凪のあすから(凪あす)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『凪のあすから』とは、KADOKAWA(旧アスキー・メディアワークス)が発行する月刊コミック誌『電撃大王』とP.A.WORKSによるコラボ企画のテレビアニメ作品。2013年10月から2014年4月まで全26話が放送された。海底の街である汐鹿生に暮らす先島光、向井戸まなか、比良平ちさき、伊佐木要ら4人の少年少女が通う中学が廃校し、統合された地上の美濱中学へ通う事になる。 4人がそれぞれ抱える恋心と、新たな出会いと青春の時間が始まる。

『凪のあすから』の概要

『凪のあすから』とは、KADOKAWA(旧アスキー・メディアワークス)が発行する月刊コミック誌『電撃大王』とP.A.WORKSによるコラボ企画のテレビアニメ作品。キャラクターデザインはブリキ、脚本は『花咲くいろは』でおなじみの岡田麿里が担当している。
2013年10月から2014年4月まで全26話がTOKYO MX、サンテレビ、KBS京都、テレビ愛知、アニマックス、福井テレビ、石川テレビ、富山テレビで放送された。2013年6月号より『月刊コミック電撃大王』にて、前田理想の作画で連載された。

人々が海と陸に別れて住む世界。海の世界には村があり、海村出身の人々は全員汐鹿生(しおししお)という村に住んでいる。汐鹿生に暮らす先島 光(さきしま ひかり)、向井戸 まなか(むかいど まなか)、比良平 ちさき(ひらだいら ちさき)、伊佐木 要(いさき かなめ)ら4人の少年少女が通う中学が廃校し、統合された地上の中学へ通う事になる。 4人がそれぞれ抱える恋心と、新たな出会いと青春の時間が始まる。

『凪のあすから』のあらすじ・ストーリー

陸の世界へ

海の中の村・汐鹿生(しおししお)には、胞衣(エナ)という皮膚によって呼吸ができる海の人が暮らしており、地上では鴛大師(おしおおし)に陸の人が住んでいる。海村には伝説があり、かつて人は皆海の中で暮らしていたが、胞衣を脱いで地上に上がったのだという。やがて地上には災いが起き、地上の人は海神様の怒りを鎮めるため、おじょし様という少女を生贄に捧げた。この儀式はおふねひきと呼ばれている。海神様と少女は海で夫婦となったが、少女には地上に好きな男がいた。少女は陸に帰るが、引き換えにエナと大切なものを失った。愛する男は少女を探して海に飛び込んで亡くなっており、少女を知るものは誰もいなかった。
海村に住む先島 光(さきしま ひかり)、向井戸 まなか(むかいど まなか)、比良平 ちさき(ひらだいら ちさき)、伊佐木 要(いさき かなめ)ら4人の通う波路中学が廃校し、地上にある美濱中学に通うことになる。光の提案で全員波路中学の制服を着ていく約束をしていたが、まなかは「美濱中学の生徒たちに反感を買われてしまう」と美濱中学の制服を着ていた。それを見た光に怒られ一度着替えに戻ったまなかだったが、皆の元に戻る途中、突如頭上からふってきた網に捕らえられてしまう。釣り上げられたまなかは、船に乗っていた木原 紡(きはら つむぐ)と運命的な出会いをする。まなかに気がある光はその出会いを目撃し、紡に敵意を向けるようになる。
陸に住む人間と海に住む人間は揉め事が多く、あまり仲がよくなかった。クラスメイトの前で自己紹介をした光たちだったが、冷やかしのようなヤジが飛び、受け入れてもらえなかった。

呪いの魚

汐鹿生には海の守神であるうろこ様がいる。まなかはうろこ様に御霊火(みたまび)という海中で燃える炎をもらいにいき、差し入れとして好物を渡す。しかし、突然うろこ様に肌の匂いを嗅がれたことに驚いたまなかは、差し入れをぶつけて逃げてしまう。翌朝、まなかの膝には時折おならのような声をあげる魚の頭がついていた。それは“魚面そ”といい、うろこ様がいたずらで施した呪いだった。まなかの膝の魚面そを見た光は、まなかの膝に布を巻き魚面そを隠してあげた。放課後、ちさきと帰ろうとするまなかを女子生徒たちが取り囲む。無理やりまなかのエナを観察し、見世物のような扱いをする女子生徒たちを止めるちさき。そこへ紡もやって来るが、タイミング悪く魚面そがおならのような声をあげてしまい、恥ずかしくなったまなかはその場から逃げ出す。海の住人は夕方に海に戻らなければ、疲弊してしまう。人気のない場所で倒れていたまなかを見つけた紡は、まなかを家に連れ帰り塩を入れた風呂に浸して助けた。その際、紡に魚面その鱗と自分を綺麗だと言われ、まなかは紡に惹かれ始める。
一方、ちさきからまなかがいなくなったことを聞いた光は、日が沈むまで彼女を探し続けた。光のことが好きなちさきは複雑な思いでその様子を見ていた。要はちさきの気持ちを知っており、まなかがこのままいなくなった方が都合がいいのではないかとちさきに話すが、ちさきはまなかのことも大切に思っていたためその言葉を否定するのだった。ようやくまなかを見つけた光だったが、紡と一緒にいたことに嫉妬し、光はまなかを引き連れて海へと帰っていった。

あかりの恋模様

うろこ様の呪いでまなかの膝にできた魚面そは、翌日には消えていた。だが、紡に魚面そと自分を綺麗だと言ってもらえたので、少し残念に思っていた。一方、学校で紡とまなかが話している姿を見た光は、「地上の奴らが、海村に関わるな」と突っかかり嫉妬心を剥き出した。だがその後、海からの恵みに感謝をするお祭りであるおふねひきをすることになり、不本意ながらも紡、まなか、ちさき、要たちとおじょしさまと呼ばれる木彫りの人形を作ることになる。文句を言いつつ放課後まで作業していた光は、他の3人と家に帰る途中、光の姉である先島 あかり(さきしま あかり)が地上の男といるところを目撃してしまう。海の人間が地上の人間と一緒になると、村には戻れないという掟があった。あかりと地上の恋人の噂は、汐鹿生の住人たちの耳にも入っていた。あかりと光の父親の先島 灯(さきしま ともる)は、あかりを連れて汐鹿生の守り神のうろこ様の元へと出向いたが、地上の人間と関係を持つことを反対されてしまった。その後、家であかりはいつものように明るく振舞っていたが、夜に彼女が小さくすすり泣く声が部屋に響いていた。
翌朝、光はまなか、ちさき、要を引き連れて、あかりの恋人である潮留 至(しおどめ いたる)に会いに行く。仕事で紡の家を訪ねていた至に、あかりのことをどう思っているのか問い詰める。至はあかりとは真剣に付き合っているが、結婚する気があるかと聞かれた時は、すぐに答えなかった。海の住人が地上の人間と一緒になると追い出される理由は、子供がエナを持たずに生まれてくるからであった。そこまでの覚悟がないのに、海の住人であるあかりに手を出したことに光は激怒し何度も至を殴りつけると、紡の祖父の木原 勇(きはら いさむ)が光を投げ飛ばして止めに入った。至との関係を反対されていたあかりはしばらく地上に上がらながった。
ある日、光はあかりが勤務するサヤマートというスーパーに至が寄るところを目撃し、スーパーの端に隠れて様子を伺う。すると、そこには至の娘の潮留 美海(しおどめ みうな)と美海の親友の久沼 さゆ(ひさぬま さゆ)がいた。至とあかりの関係を知っていた美海とさゆは、あかりに嫌がらせを繰り返していた。美海の母はすでに亡くなっており、光たちと同じ海の人間であかりとも親しかった。あかりに懐いていた美海だったが、母親が亡くなったことで悲しい思いをし、好きにならなければ失った時に苦しまなくて済むと考えてあかりのことを拒絶し続けていた。美海に至とあかりを別れさせることに協力してほしいと頼まれた光は、美海のやり方には賛同できないとして断わった。
次の日、学校の調理実習で光達のクラスはちらし寿司を作ることとなる。まだクラスメイトと距離があった光達。「他の班同士で味見をし合うように」と先生に言われ、まなかは勇気を出して隣の班の江川 岳と狭山 旬(さやま しゅん)に自分たちが作ったちらし寿司を勧めるが、「海の人間が調理した食べ物は食べれない」と言われ拒否されてしまう。断っても勧めようとするまなかを江川は突き飛ばし転ばせてしまった。その後、木工室に置かれていたおじょしさまが落書きされた上に壊される事件が発生した。ちらし寿司の件から江川が犯人だと思い込んだ光は、暴力騒動を起こしてしまう。校長室に呼ばれた光は帰宅命令が出され、まなかも光の後を追って下校した。ちさきと要は学校に残っておじょしさまの修繕をしようとするが、落書きされたおじょしさまに「さゆ参上」という文字が書かれていた。さゆは美海の頼みを断った光に嫌がらせのため、光達が作っていたおじょしさまに落書きをし壊したのだった。さゆはおじょしさまを壊したことを美海に報告したが、汚いやり方だとを怒られ光達に謝りに行くこととなる。光達を前にしてなかなか素直に謝れないさゆは、要に背中を押されようやく謝ることができた。さゆは自身の過ちを諭してくれたことをきっかけに要に好意を抱き始めたのだった。
一方、しばらく地上に上がっていなかったあかりは、再びサヤマートへ仕事に行くことにする。そこへ至が現れ、あかりは至に別れを切り出し美海にも至と別れることを報告した。その後、自分のせいであかりがいなくなってしまうと美海は家出をし、あかりや至や光達が必死に美海を探し出す。美海を見つけた光は、美海の悩みを真剣に聞き一晩傍にいてあげることにした。美海を探していたあかりはサヤマートの壁に「どっかいかないで」とガムで書かれた文字を目にし、至や美海を諦められない気持ちになる。戻ってきた美海にあかりは「すごく心配した」と抱きしめ、「母親としてずっと傍にいたい」と言い、美海と和解することができた。そして、至とのことを反対していた灯をあかりは何度も説得し、ようやく地上で至と美海と暮らすことを認めてもらうことができた。

地上の異変

ある日うろこ様は、海村の者に「海神様の力がかつてとは比べようもない程弱くなっており、海でしか降らないはずのぬくみ雪が地上にも降り積もり世界が凍えていくこと」「エナを持つ者が凍える世界から逃れるには眠ること以外に術はないこと」を告げた。そして一斉に長い冬眠に入るがみんな同じ時間に起きれるとは限らず、そのまま目が覚めない可能性もあった。時間がないことを知った要は、ずっと前からちさきを好きだったことをちさきに打ち明ける。突然要にそう告げられたちさきは、その言葉をうまく受け入れられずにいた。そして光も自分の気持ちをまなかに伝えるが、「おふねひきが終わったら話すね」と微笑み答えるだけだった。
あかりと至の結婚式がおふねひきと一緒に執り行われることとなっていた。あかりはおじょし様の代わりとして船に乗り、光、まなか、ちさき、要、紡も船に乗りおふねひきが始まる。船を進める中、突然海に巨大な渦が現れ、あかりはその渦に引きずり込まれてしまう。まなかは海に飛び込み、あかりを助けたが代わりにまなかが引きずり込まれてしまう。追いかけてきた光が必死に手を伸ばすがその手は届かず、まなかは海神様の生贄として海の底へと消えてしまった。一方、大波によって海に落ちた紡をちさきと要が助け船へと引き上げる。しかし、橋脚が倒れてきたことによって船を大きく旋回した拍子に、要のみが海へと落下してしまった。

おふねひきから5年後

汐鹿生の冬眠当日に開かれたおふねひきから5年。要やまなかの行方が分からぬまま、ちさきは勇の厚意により家に住まわせてもらうことになり、しばらく勇と紡の3人で暮らしていた。だがある時、日頃の疲労により勇が倒れ病院に入院することとなる。それからちさきは勇の見舞いに病院を訪れ、彼の面倒をみており自身は看護師を目指していた。紡は都会の大学の海洋学研究科に進み、謎の多い海村の研究をしていた。
14歳となった美海とさゆは美濱中学校に進学。中学生になっても美海が光を想う気持ちも、さゆが要を想う気持ちも変わらずにいた。そして至とあかりとの間には4歳になる男の子の潮留 晃(しおどめ あきら)が生まれていた。
ある日、ぬくみ雪の光が凍った海に反射することによって見られる巴日(ともえび)が現れるということで、美海たちのクラスは珍しいその現象を見に海を訪れていた。巴日が現れたその時、5年前と変わらぬ姿で美海たちの前に流れ着いた光。おふねひきからの記憶が一切なかったが、身体には異常なく次の日から潮留家で以前と変わらぬ生活を送ることとなる。ちさき、紡、美海、あかりたちは喜びと共に光を迎えるも、突然のことにどう接していいのか分からずにいた。また光本人も紡と一緒に海村の研究している教授の三橋 悟(みはし さとる)から世界は依然凍っていっていること、自分以外汐鹿生の人間は誰も目覚めていないことを知り愕然とする。その後、光は美海とさゆのクラスメイトに加わり、再び美濱中学に通い始めた。数日後、要も5年前と変わらぬ姿で目を覚まし、紡の家に泊めてもらうことになった。
ある日、美海は事故で海に落ちてしまうが、生物としての本能が発揮されエナが現れ海で呼吸ができるようになっていた。その時に海中で砂のような音を聞いたことを知った三橋は、その音は汐鹿生を覆う力を持つ潮流ではないかと予想する。三橋の予想を元に汐鹿生への道を探るべく海に潜った光、要、美海の3人。美海が聞こえたという砂の音を頼りに海流の中を進むと、今までのおふねひきで流したおじょしさまたちの墓にたどり着く。その中心で透明の幕に包まれた状態で眠っているまなかを見つける。エナを失いかけていた彼女をなんとか地上に運び潮留家まで連れて行くが、まなかは眠ったままだった。

まなかの失ったもの

一週間も眠っていたまなかは突如眠りから目を覚ます。目覚めたまなかは長く冬眠して状況が変わっている上に、エナも失っていたがいつものように明るく振舞ってた。5年前のおふねひきの日、海神様はまなかを生贄として海の底へと連れて行き、地上と海には平和が訪れていた。だが、生贄を失くしたことで異常気象は再び始まり、陸地が滅ぶ可能性が高まっていた。
最近まなかの様子がおかしいことに気が付いた光と美海は、うろこ様に話を聞きに行くとまなかは人を好きになる心を無くしていると告げられた。光はまなかが想いを寄せている紡の元へ行き、まなかの人を愛する気持ちを引き出してほしいと頼む。紡はちさきのことが好きであると言って断るが、その話をちさきは立ち聞きしてしまい、海の中の汐鹿生へ逃げるように去って行く。紡はちさきを追いかけて海に飛び込むが、息が出来ず意識を失いかけるも突如身体にエナが生まれ呼吸ができるようになる。ちさきに追いついた紡は、汐鹿生の町で改めてちさきに想いを伝えるが、ちさきは紡のことを想っていないと突き放した。
まなかは生贄になる前に光に告白されており、自分の本当の気持ちを教えてくれるといううみうしに「光が好き」と気持ちを吐き出していた。まなかはうみうしが吐き出したその綺麗な石を偶然見つける。美海はその石をペンダントにして、まなかにプレゼントした。
ぬくみ雪の脅威を少しでも抑えるため、そしてまなかの気持ちを取り戻すため、光たちは再びおふねひきをすることに決める。光は木像のおじょしさまにまなかの気持ちがつまったペンダントをつけて生贄に捧げれば、海神様はおじょしさまが戻ってきたのだと思い込み、地上の災いがなくなり失ったまなかの気持ちも取り戻せるかもしれないと考えていた。
紡の家でおじょしさまの衣装を縫いながら、ちさきは紡に「まなかはわたしが地上にいる間5年間もずっとおじょしさまになってくれたんだよね」と話す。そして「そしたら、今度はわたしが」と生贄になることを言いかけたが、紡に「ちさき!」遮られた。その会話を部屋に入らず聞いていた要は、これ以上ちさきへの思いを貫き通すことはできないと思いその場を離れる。
要は自分を思ってくれている人は誰もいないと思いながら歩いていると、「サボり?」とさゆに呼び止められる。要がちさきに片想いをしていることを察していたさゆは、ちさきを好きな気持ちを諦めた要に激怒する。涙しながら「ずっと要を見ていた」と言うさゆの言葉に、初めてさゆのことを意識した要。 冬眠していた自分の帰りを待ってくれている人は誰もいないと思っていた要だったが、自分にも帰りを待ってくれている人がいたことを知る。涙ながらのさゆの告白を受け止めた要は、自身も涙を流しながら「これからさゆのことを同じ年のひとりの女の子として見る」と告げた。

おふねひきが始まり船が海に進む中、5年前と同じく激しい渦が現れる。その渦にまなかが引きずり込まれてしまい、美海は急いで海に飛び込みまなかを助けるが、大渦に呑み込まれてしまいおじょしさまの墓場で繭のようなエナに包み込まれてしまう。美海を追ってきた光と紡は、海神の力に阻まれ手を出せずにいた。まなかのことばかり考えていた光は、たくさん寄り添ってくれていた美海の気持ちに気がつかなかったことを後悔する。光は人を好きになるということが誰かを傷つけるのなら、人を好きになる心を奪って美海を助けて欲しいと海神様に叫ぶ。それを聞いた美海は、「自分のために泣いてくれる人を好きになって良かったことを海神様に伝えたい」と願う。すると「陸の想い人を忘れたくなかったが、なにより子供たちと海神様との日々を失くしたくなかった」と言うおじょしさまのかつての気持ちが海に響き渡る。人を愛する気持ちは無駄ではないことを知った海神の意識は、美海を解放しその隙に光は美海を助け出すことに成功した。海神は静まり、冬眠していた汐鹿生の人々は無事に起きることができ、海と地上には平和が戻った。

『凪のあすから』の登場人物・キャラクター

主要人物

先島 光(さきしま ひかり)

CV:花江夏樹、潘めぐみ(幼少期)

本作の主人公。汐鹿生に住む中学2年生。意地っ張りで口が悪いが、正義感は強く世話焼きな性格。幼馴染のまなかに恋心を抱いており、彼女が意識する紡をライバル視している。
冬眠とおふねひきの日が迫る中、まなかに告白するが返事を聞けないまま冬眠してしまう。5年後、1番最初に冬眠から目覚めるが自分だけ何も変わっていないことに戸惑う。目覚めた時から見守っていてくれた美海からの想いを知ってからはまなかへの想いも捨てきれず苦しむことになる。だが、最終的にはまなかと両想いとなる。

向井戸 まなか(むかいど まなか)

CV:花澤香菜

汐鹿生に住む中学2年生。光、ちさき、要と同い年の幼馴染。天然で臆病かつ優柔不断な面が強いものの、芯は強く何事にも一生懸命。基本的に色恋沙汰に疎くちさきに紡が好きかと聞かれた際は「わからない」、光に抱きしめられた時には逃げてしまい、光に告白された時にも「よくわからない」と自身でも感情を掴みきれていない描写が多い。
おふねひき後、生贄となり5年間眠っていたが光に助けられ、その数日後に目覚めるが海神にエナと人を好きになる気持ちを奪われていた。だが、エナと人を好きになる気持ちを取り戻し、光と両想いとなる。

比良平 ちさき(ひらだいら ちさき)

石橋真那佳
石橋真那佳
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