治癒魔法の間違った使い方(ラノベ・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『治癒魔法の間違った使い方 〜戦場を駆ける回復要員〜』とは、くろかたによる日本のライトノベル作品。イラストはKeGが担当し『小説家になろう』にて2014年3月から連載していた。コミックを九我山レキ、サイドストーリーである『治癒魔法の間違った使い方 〜誘いの街・レストバレー〜』がカクキカイにより連載され、アニメ化が決定している。異世界の勇者召喚に巻き込まれた兎里健は治癒魔法を発現し、救命団なる部隊に配属される。ローズに鍛えられた治癒魔法の特殊な戦い方で戦場や世界を駆け回り、異世界を生き抜いていく。

フェルムを倒してアマコの見せた未来を変えた瞬間

最悪の未来を変え、黒騎士を倒した治癒魔法使いウサトの誕生

勇者がフェルムに倒される予知を見せられていたウサトが、戦場で治癒魔法を使用した戦闘スタイルに負けたフェルムが倒れ間際に「なんて間違った治癒魔法の使い方なんだ」と感じた思いを表し、アマコの見せた未来を変えた瞬間である作中の名シーン。

ローズ「期待してるぞ、ウサト」

すれ違い様に思いを託すローズ

いろいろな国を回り同盟を無ずぶための親書を届ける任についたウサトに、治癒魔法使いとしての心づもりとこの旅でウサトが良くも悪くも影響を受けて成長するように「期待してるぞ、ウサト」と期待伝えたローズ。その言葉を聞いたウサトは単純にうれしくなり、言葉にこそ出さなかったものの、団長への信頼と尊敬を改めて感じるのだった。

ナック・アーガレス「助けるんだ…ミーナも、みんなも」

覚悟を見せるナック

ウサトに治癒魔法使いとして鍛えられたナックは、因縁のあるミーナとの試合で追い詰められたミーナが系統強化したことで魔法が暴走。それを止めるために逃げずに立ち向かい「助けるんだ…ミーナも、みんなも」と決意したことでトラウマからできなかった自分以外を治癒することができるようになった。魔法発動も不発に終わり負傷者を出すことなく試合に勝利し、治癒魔法使いとして1歩踏み出せた名シーンでもある。

ナック・アーガレス「貴方の背中を追いかけたい、俺リングル王国に行って救命団に入ります!」

目標を語るナック

ルクヴィスでの任務が終わり、次の街へと旅立つウサト達。お別れに来たナックが、感謝の気持ちからボロボロ泣くが、ウサトは道を示しそれを叶えたのはナック自身だと褒める。それを受けてナックが「貴方の背中を追いかけたい、俺リングル王国に行って救命団に入ります!」と宣言した。師匠としてウサトを尊敬しているだけでなく、自分が歩む道を決めた彼の意志の強さが感じられるセリフである。

皆で強敵・邪竜を倒したシーン

ウサト(中央)、アマコ(右)、アルク(左上)、ブルリン(左下)
力を合わせ戦う

ネアにより復活した邪竜が、ウサト達だけでなく近隣の村などにも攻撃を行い虐殺しようとする。ウサト達は、それぞれができることで補いながら協力して邪竜に致命傷を与えた。しかし邪竜に止めを刺すことはできなかったが、ウサト達の攻撃により邪竜の心臓が露わになり、封印のために刺さっていた先代勇者の刀を引き抜くことで邪竜をウサトが消滅させた。今まで自力でなんとか解決してきたウサトが、強敵に立ち向かう際に他のみんなと力を合わせながら困難に立ち向かった。

アウル「だから貴方はずっと私達の憧れのままでいてください、それが隊長なのですから」

ローズ(右端)、アウル(中央)

自分と互角に戦うローズにこのままでは決着がつかないと思ったネロが、部隊に相打ち覚悟の戦闘を行わせる。するとローズの部隊のメンバーは倒したと思っても向かってくる敵に徐々に部隊を減らされていく。助けに入るローズの隙をつき、ネロが治癒魔法の効かない武具で攻撃してきた。それをかばって助けに入ったアウルは死に際に「だから貴方はずっと私達の憧れのままでいてください、それが隊長なのですから」とローズに残した。メンバー全員が思っていることを代弁して亡くなった印象的なシーンでもある。

ローズ「戦場で傷つく命を救い、誰も死なせない組織を作る」

ローズが救命団を作る

部隊メンバーを全滅させてしまったローズは、大隊長の任を降り騎士としても活動できないほど落ち込む。団員の家族の言葉、団員たちの思いや自分の考えをまとめ「戦場で傷つく命を救い、誰も死なせない組織を作る」と決意した。新たな未来に1歩進むことでリングル王国救命団が誕生したシーンでもある。

『治癒魔法の間違った使い方』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

アニメ化をレーベル特番で発表

2021年8月15日、YouTubeで配信された「【MFブックス】レーベル8周年記念WEB特番!」にて、本作のアニメ化が発表された。アニメ公式サイトと公式X(旧Twitter)で、PRされている。

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