山と食欲と私(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『山と食欲と私』とは2015年9月からWEB漫画サイト『くらげバンチ』で連載開始された信濃川日出雄によるアウトドア漫画。『くらげバンチ』では最速で100万アクセスに到達した。
主人公・日々野鮎美(ひびの あゆみ)は単独登山が趣味の27歳会社員。そして絶景の中で食べる「山ごはん」も欠かせない。登山途中に出会う人々や鮎美の日常のエピソードを、登山と料理を通して綴る。
毎回再現性の高い「山ごはん」を鮎美が頬張るシーンや、実在する山からの絶景が見所である。また随所に登山のノウハウも紹介されている。
羆 光治(ひぐま みつはる)
130話に登場する、山小屋「倉毛平小屋」の元支配人で藪蚊の命の恩人の男性。当時42歳。山小屋バイトの藪蚊が金を盗んで逃走遭難した際、落としていた荷物を辿って助け出した。現在は山を下り、麓で家族と暮らしている。
砂井 雅之(すない まさゆき)
鷹桑の大学時代のテニスサークルの先輩で、大学の駐輪場に溢れていた放置自転車を無断販売して大学除籍になった男性。131話に登場する。40歳。見た目はチャラ男で、ガールズバーを運営する会社経営をしている。
海苔野 浜絵(のりの はまえ)
初回登場は101話、名前が登場したのは137話の鮎美の大学時代の友人の1人。行政書士事務所で一般事務をしている埼玉県出身の女性。ニックネームは「のり〜」。「山ガール」時代の鮎美に付き合って数回登山をするも興味が持てず、残したラーメンのスープを鮎美と一緒に捨てようとして他の登山客に叱られ、これが最終的なきっかけとなり登山をやめる。また鮎美の人任せなところを指摘し、鮎美が自分で山や登山について勉強し始めるきっかけを作ることになる。
ポール・グリーズマン
愛媛県松山市にあるゲストハウス「マドンナ荘」の管理人をしている、日本在住歴10年の男性。152話に登場する。35歳。子供の頃から親に連れられ、世界各国を転々としていたため母国や故郷と呼べる場所がない。しかし松山の伝統的な雰囲気に「故郷への強烈なプライド」を感じ、住むことを決めた。おもてなしが大好きで、ワーケーションでやって来た鮎美を連日のように観光に連れ出す。経営パートナーとして鮎美をスカウトしたようだが、鮎美は愛の告白と勘違いし逃げ出してしまう。
『山と食欲と私』の用語
単独登山女子(たんどくとざんじょし)
「山ガール」と呼ばれるのを嫌う鮎美が自称する言葉。各話で鮎美が山で出会う人物の紹介にも用いられている。男性の場合は「単独登山男子」になる。年齢問わずに使われている。
メスティン
鮎美が愛用しているスウェーデン・トランギア社製の飯ごう。フライパンのような折り畳み式の持ち手がついている。パンを焼いたり、逆さにして蓋部分に水を張って蒸し器にしたりと、用途は様々である。
シュラフ
寝袋のこと。山で宿泊する時には欠かせないギア(道具)である。鮎美はシュラフが明太子に見える時があり、家でも時たま使用している。
倉毛平小屋(くらげだいらごや)
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目次 - Contents
- 『山と食欲と私』の概要
- 『山と食欲と私』のあらすじ・ストーリー
- 単独登山女子・鮎美
- 登山と山ごはんに目覚める鮎美
- ラーメンの汁事件
- 単独登山女子への成長
- 仲を深めた高尾山登山
- 3泊4日の八ヶ岳単独縦走
- 若き父の足跡を辿る鮎美
- 『山と食欲と私』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 日々野 鮎美(ひびの あゆみ)
- 鮎美と登山を楽しむ仲間たち
- 小松原 鯉子(こまつばら こいこ)
- 瀧 サヨリ/瀧本 サヨリ(たき さより/たきもと さより)
- 瀧本 健次郎(たきもと けんじろう)
- 鮎美の会社の社員たち
- 鰐壁 大器(わにかべ だいき)
- 蛭村 直樹(ひるむら なおき)
- 浜栗 藍(はまぐり あい)
- 蜂峰 丈(はちみね じょう)
- 鮎美の家族
- 猪口 いるか(いのぐち いるか)
- 猪口 雅敏(いのぐち まさとし)
- 双葉 紗子(ふたば しゃこ)
- 双葉 朝里(ふたば あさり)
- 日々野 透(ひびの とおる)
- 日々野 鶴三(ひびの つるぞう)
- 日々野 雨子(ひびの あまこ)
- 佐藤 空美(さとう そらみ)
- 鮎美が山で出会った人々
- 佐藤 ヤマメ(さとう やまめ)
- 井森 太郎(いもり たろう)
- 男鹿 たかし(おが たかし)
- 男鹿 ますみ(おが ますみ)
- 兎内 幸生(とうち ゆきお)
- 鯰江 洋子(なまずえ ようこ)
- 沙魚野 マキ(はぜの まき)
- 時鳥 のぞむ(ときとり のぞむ)
- 大神 隆則(おおがみ たかのり)
- 黒蓮 七実(こくれん ななみ)
- 薮蚊 繁(やぶか しげる)
- 鷹桑 秀平(たかくわ しゅうへい)
- 甲 ヒロム(かぶと ひろむ)
- 虻沢 登志郎(あぶさわ としろう)
- 香山 栄螺(かやま さざえ)
- 平目 あおい(ひらめ あおい)
- 平目 秋人(ひらめ あきひと)
- 伊藤松 貞夫(いとうまつ さだお)
- 里杉 浩二(さとすぎ こうじ)
- 秦野桂 誠也(はたのかつら せいや)
- 小楢川 竜介(こならかわ りゅうすけ)
- 都影 ユウジ(とかげ ゆうじ)
- 蝗 太志(いなご ふとし)
- 六科 広宣(ろくしな ひろのぶ)
- 六科 元(ろくしな はじめ)
- 有波嘉 涼太(ありはか りょうた)
- 比辻 道信(ひつじ みちのぶ)
- 古賀 浩二(こが こうじ)
- 古賀 直美(こが なおみ)
- 安手 太一(やすで たいち)
- 鍬形 昭昌(くわがた あきまさ)
- 白鷺 拝次(しらさぎ はいじ)
- 山下 舞弓(やました まゆみ)
- その他
- 福地 貝帆(ふくち かいほ)
- 榊 恵留(さかき える)
- 鶯谷 三次郎(うぐいすだに さんじろう)
- 室伏 慈也子(むろふし じやこ)
- 鷹桑 晴多(たかくわ はるた)
- 葦登 あずさ(よしのぼり あずさ)
- 荒金 鯵子(あらかね あじこ)
- 羆 光治(ひぐま みつはる)
- 砂井 雅之(すない まさゆき)
- 海苔野 浜絵(のりの はまえ)
- ポール・グリーズマン
- 『山と食欲と私』の用語
- 単独登山女子(たんどくとざんじょし)
- メスティン
- シュラフ
- 倉毛平小屋(くらげだいらごや)
- 『山と食欲と私』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 日々野 鮎美「山ガールって呼ばないで」
- 比辻 道信「富士山はいろんな意味で日本一。日本一高いのに日本一『山を知らない初心者が登る山』でもあるんです」
- 海苔野 浜絵「やりたいことがあるなら自分も背負えよ」
- 日々野 雨子「目的から逆算して必要となることを徹底的に考えろ。やるべきことに優先順位をつける癖を身につけろ」
- 『山と食欲と私』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 打ち切りがきっかけで生まれた作品
- 「倉毛」の名が様々な箇所に登場
- 登場人物の愛用のギア
- 鮎美考案の飯炊き歌
- 作品から生まれた記念日「山ごはんの日」
- 多くの企業とのコラボレーション