ONE OUTS(ワンナウツ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ONE OUTS』とは、甲斐谷忍による漫画作品。集英社『ビジネスジャンプ』に1998年~2006年まで連載されていた。完結してもなお、根強い人気を誇っている作品である。弱小球団であるリカオンズの救世主として渡久地東亜がチームに入り、リーグ優勝に導くために様々な策や戦略を練って対戦相手やオーナーに立ち向かっていくストーリーとなっている。「野球」という王道のスポーツゲームの中で、緻密で狡猾な「騙しあい」や「メンタルゲーム」の側面が描かれていることが、作品の魅力の1つである。

CV:萩原聖人

沖縄で「賭け野球ワンナウト999戦無敗」という伝説的な記録を残している本作品の主人公。

投手としては球速は120km前後で全く速くはないものの、持ち前の相手の心を読む力と精密なコントロール技術だけで、打者を抑えてきた。

また、策略家としても非常に優秀で、相手のとってきた戦略を即座に理解するといった力も持っている。

その一方で勝負事に関しては誰よりも真摯に向き合う事のできる人間で、その点においては甘えを一切許さない部分を自分にも周りにも出している。

児島 弘道(こじま ひろみち)

CV:磯部勉

リカオンズ一筋で20年以上第一線で活躍してきた大打者。新人王や首位打者など数々のタイトルは手中に収めてきたものの、リーグ優勝は1度も行った事がないため、「不運の天才」とも呼ばれている。

チームの精神的支柱となっている選手であり、他選手からの人望も厚い。また、野球に対する真摯さは群を抜いている。

優勝が1度も達成できていない理由が何かあるのではないかと思い、沖縄に自主トレに来ていたところワンナウトや渡久地の存在を知る事になる。

出口 智志(いでぐち さとし)

CV:山口勝平

リカオンズの正捕手であり、選手会長を務めている。

最初は選手としての個性が薄く、他のチームからもたびたび平凡なキャッチャーとしていじられる事が多かったが、渡久地とバッテリーを組んだことで自然と打者心理や配球を学んでいく事になり、チームの大黒柱になっていった。

倉井 一(くらい はじめ)

話の後半から主に守護神として活躍した速球派の投手。

テスト生としてリカオンズに入団してから3年間は鳴かず飛ばずだった上に、性格も弱かったことで周りからも雑用扱いされていた。

ジョン・ムルワカ

チーム随一のパワーヒッター。

バッティングセンスが元々あったものの、過去に練習で豪速球を頭に受けてしまい、そこから恐怖で打撃不振になってしまった。

菅平 源三(すがだいら げんぞう)

35歳のベテラン選手。

若い頃に早々にレギュラーになったが、その後に大怪我をしてしまった事で生活が一変し、酒とギャンブルに溺れるようになってしまった。

リカオンズの経営陣・監督陣

彩川 恒雄(さいかわ つねお)

CV:内海賢二

リカオンズのオーナーであり、渡久地から契約時に提案されたワンナウツ契約を結んだ張本人。

リカオンズのオーナーではあるものの、基本的に球団経営も金にするため1つとしか考えておらず、金にならないものは意味がないという考え方を持っている。

最近は本業である建設業の方も調子がよくないため、ますます球団経営を本業の損失補填のための事業と考えている。

及川 満夫(おいかわ みつお)

CV:古川登志夫

リカオンズの広報部長。

彩川と異なり、球団に対しても愛情を持って接しており、渡久地に対しても非常に温和に接している。

三原 雄三郎(みはら ゆうざぶろう)

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