空色のメロディ(水沢めぐみ)のネタバレ解説・考察まとめ

『空色のメロディ』とは水沢めぐみによるファンタジー要素を含む少女漫画。1987年6月から1988年8月まで集英社『りぼん』で連載され、アニメ化企画が出たほどの人気作品。主人公の少女メロディ・ブルーは両親を亡くした後、愛犬ハチと共に祖父のダン・フォレストが暮らすグリーン・フィールドへ移り住む。ある日屋根裏部屋で自分そっくりの肖像画を発見し、運命が変わっていく。王家に伝わるペンダントや、飛行機での救出劇など冒険ファンタジー要素が強く、学園恋愛ものが多かった連載当時の『りぼん』では異色の作品であった。

勉強は苦手だが運動神経は抜群、明るくおっちょこちょいで少し泣き虫な主人公の少女。綺麗な青い瞳で、金髪を三つ編みにしエプロン付きのワンピースにブーツが定番ファッション。両親を亡くし、祖父のダンを頼ってグリーンフィールドにやって来る。やって来た当初はグレイに恋心を抱くが、アークのメロディへの一途な気持ちに応えるようになる。母マーガレットはブルーストーン王国の王女で、メロディ自身も正式な王位継承者である。

アーク・ライト

パイロットに憧れている飛行機作りに夢中なメロディと同級生の少年。勉強は苦手で性格はお調子者。姉1人妹2人の女兄弟に囲まれている。出会った当初からメロディの事が好きで、彼女を守るためなら危険も厭わないが、自分の力のなさに憤りを感じることもある。メロディの王位継承問題が解決したのち、飛行機の勉強のため1年間村を出る。

ダン・フォレスト

強面で偏屈じいさんとして普段は通っているが、本当はメロディの事をいつも気にかけ心配している白髭の老人。航空学校を卒業後ブルーストーン王国女王に命を救われ、王室専属のパイロットとなる。そして体の弱かった幼いマーガレットの教育係となり、静養先に故郷のグリーンフィールドを提案する。しかしそれがマーガレットの駆け落ちの原因になってしまった事に責任を感じ、グリーンフィールドに戻り今日に至る。メロディと血の繋がりはないが、祖父として両親を亡くしたメロディを引き取る。パイロットとしての腕は一流で、若い頃は「空のウルフボーイ」と呼ばれていた。

ハチ

メロディの愛犬。クマのような大柄な体格でおっとりとした性格で、寝ることと食べることが大好き。「ハチ」という名前の由来は「忠犬ハチ公」。

グリーンフィールド

グレイ・キートン

学校一の秀才で、冷静沈着な優しい少年。小さい頃からアークの姉セーラの事が好きで、彼女に子供扱いされ頭を撫でられる事が嫌で帽子を被るようになった。優しさがゆえに本音をなかなか言えず、アークにも指摘される事がある。家は教会で、父は牧師。アークの飛行機作りを手伝っている。

エリザベス・ブラウン

しっかり者でいつもメロディをフォローしてくれる黒髪の少女。愛称はリズ。従兄弟のマイケルに憧れている。

セーラ・ライト

アークの姉でメロディたちより1つ年上の大人びた少女。背が高く、サラサラのロングヘアが特徴で現在のマイブームはお菓子作り。グレイの事が好き。

ホリー・ゴールド

村一番の屋敷に住む大金持ちのお嬢様で、自分がちやほやされないと気が済まない性格。何かと注目を集めるメロディの事が気に入らない。グレイの事が好きだが相手にはされておらず、その後はアークが自分を好きだと勘違いする。

キャシー・ライト

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