ハイガクラ(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ハイガクラ』とは、高山しのぶにより2008~2015年まで『コミックZERO-SUM増刊WARD』で連載、本紙が休刊した後は『ゼロサムオンライン』にて連載されている中華風ファンタジー漫画。竜王が人々のためにつくった国「五神山」。国を支えていた神々が逃げ出したことで崩壊の危機に瀕していたたその国は、「人柱」を作ることでその危機を回避した。一葉は、人柱にされた育ての親を救うために逃げ出した神々を連れ戻そうとするが、次第にこの国の真実を知っていくことになる。
本作の主人公。19歳。
歌士官という職についており、外国に逃げ出した神々を連れ戻すことを仕事としている。
「史上最も出来損ないの歌士」と言われており、壊滅的なまでの音痴である。
伝説の歌士である藍采和の唯一の弟子であることから、周囲からやっかみをうけることもしばしば。
首に小さな羽が生えており、普段は赤い布を巻いて隠している。
その正体は大地の卵と言われる「帝江」であり、そのため帝江の守護者である白豪に守り育てられていた。
白豪が国に人柱として捕らえられたため、それを救うために捕らえた本人である藍采和に歌士としての全てを習い、四凶を捕獲することを目的としている。
帝江であるが故なのか、禁術である古の潔斎を行ったり不思議な炎を操ることがある。またその場にいるだけで自然をあふれさせるなど、人智を超えた力をその身に宿している。
滇紅(てんこう)
赤い髪で紫色の瞳をした一葉の従神。その正体は不明だったが、一連の騒動の中、四凶の共工であることが判明した。
一葉に潔斎された際に、記憶と自我が吹き飛んでいる。
峰龍井の調教の結果よく食べ笑い泣くようなり、一葉にとっての気負いのない友人のような存在となっている。
戦闘時には一葉が「踏々歌・解式」を行うことで力の一部を開放するのだが、その際には髪が白く染まり別人かと思うほどに好戦的で傲慢な態度に変貌する。
花果(かか)
幼い子供の姿をした一葉の従神。
竦斯(しょうし)と呼ばれる希少価値の高い種族である。
本来は美しい女仙の姿をしているはずなのだが、一葉がそのような調教をしていないので、見た目だけでなく言動も幼子のそれである。
竦斯は3000年生きると変化すると言われており、花果は生まれながらに変化していた変わり種である。
戦闘時には、一時的に成長した姿になる。大人の女性の姿で、頭に羽が生えており、声で対象を操ったり攻撃をしたりなどが可能だ。
流(りゅう)
成長途中の雷獣であり、一葉の従神。
島から出られず、角も取り上げられて飢えていた流を一葉が救い、ともにあることを望み従神となった。
余談だが、一葉が潔斎をすると弱っていた流では耐えられないことから、潔斎自体は武夷が行って連れ帰ることとなった。
交友関係
羅漢(らかん)
一葉の友人である調教師。
狭い交友関係しか持たない一葉が、手放しで信頼していることが分かる稀有な存在である。
普段は温厚なのだが、珍種などに目がなく、珍しい神獣などを前にすると暴走する姿が度々目撃される。
武夷(ぶい)
一葉と同じ歌士官。
賭け事好きなため、借金や詐欺まがいもことを多くしており、いわゆる子悪党のよう。
だが根は悪い人間ではないため、最初の出会いこそ悪かった一葉ともなんだかんだ腐れ縁のような関係に落ち着いている。
山烏(さんう)
漢鍾離の息子で、白珠龍とは兄弟のように育った。
現在は瑶池宮の警備の任に就いているが、母を亡くし白珠龍を奪われてからは仙への恨みを抱いて生きてきた。
同じように国に恨みを抱いている一葉とは通じるものがあり、学のなかった幼い一葉に本来学舎で習うことを教えたりなどしていた。一葉にとっては初めての友人である。
孫登(そんとう)
歌士官長。地仙。従神は天竜八部衆。
非常に優秀である反面、一風変わった人物である。神獣についての知識だけでなく、外国に関する謂れなどにも詳しく、その知識の深さには藍采和も驚くほどである。
自称、藍采和の心の友である。藍采和に頼まれ一葉に歌士についての教えもしているため、一葉は藍采和だけでなく、孫登の弟子でもあると言える。
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目次 - Contents
- 『ハイガクラ』の概要
- 『ハイガクラ』のあらすじ・ストーリー
- 主人公たちの目的と秘密
- 主人公と新たな仲間
- 一葉と白珠龍の過去と確執
- 渾沌襲来と新しい仲間
- 友の裏切り
- 主人公の真実
- 最初の仲間と新しい仲間
- 西王母誘拐と悪夢の始まり
- 過去の世界へ
- 『ハイガクラ』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 一葉(いちよう)
- 滇紅(てんこう)
- 花果(かか)
- 流(りゅう)
- 交友関係
- 羅漢(らかん)
- 武夷(ぶい)
- 山烏(さんう)
- 孫登(そんとう)
- 峰龍井(ほうりゅうせい)
- 天仙
- 白珠龍(はくしゅりん)
- 蒼香茗(そうこうめい)
- 八仙
- 藍采和(らんさいわ)
- 漢鍾離(かんしょうり)
- 李鉄拐(りてっかい)
- 韓湘子(かんしょうし)
- 何仙姑(かせんこ)
- 呂洞賓(りょどうひん)
- 曹国舅(そうこくしゅう)
- 張果老(ちょうかろう)
- 神(神獣)
- 白豪(はくごう)
- 竜王(りゅうおう)
- 比企(ひき)
- 牛鬼(ぎゅうき)
- 丙閑(へいかん)
- 春睨(しゅんげい)
- 鎧糸(がいし)
- 澄風(ちょうふう)
- 蒲牢(ほろう)
- 波歌(はか)
- 赤松(せきしょう)
- 智奮(ちふ)
- 乙姫(おとひめ)
- 天竜八部衆(てんりゅうはちぶしゅう)
- 相柳(そうりゅう)
- 矢之王 (やのおう)
- 蚩尤(しゆう)
- 帝江(ていこう)
- 四凶
- 渾沌(こんとん)
- 窮奇(きゅうき)
- 饕餮(とうてつ)
- 共工(きょうこう)
- 『ハイガクラ』の用語
- 歌士官(かしかん)関連
- 歌士官(かしかん)
- 斎(さい)
- 潔斎(けっさい)
- 解式(かいしき)
- 禁術(きんじゅつ)
- 四凶(しきょう)
- 人柱
- 仙関連
- 西王母(せいおうぼ)
- 東王父(とうおうふ)
- 八仙(はっせん)
- 天仙(てんせん)
- 地仙(ちせん)
- 仙桃(せんとう)
- 『ハイガクラ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 一葉「俺がお前の寄り辺になってやるよ」
- 一葉の言葉に救いを感じて涙する白珠龍
- 一葉「才能?そんなもん甘えだろ。ないなら他のもんで代用すりゃいいだけだ 。夢を見て頑張れてる奴は、それだけで幸せ者なんだから言い訳すんなよ 。気持ちが納得するまで必死にやれ!!」
- 目をそらしていた過去に向き合う覚悟を決めた一葉
- 一葉の前でだけは西王母ではなくただの珠龍として涙を流す白珠龍
- 一葉「自分の人生も背負いきれていない俺らと違って、人の人生も背負ってなおまだ真っ直ぐに立てる奴らが仙って奴になれるんだろうよ…」
- 『ハイガクラ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 別作品のキャラクターが登場
- 筆者はゲームやゲーム実況好き
- 見ないと損な後書