ハイガクラ(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ハイガクラ』とは、高山しのぶにより2008~2015年まで『コミックZERO-SUM増刊WARD』で連載、本紙が休刊した後は『ゼロサムオンライン』にて連載されている中華風ファンタジー漫画。竜王が人々のためにつくった国「五神山」。国を支えていた神々が逃げ出したことで崩壊の危機に瀕していたたその国は、「人柱」を作ることでその危機を回避した。一葉は、人柱にされた育ての親を救うために逃げ出した神々を連れ戻そうとするが、次第にこの国の真実を知っていくことになる。

西王母(せいおうぼ)

神仙であり国の頂点の一人。
神事や祭事、政を執り行う存在であり、歌士官たちの上役である。

東王父(とうおうふ)

神仙であり国の頂点の一人。
西王母を支える役目をもつ。

八仙(はっせん)

国を支える八人の天仙。それぞれ国政に関与している重鎮である。

天仙(てんせん)

人を超え、仙となった者。人の寿命を超えて生きるが、執着が無くなれば忽ち消え去ってしまう、死と隣り合わせの存在。

地仙(ちせん)

一定以上の地位に就く高官なのが召される仙。
人よりも老化や怪我に強くなる。天仙とほとんど差はないが、天仙特有の死と隣り合わせの特徴はもっていない。

仙桃(せんとう)

外国に出る際に必要になる桃。
五神山に住む者たちは、外国の空気を吸うだけで肺が焼かれて死に絶える。仙桃を食すことで一時的に仙人の力を得ることができ、外国でも活動することができる。

『ハイガクラ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

一葉「俺がお前の寄り辺になってやるよ」

角がないことで雷を得られず飢えに苦しんでいた流に角を返そうとする一葉だったが、この角を返せばもう島には居られないと知ると怖気づいてしまう流。
今まで女神の加護のもと育ってきた流に「一人で島を出るのが怖いのなら自分と来るか?」と語り掛け、一葉は「俺がお前の寄り辺になってやるよ」と告げる。

一葉の言葉に救いを感じて涙する白珠龍

4年ぶりに邂逅をした一葉と白珠龍。
4年という年月ですっかり作り笑いが上手になってしまった珠龍のその変わり様を受け入れられず、一葉は「珠龍を返せ!」と叫んで立ち去ってしまう。
その一葉の言葉に、もう誰も西王母でない自分を必要とする人は居ないと思っていた白珠龍は「一葉…?一葉は、珠龍なら…珠龍がいいの?」と涙する。

一葉「才能?そんなもん甘えだろ。ないなら他のもんで代用すりゃいいだけだ 。夢を見て頑張れてる奴は、それだけで幸せ者なんだから言い訳すんなよ 。気持ちが納得するまで必死にやれ!!」

歌士官の試験に連続で落ちたことで、螺春は自分には歌士の才能が無いと痛感してしまう。
それでも諦められずに夢を夢と割り切れないと悔し泣く螺春に対して、一葉は「才能?そんなもん甘えだろ。ないなら他のもんで代用すりゃいいだけだ 。夢を見て頑張れてる奴は、それだけで幸せ者なんだから言い訳すんなよ 。気持ちが納得するまで必死にやれ!!」と叱咤する。
そうすれば「例えダメだったとしても言い訳ばかりの人生よりも自分をマシに思えるのだ」と笑うのだった。

目をそらしていた過去に向き合う覚悟を決めた一葉

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