つばさとホタルの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『つばさとホタル』とは少女漫画雑誌『りぼん』で連載された春田ななによる恋愛コミック。世話好きで相手ドン引きされてしまい人間関係を上手く作れない、つばさ。怪我をしたバスケ部のマネージャーの友人を手伝うため、マネージャーとして入部し、そこで会った部員のあきに恋をする。しかし部員の鳥羽にも告白され、三角関係に悩む。つばさが、あきに対して伝える好きな気持ちや態度はストレートで真剣な恋愛にドキドキする場面・セリフが多数出てくる。鳥羽のつばさに思いを伝える時の強引なセリフも魅力的だ。

体育間のコートの端でマネジャーの仕事をしていたつばさは、部員がミスして自分の方に来たボールに当たりそうになる。それを近くにいたあきが、つばさに当たる寸前でボールをキャッチして守ってくれた。あきの「大丈夫?当たらなかった?」という優しい声掛けと、あきのルックスのよさにつばさは惚れ惚れする。あきの優しさがにじみ出ている場面である。

つばさの応援を温かく受け入れてくれたあき

ピースでつばさに返事をするあき。

体育大会で、つばさはあきのクラスと自分のクラスの試合を見に行く。つばさは自分のクラスの選手よりも、あきのことを目で追いかけており、彼がシュートできますようにと祈っていた。精いっぱいのエネルギーを使って応援しようと思ったつばさは、体育館中に響き渡るほどの声で「アッキー!がんばれー!」と叫んだ。周りのクラスメイトに「知ってる子?」と驚かれると、あきは「うん、うちのマネージャー」と、誇らしげに答えた。あきが迷惑がらず、笑顔でピースをしてくれるところにほっこりとする場面である。

「はずさねーよ」

あきの同級生の大島瑠璃(おおしま るり)が通う春栄高校と、つばさたちの飛羽高校で練習試合をすることになる。あき、鳥羽、烏丸は1年生でスタメンに選ばれて試合に出た。勝つつもりで試合に臨んだ3人だったが、3年生の高身長の部員が相手チームにマークされ、前半は負けていた。休憩時に鷲尾コーチから「中じゃなくてもっと外からシュート入れろよ!特に飛鷹、お前がシュートしないでどうすんだ」とあきを叱責する。あきは遠くからのシュートが得意だったためだ。それを聞いた烏丸は「アッキーシュート打てよ!リバウンドは任せろ!」と鼓舞する。あきが真剣な顔つきで「はずさねーよ」と言った時の顔つきは、いつもの天然で穏やかなあきの表情とギャップを感じる場面である。

あきの珍しい仕返しにどきっとするつばさ

つばさが少ししかオムライスを味見しなかったことに、突っ込みを入れるあき。

ある日の練習の終わりに、バスケ部員でファミレスに行く。つばさがあきが頼んだデミグラスソースオムライスを見ていると、「少しいる?」と味見を誘われる。つばさも自分が頼んだいちごパフェをあげるが、あきは少量しかとらなかった。また、あきが大食いであることを知っていたつばさも、遠慮して少量取った。それをあきに見られ、「少な」と突っ込みを入れられる。意地悪をするような、仕返しをするようなことをされてつばさがどきっとする場面である。

「俺は園川と部活で会えるからいいけど」

あきの笑顔にきゅんとするつばさ。

つばさが2年生に進級した時クラス替えで、あき、烏丸、親友のみっつ、まいまいの4人で同じクラスになって自分だけ離れたことがショックだった。親友と別れたことも悲しかったが、あきとも別れて不安と寂しさでいっぱいだった。それが表情にも出てしまうと、あきは「俺は園川と部活で会えるからいいけどね」と、笑顔で元気づけてくれた。つばさもあきがそう言って元気づけてくれたことが嬉しく、きゅんとする場面である。

「俺園川のことが好きだ」

あきから告白されたことに、つばさは驚くしかなかった。

2年生の文化祭で、つばさは実行委員を務めることになる。クラスと部活で出す出し物の準備と、実行委員によるダンスパフォーマンスの練習もしなければならず、毎日忙しかった。睡眠も十分にとれないまま本番を迎え、ダンスパフォーマンスが終わってすぐに倒れて保健室に運ばれる。起きた時、横にはあきがいてずっと様子を見てくれていた。文化祭の準備期間中は部活に行けていなかったため、久しぶりにあきに会えたことが嬉しかった。しばらく、あきに会えなかったことが寂しかったことを伝える。あきも「園川がいることが当たり前になっていた。俺園川のことが好きだ」と告白する。恋愛には疎かったあきが、自分から告白するところにあきの内面の成長を感じられる場面である。

「甘やかしてって言ってんじゃん。 まだ帰りたくない」

公園で仲良く話すつばさ(右)とあき(左)。

バスケ部の鷲尾コーチが部員に大会の優勝を記念して、打ち上げを行った。その日、つばさはあきが誕生日だったことを覚えており、ケーキを持って行く。打ち上げが終わるまで、飲食店の冷蔵庫でケーキを預かってもらい、終わった後にあきにプレゼントした。公園であきにケーキを食べてもらおうとすると、あきは「食べさせて」といつもより甘えてくる。それにどきっとしたつばさは、食べさせる時に手が微かに震え、緊張していた。

ケーキを食べ終わり、電車が来ることを心配したつばさは帰る準備をする。しかし、あきは「甘やかしてって言ってんじゃん。 まだ帰りたくない」と、つばさの背中に抱き着く。今まではあきからスキンシップを求めてこなかったのに、突然の変化につばさは戸惑いを見せる。あきの突然の甘えっぷりに驚く場面である。

鳥羽結真(とばゆうま)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「それくらい自分で聞けヘタレ」

断らないつばさに代わって、男子生徒2人に自分で聞くように言う鳥羽。

1年生の冬、つばさは同じクラスの男子生徒2人に突然頼みごとをされる。内容はミスコンテストで選ばれた三日月 蘭 (みかづき らん)を誘って、クリスマスパーティーを主催して欲しい、とのことだった。誰かの役に立ちたいつばさは2人のお願いを受け入れた。つばさは鳥羽、舞原 澪(まいはら みお、通称まいまい)光井 莉子(みつい りこ、通称みっつ)、烏丸も誘ってパーティーを主催する。当日、カラオケでパーティーを終えると男子生徒2人が再びつばさに、「三日月さんとメアド交換できるように、声かけてくれない?」と頼む。それを見ていた鳥羽は自分で言わないことに腹が立ち、「それくらい自分で聞けヘタレ」と、つばさを守る。
自分のことは後回しにして、いつも周囲の人間を助けるつばさに鳥羽は惹かれていき、好きになっていた。少し強引に横から割って入って、つばさを仲介人として利用されないように守るところにどきっとする場面である。

「意味伝わってる?俺は園川が好きだ、って話してるんだけど」

真っすぐつばさの目を見て告白する鳥羽。

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