空色のメロディ(水沢めぐみ)のネタバレ解説・考察まとめ

『空色のメロディ』とは水沢めぐみによるファンタジー要素を含む少女漫画。1987年6月から1988年8月まで集英社『りぼん』で連載され、アニメ化企画が出たほどの人気作品。主人公の少女メロディ・ブルーは両親を亡くした後、愛犬ハチと共に祖父のダン・フォレストが暮らすグリーン・フィールドへ移り住む。ある日屋根裏部屋で自分そっくりの肖像画を発見し、運命が変わっていく。王家に伝わるペンダントや、飛行機での救出劇など冒険ファンタジー要素が強く、学園恋愛ものが多かった連載当時の『りぼん』では異色の作品であった。

エドワード・バークレイ

ブルーストーン王国乗っ取り計画を企てるバークレイ家の一人息子。通称エド。馬車の事故に見せかけメロディをバークレイ家に招いて軟禁し、そのまま結婚して王家を乗っ取ろうとするが失敗する。メロディの説得や涙に動揺するなど、心から王家を乗っ取りたいと考えていないような節も見せる。

番外編「シオンの花の頃」

モグ

毛足の長い体の大きな雌犬。ホワイトタウンのセントラルパークで幼いメロディと出会い、絆を深めていく。シオンの花が咲き誇る草原に立っている小屋で暮らしていた。妊娠中の体でメロディとロビンを救うため湖に入り、ハチを産むものの命を落とす。

ロビン

ホワイトタウンに住む腕白だが責任感の強い少年。幼馴染のメロディをいつもからかっているが、本当は彼女の事が好き。アーサーという名前の犬を飼っており、メロディがこっそりモグを飼っていることをメロディの両親には秘密にし、ご飯もあげてくれていた。

『空色のメロディ』の用語

グリーンフィールド

青い空と草原が広がる空気の綺麗な田舎町。公共施設は学校とキートン牧師のいる教会、郵便局、赤レンガ作りの図書館がある。村はずれには駅があり1日3往復ほど汽車が走っており、住民はホワイトタウンなどの大きな町に買い物に行く時に使うことが多い。アークの家の近くには道の両側にポプラの木が真っ直ぐ並ぶ並木道がある。

ブルーストーン王国

メロディの祖母が女王として治める小国。グリーンフィールドからは遠く離れており、汽車と船を使って3日かかるほどの距離である。

ホワイトタウン

メロディがグリーンフィールドに来る前に住んでいた都会の街。人口が多く美術館や劇場もある。

ペンダント

上のコマは左から母マーガレット、幼い頃のメロディ、父アンディ。

メロディが幼少期に両親からもらった青い石のペンダント。ブルーストーン王国に代々伝わるもので、王家の結婚式では朝の光をこのペンダントに通し、生じる青い光を浴びながら誓いの言葉を交わすこと、この儀式によって認められた2人は離れることがあってはならないとされている。

肖像画

自分とそっくりな肖像画を見て驚くメロディ。

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