つばさとホタル(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『つばさとホタル』とは春田ななによる少女漫画作品。コミックは全11巻が発売し、アニメ化もされている。少女漫画雑誌『りぼん』で2013年9月号から2017年12月号まで連載。主人公の園川つばさは異常な世話焼き。怪我をした幼馴染の手伝いのため、バスケ部にマネージャーとして入部し、部員の飛鷹顕に恋をする。また、同じバスケ部で女子から人気を集める鳥羽結真から告白され、驚きを隠せなかった。恋には疎い顕の気持ちの変化と、恋も部活の仲間も大事にしたいつばさが選ぶ結末に、最後まで目が離せない。

飛羽高校のミス・ミスターコンテストで「ミス」に選ばれた美女。「ミスター」に選ばれた鳥羽と付き合えば学校で目立つ、と考えて鳥羽に近づくようになる。鳥羽は三日月のことを避けようとするが、三日月は冷たい態度を取られても屈せず鳥羽に話しかけ続ける。好きな相手にはボディタッチが多い。2年生に上がってつばさ、鳥羽と同じクラスになる。2年生では鳥羽と仲が良いつばさに近寄り、鳥羽と話せるチャンスを増やそうとする。

その他

大島 瑠璃(おおしま るり)

あきの中学校の同級生。中学生の時はバスケ部の選手だったが春栄高校には女子バスケ部がなく、男子バスケ部のマネージャーになる。中学3年間、あきのことが好きだったが友達と思われているだけだった。1年生の時、あきがつばさと仲良くしているのを見て、つばさに嫉妬し始める。あきにフラれてからは、あきのことは諦めようと気持ちに整理をつけていく。

杉山先輩(すぎやませんぱい)

CV: 細谷佳正
つばさの元好きな人で、1巻で登場した時は3年生だった。つばさが入学した当初、駅で倒れて助けれてくれたのが杉山先輩だと思っていたが、あとで彼女の勘違いであったことが判明する。つばさにはストーカー並みに付きまとわれ、告白まで受けて付き合っていたが異常な世話焼きを怖く感じてふった。しかし、つばさがマネジャーの仕事に一生懸命になり、自分に関わってこなくなるとそれが寂しく感じ、今度は逆告白する。その時つばさはすでに、あきのことが好きになっていたため虚しくもふられる。

『つばさとホタル』の用語

飛羽高校

つばさたちが通う高校の名前。高校がある区内の中ではバスケ部は強い方。あきの同級生の大島が通う春栄高校バスケ部とライバル関係にある。飛羽高校バスケ部は鬼コーチの鷲尾コーチのおかげで強いチームができている。

春栄高校

あきと烏丸の同級生である大島が通う高校。大島は中学の時は女子バスケ部に所属をしていたが、春栄高校には女子バスケ部がなかった。仕方なく男子バスケ部のマネージャーを務める。飛羽高校バスケ部とライバル関係にある。

ミス・ミスターコンテスト

飛羽高校文化祭で恒例行事である。学校内で美人な女子生徒を「ミス」、美男な男子生徒を「ミスター」として選んで投票し、飛羽高校の美男美女を決めるコンテストである。ルックスのみでミス、ミスターを決めるのではなく、出場者1人1人に推薦者が付いて出場者の良いところをスピーチする点も評価に入っている。

『つばさとホタル』の名言・名セリフ/名場面・名シーン

つばさをボールから守ったあき

つばさが腕をケガした友梨の手伝いでバスケ部マネージャーとして来た初日、選手がパスミスしたボールがつばさに当たりそうだった。ボールを見ていたなかったつばさは自分の顔の横までボールが来ていたことに気づかなかったが、あきがボールをつばさの顔に当たる寸前で受け止めてくれる。あきはボールを止めると、「当たらなかった?」とつばさのことを心配してくれる。部員が投げた速いボールに即座に気づいて、ボールを止めるところがかっこよく、魅力的である。

鳥羽結真「それくらい自分で聞けヘタレ」

1年生の冬、つばさは男子生徒に2人からミスに選ばれた美人の三日月を含めてクリスマスパーティーを企画して欲しい、と頼まれる。つばさは誰かの力になって助けることは嬉しかったため、引き受けていた。しかし、それを見ていた鳥羽はあきが来ることが楽しみでクリスマスパーティーを企画していたのに、結局良い仲介役として使われるつばさを見て虚しく思う。男子生徒2人からつばさが三日月と連絡先を交換するために仲介することを頼むと、鳥羽は「それくらい自分で聞けヘタレ」と、つばさを守った。つばさのことが好きだったため、クリスマスパーティーで心から楽しめていないつばさを見るのが辛く、黙っていられなかった。すぐに行動に移せる鳥羽の性格にキュンとするシーンでもある。

飛鷹 顕「俺、園川のことが好きだ」

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