home Town
5.東京に来い
6.悲しみの役割
7.ホタル
8.Girlfriend
9.すべての悲しみにさよならするために
10.星屑の帰り道
壮大なロックバラード「すべての悲しみにさよならするために」ので終わらず、シンプルなメロディの「星屑の帰り道」で終わる。アルバムとしての構成の完成度の高さを感じさせる1枚。
『MAN』
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1996年5月27日発売
収録曲
1.涙の夕焼け
2.8 days A week
3.MAN
4.夏は二の腕発情期
5.今度君に会ったら
6.DISCO 80's
7.ひざまくら〜うれしい こりゃいい やわらかい〜
8.Autumn Song
9.Mr.Moonlight
10.指輪
「夏は二の腕発情期」「ひざまくら〜うれしい こりゃいい やわらかい〜」といったコミカルフェチソングから、最後の3曲「Autumn Song」「Mr.Moonlight」「指輪」はヘビーな失恋ソング。バリエーション豊かな1枚。もちろん名曲『MAN』も収録されている。
『TIGERSONGWRITER』
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1998年3月4日発売
収録曲
1.Songwriter
2.長ぐつ
3.サンクト・ペテルブルグ〜ダジャレ男の悲しきひとり旅〜
4.SAIGON
5.Oxanne−愛しのオクサーヌ−
6.月海
7.ドラ・ドラ・ドライブ大作戦−トラ・トラ・トラどし大先輩−(特製ミックス)
8.Song of Love −君こそ我が行くべき人生−(英語版)
9.君を待つ
毎回バリエーション豊かなアルバムをリリースしているKANだが、このアルバムの「Oxanne−愛しのオクサーヌ−」から「月海」「ドラ・ドラ・ドライブ大作戦−トラ・トラ・トラどし大先輩−(特製ミックス)」までのアップダウンの激しさはこのアルバムならではである。
『KREMLINMAN』
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1999年4月21日発売
収録曲
1.ロック試練の恋
2.Solitude
3.Rock'n Soul in Yellow
4.Happy Time Happy Song
5.50年後も
6.WHITE LINE〜指定場所一時不停止〜
7.英語でゴメン
8.車は走る
9.紅のうた
自らの交通違反事件をもとにした「WHITE LINE〜指定場所一時不停止〜」などロック色あふれる1枚。
ロシア旅行の影響を受けたジャケットや「紅のうた」なども収録されている。
『Gleam & Squeeze』
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2001年9月26日発売
収録曲
1.東京熱帯SQUEEZE
2.Superfaker
3.カラス
4.CLOSE TO ME
5.Tiny Song
6.猿と犬のサルサ
7.情緒
8.小羊
9.ガラスの30代
10.今年もこうして二人でクリスマスを祝う
10曲目の「今年もこうして二人でクリスマスを祝う」以外の9曲をKAN自身が編曲した渾身の1枚。
「東京熱帯SQUEEZE」では本人初のラップに挑戦した。
『遥かなるまわり道の向こうで』
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2006年8月30日発売
収録曲
1.世界でいちばん好きな人
2.キリギリス
3.彼女はきっとまた
4.小さき花のテレジア
5.エンドレス
6.おしえておくれ
7.遥かなるまわり道の向こうで
8.カレーライス
9.RED FLAG(一般道路速度超過)
10.アイ・ラブ・ユー (version:CJP)
2年5ヶ月にわたるパリ生活を経て、5年ぶりに発売された14枚目のアルバム。
浜田省吾をリスペクトした「エンドレス」、岡村靖幸風の「おしえておくれ」といった名曲ぞろいの1枚。
『カンチガイもハナハダしい私の人生』
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目次 - Contents
- KANの概要
- KANの活動経歴
- デビューから『愛は勝つ』まで
- 『愛は勝つ』の大ヒット
- 毎年アルバムを出し、全国ツアーを回る日々
- 2年間のパリ生活
- 帰国後から
- 突然の最期
- KANのプロフィール・人物像
- KANのディスコグラフィー
- シングル
- 『テレビの中に』
- 『BRACKET』
- 『だいじょうぶ I'M ALL RIGHT』
- 『OVER YOU』
- 『東京ライフ』
- 『REGRETS』
- 『健全 安全 好青年』
- 『愛は勝つ』
- 『イン・ザ・ネイム・オブ・ラウ゛』
- 『プロポーズ』
- 『こっぱみじかい恋』
- 『言えずのI LOVE YOU』
- 『死ぬまで君を離さない』
- 『丸いお尻が許せない』
- 『まゆみ』
- 『いつもまじめに君のこと』
- 『SUNSHINE OF MY HEART』
- 『すべての悲しみにさよならするために』
- 『東京に来い』
- 『MAN』
- 『涙の夕焼け』
- 『Songwriter』
- 『ドラ・ドラ・ドライブ大作戦』
- 『サンクト・ペテルブルグ〜ダジャレ男の悲しきひとり旅〜』
- 『英語でゴメン』
- 『HAPPY TIME HAPPY SONG』
- 『今年もこうして二人でクリスマスを祝う』
- 『CLOSE TO ME』
- 『Superfaker』
- 『カレーライス』
- 『世界でいちばん好きな人』
- 『よければ一緒に』
- 『Listen to the Music』
- 『桜ナイトフィーバー』
- 『ポップミュージック』
- オリジナルアルバム
- 『テレビの中に』
- 『NO-NO-YESMAN』
- 『GIRL TO LOVE』
- 『HAPPY TITLE -幸福選手権-』
- 『野球選手が夢だった』
- 『ゆっくり風呂につかりたい』
- 『TOKYOMAN』
- 『弱い男の固い意志』
- 『東雲』
- 『MAN』
- 『TIGERSONGWRITER』
- 『KREMLINMAN』
- 『Gleam & Squeeze』
- 『遥かなるまわり道の向こうで』
- 『カンチガイもハナハダしい私の人生』
- 『6×9=53』
- 『23歳』
- ベストアルバム
- 『めずらしい人生』
- 『The Best Singles FIRST DECADE』
- 『IDEAS the very best of KAN』
- 『Songs Out of Bounds』
- ライブアルバム
- 『LIVE 弾き語りばったり #7 〜ウルトラタブン〜 全会場から全曲収録』
- 『弾き語りばったり #19 今ここでエンジンさえ掛かれば』
- ストリングカルテットアルバム
- 『la RiNASCENTE』
- 『la RiSCOPERTA』
- KANの代表曲・ミュージックビデオ(PV/MV)
- 『東京ライフ』
- 『言えずのI LOVE YOU』
- 『愛は勝つ』
- 『まゆみ』
- 『ドラ・ドラ・ドライブ大作戦 ~ドイ・ドイ・ドイナカ大農村~』
- 『よければ一緒に』
- 『ポップミュージック』
- 『エキストラ』
- KANの名言・発言
- 「1人で正々堂々とできないことが非常にかっこ悪いな」
- 「思いついちゃった責任があるじゃない」
- 「やっている方は非常に楽しいんですけども」
- 他力本願独立独歩
- KANの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 幅広い楽曲
- KANのライブは「音楽ギャグエンターテイメントショー」
- 舞台衣装は意表を突くコスプレショー
- 旅行に行ってもダジャレを忘れない
- 他アーティストとの交流
- aiko
- ASKA
- 桜井和寿(さくらいかずとし)
- 佐藤竹善(さとうちくぜん)
- 塩谷哲(しおのやさとる)
- スキマスイッチ
- 杉山清貴(すぎやまきよたか)
- つんく♂
- TRICERATOPS(トライセラトップス)
- 根本要(ねもとかなめ)
- 秦基博(はたもとひろ)
- 馬場俊英(ばばとしひで)
- 平井堅(ひらいけん)
- 藤井フミヤ(ふじいふみや)
- 山崎まさよし(やまざきまさよし)