凪のあすから(凪あす)のネタバレ解説・考察まとめ
『凪のあすから』とは、KADOKAWA(旧アスキー・メディアワークス)が発行する月刊コミック誌『電撃大王』とP.A.WORKSによるコラボ企画のテレビアニメ作品。2013年10月から2014年4月まで全26話が放送された。海底の街である汐鹿生に暮らす先島光、向井戸まなか、比良平ちさき、伊佐木要ら4人の少年少女が通う中学が廃校し、統合された地上の美濱中学へ通う事になる。 4人がそれぞれ抱える恋心と、新たな出会いと青春の時間が始まる。
潮留 美海「関係ないからだよ。自分にとって大切じゃない、関係のないやつらに、なんて思われたってかまわないんだ」
さゆは小学生の頃クラスメイトにいじめられていた。その際美海だけは加担しなかったことから、いじめのターゲットが彼女に変更されてしまい、さゆはそのことに負い目を感じながらも安堵していた。しかし、いじめられているにもかかわらず、特に普段と変わらない美海の様子を見てさゆはなぜ普通にしていられるのかと声をかける。その時の返答のセリフが「関係ないからだよ。自分にとって大切じゃない、関係のないやつらに、なんて思われたってかまわないんだ」である。この美海の言葉に強い衝撃を受けたさゆは、それ以来他の誰にどう思われても、美海の大切になりたいと願うようになった。幼少期から周りを気にせず真っ直ぐな美海らしい言葉だ。
先島 光「好きとかなんない方がやっぱ楽なのかもしれないって思う。だけどよ、誰かを好きになるのダメだって無駄だって思いたくねぇ」
ずっとまなかを想っていた光だったが、まなかは紡が好きなんだと思い込み自分の気持ちを閉まい込もうとしていた。だが、諦めきれずに「好きとかなんない方がやっぱ楽なのかもしれないって思う。だけどよ、誰かを好きになるのダメだって無駄だって思いたくねぇ」と言葉にする。弱音を吐きながらも、それでも気持ちを曲げたくないという光の強い心が現れた名言となっている。
向井戸 まなか「お互い想い合えているの伝えられたらもっと強くなれる、もっと嬉しくなれるよ」
おふねひきに反対の灯に反発し、地上へ家出をしていた光。おふねひきの準備をしている途中、まかないの材料を買いに行ったまなかは、光も灯もお互いのことを想い合っているのにすれ違ってしまうという寂しそうな言葉をあかりから聞く。それを聞いたまなかは、父とすれ違いを繰り返している光を励まそうと、自分は光が隣りにいてくれたから心強くいられたのだと伝える。そして、「お互い想い合えているの伝えられたらもっと強くなれる、もっと嬉しくなれるよ」と父のところに行く勇気を与えよう言った時の言葉。全力で励ますまなかの強くて優しい一面が見られた名言だ。
さゆの告白
小学生の頃から要を想い続けていたさゆ。年齢差があるという事もあり、要には子供扱いされてしまうばかりでさゆの恋心に全く気付いてなく、ただ一方的に見つめているだけだった。要がちさきのことを好きだということを察していたさゆは、思いを伝えることができないまま要は冬眠してしまった。
おふねひきから5年が経ち久しぶりの再会を果たしたが、中学生になったさゆの姿を要は一瞬誰かわからず、さゆは忘れられてしまったと走り去ってしまった。その後、ちさきに振られちさきに対しての思いを諦めてしまったことを知ったさゆは「自分だけ悲劇のヒロインぶらないで」と泣きながら要を怒る。そして「ずっと要を見ていた」と告白をする。要が冬眠している間もずっと想っていたことを告げ、自分のことを待っていてくれている人は誰もいないと思っていた要は嬉しくなり涙する。ちさきばかり見ていた要はさゆの告白を受け、「さゆちゃんのことこれからちゃんと見てみる。ちっちゃな女の子じゃなくて、同じ年のひとりの女の子として。そこからとりあえず考えてもいいかなさゆちゃんとの今後」と返事をした。ずっと言えなかった思いを告げたさゆと要の感動的なシーンである。
『凪のあすから』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
モデルは実在する建物や観光スポット
本作は三重県にある実在する建物や観光スポットをモデルとしている。
アニメの放送後、しばらくの間はモデルとなった地域は公表されていなかったが、2017年3月に「熊野市を中心とした三重県南部」が物語の舞台として正式発表された。
エナが発生する条件
地上の人間にはエナがなく、海で暮らすことはできない。だが、地上の人間が海の人間に恋をするとエナが発生するとなっている。美海や紡にはエナがなかったが、美海は光、紡はちさきを好きになってからエナが発生し、海の中でも呼吸をすることができるようになった。
『凪のあすから』の主題歌・挿入歌
OP(オープニング):Ray「lull〜そして僕らは〜」(第1話 - 第13話)
OP(オープニング):Ray「ebb and flow」(第14話 - 第24話)
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目次 - Contents
- 『凪のあすから』の概要
- 『凪のあすから』のあらすじ・ストーリー
- 陸の世界へ
- 呪いの魚
- あかりの恋模様
- 地上の異変
- おふねひきから5年後
- まなかの失ったもの
- 『凪のあすから』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 先島 光(さきしま ひかり)
- 向井戸 まなか(むかいど まなか)
- 比良平 ちさき(ひらだいら ちさき)
- 伊佐木 要(いさき かなめ)
- 木原 紡(きはら つむぐ)
- 潮留 美海(しおどめ みうな)
- 久沼 さゆ(ひさぬま さゆ)
- 汐鹿生の住民
- 先島 あかり(さきしま あかり)
- うろこ様
- 海神様
- 先島 灯(さきしま ともる)
- おじょしさま
- 陸の世界
- 木原 勇(きはら いさむ)
- 潮留 至(しおどめ いたる)
- 潮留 みをり(しおどめ みをり)
- 潮留 晃(しおどめ あきら)
- 狭山 旬(さやま しゅん)
- 江川 岳
- 峰岸 淳
- 三橋 悟(みはし さとる)
- 『凪のあすから』の用語
- 胞衣(えな)
- 汐鹿生村(しおししおむら)
- ウミウシ
- ぬくみ雪
- おふねひき
- 『凪のあすから』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 潮留 美海「関係ないからだよ。自分にとって大切じゃない、関係のないやつらに、なんて思われたってかまわないんだ」
- 先島 光「好きとかなんない方がやっぱ楽なのかもしれないって思う。だけどよ、誰かを好きになるのダメだって無駄だって思いたくねぇ」
- 向井戸 まなか「お互い想い合えているの伝えられたらもっと強くなれる、もっと嬉しくなれるよ」
- さゆの告白
- 『凪のあすから』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- モデルは実在する建物や観光スポット
- エナが発生する条件
- 『凪のあすから』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):Ray「lull〜そして僕らは〜」(第1話 - 第13話)
- OP(オープニング):Ray「ebb and flow」(第14話 - 第24話)
- ED(エンディング):やなぎなぎ「アクアテラリウム」(第1話 - 第13話)
- ED(エンディング):やなぎなぎ「三つ葉の結びめ」(第14話 - 第25話)
- ED(エンディング):Ray「lull〜Earth color of a calm〜」(最終話)
- 挿入歌:やなぎなぎ「mnemonic」(最終話)