オレンジ・イズ・ニュー・ブラック(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』とは、Netflixで配信されていた女子刑務所を舞台に描いたアメリカのヒューマンドラマである。アメリカでベストセラーになったパイパー・カーマンの実録手記を原作として、女子刑務所内のリアルな生活を綴っている。お嬢様育ちの主人公パイパー・チャップマンは、過去に元恋人の麻薬売買を手伝った罪によって、15ヶ月の間、刑務所に収容されることになった。過去の罪で服役した彼女は、育った環境も人種も違う受刑者達とともに辛い刑務所生活を生き抜いていく。

『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』の概要

『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』とはアメリカでは2013年から、日本では2015年からNetflixで配信されているアメリカのテレビドラマである。
原作はアメリカでベストセラーになったパイパー・カーマンの実録手記『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック 女性刑務所での日々』であり、全7シリーズ・91話となっている。主演のパイパー・チャップマン役にテイラー・シリング、制作総指揮・企画はジェンジ・コーハンである。因みにシーズン2の第3話「同性愛はお断り」ではハリウッド女優のジョディ・フォスターが監督を務めている。
人種による派閥や、看守によるハラスメントなど、重いテーマを抱えつつ、受刑者達の個性的なキャラクターや人生をユーモアを交えて描いている。刑務所という非日常的で刺激的な生活に加え、泣いて笑える人間ドラマにたちまち世界中で人気となった。
2014年のエミー賞ではゲスト女優賞コメディー部門(クレイジー・アイズ役、ウゾ・アブダ)、キャスティング賞コメディーシリーズ部門(ジェニファー・ユーストン)、編集賞シングルカメラ・ドラマシリーズ部門(ウィリアム・トゥロ)の3部門受賞。翌2015年にもプライムタイム・エミー賞でウゾ・アブダが再び、助演女優賞ドラマシリーズ部門を受賞している。
主人公のチャーリー・チャップマンはニューヨーク在住で婚約者もあり、そこそこ幸せな生活をしていた。しかし、10年前に交際していた麻薬密売人の元恋人アレックス・プレポンのために1度現金を運んだ過去の罪により、15ヶ月の服役を言い渡される。パイパーの家族や恋人、友人は突然の判決に戸惑っていた。
パイパーは自分の罪を認め、愛する婚約者を待たせ収監されていった。しかし、そこは想像以上に過酷であり、さまざまな問題を抱えている場所だった。
たった15ヶ月と思っていたパイパーだったが、それはとてつもなく長く、険しい日々になることは想像に容易かった。

『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』のあらすじ・ストーリー

シーズン1「獄中生活の始まり」

入ったばかりのパイパー(左)と、パイパーに付き纏っていたスーザン(右)。

ニューヨークに住んでいる中流階級の女性・パイパー・チャップマンは恋人のラリー・ブルームにプロポーズされ、順風満帆な人生を送っていた。しかし、10年前に交際していた麻薬密売人の元恋人アレックス・プレポンのために1度現金を運んだ過去の罪により、15ヶ月の服役を言い渡される。
パイパーの家族や友人が戸惑う中、彼女は15ヶ月間の刑期を受け入れリッチフィールド女子刑務所へ入った。そこでパイパーは、キッチン担当のボス的な立場であるロシア人のガリーナ・レズニコフ、通称レッドの料理を貶して機嫌を損ねいじめの標的にされてしまう。レッドはパイパーにだけ料理を出さず、代わりに使用済み生理用品を挟んだサンドイッチをパイパーに差し出した。
周りに浮いていたパイパーは、クレイジーアイズと呼ばれている風変わりな黒人受刑者・スーザン・ウォーレンから好意を寄せられ困惑していた。
そんな中同じく服役している元恋人のアレックスと久しぶりの再会を果たす。お互いに過去の因縁で憎しみ合っていたが、同時にまた惹かれ合っていき、関係を持つようになっていった。やがてパイパーとラリーとの関係は徐々に微妙になってゆく。
パイパーにも段々友人ができていく中、クレイジーなカルト信者のテイファニー・トゲット、通称ペンサタッキーが選挙でパイパーに敗れたことを逆恨みし、因縁をつけてきた。2人の溝は深まっていき、とうとうペンサタッキーから殴り合いの喧嘩までふっかけられてしまう。パイパーはそれにキレてペンサタッキーを半殺しにし、懲罰房に入れられてしまった。

シーズン2「ストリートの女王ヴィー」

因縁の再会を果たしたヴィー(左)とレッド(右)。

ペンサタッキーに過剰な暴力を振るってしまったパイパーはシカゴに輸送されてしまった。パイパーはペンサタッキーを殺してしまったからだと思っていたが、実際はアレックスと2人で、彼女が所属していた麻薬密売組織のボスであるクブラの裁判に召喚されたためであった。復讐を恐れたパイパーはアレックスから言われた通り「クブラは知らないと」と偽証し、なぜか土壇場になって麻薬を売った事実を話したアレックスは釈放された。元軍人の若い看守ジョン・ベネットと恋愛関係になったヒスパニック系の囚人ダヤナラ・ディアス、通称ダヤは妊娠する。ベネットが罰を受け、離れなければならなくなることを恐れたダヤは周りにそそのかされるがまま、セクハラで有名なジョージ・メンデスを誘惑して関係を持つと、妊娠した責任をなすりつけた。その後メンデスは受刑者と関係を持ったことで、刑務所に入れられたがその後もダヤを信じ愛し続けた。レッドはキッチン担当から外され、ボスの座も出戻りで入所してきた麻薬密売人のイヴォンヌ・パーカー、通称ヴィーに奪われた。2人は以前も同じ刑務所にいたことがあり、その頃からヴィーはレッドを見下していた。一時は黒人達をまとめ上げ、内部にタバコを売りつけ好き放題稼いでいたヴィーだったが、そのうちあまりの身勝手さに信頼を失っていく。
仲間たちが徐々にヴィーの言うことを聞かなくなり、居場所を失ったヴィーは脱獄した。その後、ヴィーは末期癌の告知を受けた元強盗のローザ・シスネロスの車に跳ねられ死亡した。パイパーは婚約解消したラリーが自身の親友、ポリー・ハーパーと寝ていることを知りショックを受けた。そしてその腹いせに「アレックスが逃亡を企てている」と密告し、銃を持っているアレックスを陥れ彼女を刑務所に引き戻した。

シーズン3「パイパーの裏ビジネス」

パイパーは自分でアレックスを刑務所に戻したのにも関わらず、麻薬組織からの復讐に怯えるアレックスを支える形になり、よりを戻し関係を深めていった。パイパーは刑務所内での下着の縫製の仕事を利用し、使用済みの下着を所外に売るビジネスを始めた。ビジネスに乗り気ではないアレックスがパイパーと距離を置くようになると、パイパーは新しくオーストラリア出身のレズビアン、ステラ・カーリンという白人の囚人と関係を持ち一緒にビジネスを成功させる。うまくいっている思っていた矢先、パイパーは出所を目前に控えたステラに売上金を丸ごと奪われたことを知った。パイパーはその仕返しにステラの出所日に合わせて、彼女の荷物に違反物を大量に仕込んだ。それが発覚したステラは重刑務所送りになり、出所は当分持ち越しとなった。アレックスは命が狙われていることに怯え、パイパーに構っている暇はなかった。
薬物依存症のニッキー・ニコルスは隠していた麻薬が見つかり重刑務所に移送された。ニッキーは面倒見が良くさっぱりとした性格のレズビアンで、パイパーや他の受刑者からも慕われていた。ベネットに立ち去られたダヤは出産し、その赤ん坊はすぐに引き離され警察に保護された。
刑務所は予算不足により閉鎖寸前に追いやられ、経営を民間に委ねられることになった。コスト削減が徹底され、それによって囚人と看守たちの生活レベルは大幅に下げられた。さらに所内のベッドはすべて2段ベッドになり、収まり切れないほどの囚人が収容されることになると、状況はさらにカオス化していった。

シーズン4「隠された死体」

菜園にバラバラにした死を埋めたフリーダ(左)、アレックス(中)、ローリー(右)。

アレックスはかつて雇われていた麻薬組織のボスの有罪を証言したため、裏切り者として命を狙われていた。アレックスは看守として刑務所に入り込んだ殺し屋に襲われ、殺されそうになっているところを妄想症(パラノイア)を患ってるロリー・ホワイトビルに助けられる。ロリーは殺し屋を蹴り殺してしまい、アレックスはその死体の処分に追われることになった。死体は複数の殺人で服役している初老の囚人・フリーダの助言によってバラバラに解体した上、花壇や菜園の下などに分けて埋められた。しばらくはそのまま死体が発見されることは無かった。
MCCの経費削減のため、大量に囚人が収容され刑務所は混乱する。それと同時に看守も大量に辞職していき、厳格な元軍人のデシ・ピスカテラが雇われ刑務所を仕切る。
パイパーは自分には力があると勘違いし、調子に乗って見せしめにヒスパニック系のマリソル・ゴンザレス、通称フラカをビジネスからクビにした。
しかしヒスパニック系の囚人が増え力を持ちはじめると、彼女らはギャングのボスを親にもつマリア・ルイースを筆頭に、結託してパイパーの商売を潰しにかかった。パイパーはその仕返しにマリアの刑期を延長する密告をした。そのことに本気で切れたマリアはパイパーをリンチし、腕に焼き印を押し付けた。それに懲りたパイパーは打ちひしがれ、力をなくし一切ビジネスから手を引くことになった。
調子に乗って威張ってたパイパーはビジネスを阻害され腕に烙印を押された。
重刑務所にいたニッキーと、ジェンダー女性でいじめを受けて懲罰房に避難していた黒人の囚人ソフィア・バーセットが戻された。ニッキーは重刑務所内で再び麻薬に手を出し、戻ってきた後もしばらく依存症で苦しんでいた。ソフィアはいじめが完全になくなったわけでは無かったが、徐々に平穏を取り戻していく。
ある日配管工事のために庭園を掘り返すことになると、直ちにバラバラに埋められた死体が発見された。
カプートの指示を待たず、ピスカテラが手荒な捜査を始める。ピスカテラは囚人を仕切っているだろうレッドを犯人だと決めつけ、睡眠時間を与えず厳しい尋問を行った。過剰な捜査に囚人達が抗議行動を起こし、それに巻き込まれた小柄な黒人のプッセイ・ワシントンが死亡する。
看守に押さえ付けられるように死んだプッセイを目の当たりにした囚人たちは、一斉に騒ぎ出し怒りを爆発させた。

シーズン5「暴動」

州知事の代理として交渉に来たフィゲロア(左)と要求を訴えるテイスティ(右)。

プッセイの死をきっかけに、3日間に渡って暴動が起こる。看守の1人が規則に背いて刑務所内に銃を持ちこみ、囚人たちの前でそれを落としてしまう。偶然拾ったダヤが銃で看守の脚を撃ったことで囚人たちが優勢になり、暴動が始まった。囚人たちは看守を人質にして刑務所を占領し、刑務主内は無法地帯となる。プッセイの死を冒涜されたプッセイの親友、ターシャ・ジェファーソン(通称・テイスティ)らはスマホを使い、世間に自分たちの訴えを伝える。
プッセイの恋人だったアジア系のおしゃべりな受刑者・ブルック・ソーソーは、プッセイの死を受け入れることができず泣いてばかりいた。なんとか現実を受け入れようとソーソーは、プッセイの大好きな本を使ったモニュメントを作り彼女を偲んだ。
パイパーとアレックスは刑期延長を恐れ、厄介ごとに巻き込まれないようにしていた。しかし意義のあることに対して動かなければいられない性分のパイパーは、テイスティたちの活動に賛同し行動する。アレックスは1人無関心を貫き、一才暴動に参加しないよう努めて過ごした。
口が悪いが人の良い所長・ジョー・カプートと関係を持っていて、刑務所の経営を担っている企業・MCCの幹部であるリンダ・ファガーソンは暴動に巻き込まれ囚人として身をひそめる。囚人たちは自分たちの待遇や環境改善を求め、リストを作り州知事に要求する。州知事は人命を優先し、なるべく触発しないよう刑務所内に食料を送り、囚人たちの警戒を解いていった。レッドはピスカテラに対しての恨みを晴らすため、彼の部屋で辞職に追いやる弱みを探り続けた。ピスカテラを刑務所内に誘き寄せ、捕獲しようと罠を仕掛けるも乗り込んできた武装したピスカテラに仲間を襲われ対立する。囚人たちの要求は「プッセイを殺したベイリーの投獄」以外は全部受け入れられたが、テイスティがそれを受け入れなかったため、鎮圧部隊が送り込まれることになった。
最終的にレッドがピスカテラを捕獲することに成功したが、止めを刺さずにピスカテラの拘束を解いた。逃げたピスカテラは、通りかかった鎮圧部隊1人がの放ったペッパー弾が誤って命中し死亡した。
鎮圧部隊により囚人たちは取り押さえられ、暴動は収束した。
捕獲された受刑者は全員いったん重刑務所に送られることになった。

シーズン6「重刑務所」

権力があって威張り散らしていた鎮圧部隊が、人を誤って殺したことが明るみになれば立場がなかった。ピスカテラの射殺に居合わせたメンバーは口裏をあわせ、囚人がピスカテラを殺したように偽装し、その罪はテイスティになすりつけられた。囚人たちは重警備の刑務所に移されて暴行と尋問を受ける。証言を認めた者から収容される部屋が割り当てられた。
ペンサタッキーはかつて自分をレイプした看守とよりを戻しどさくさに紛れて逃亡するが、やっぱり変わらない暴力的な男の姿に落胆し自首した。重刑務所ではブロックごとに分けられている。その中でCブロックのボス、キャロル・デニングとキャロルの姉でDブロックのボス、バーバラ・デニング(通称・バーブ)との間では因縁の争いが起こっていた。
カプートの停職中、元リッチフィールド刑務所の元所長代理のナタリー・フィゲロア(通称・フィグ)が所長として就任した。カプートはテイスティが人を殺すような人物ではないと、囚人に有利な証言をしたことで辞職を余儀なくされた。その後、フィゲロアと付き合うようになり同棲を始めつつ、テイスティの救済のために動く。レッドは暴動の首謀者だという疑いをかけられた。それはレッドを裏切ったフリーダのせいであったが、フリーダは1番安全なBブロックに移送され難を逃れた。レッドは夫が新しい女を作ったことを知り落胆し、キャロルに気に入られつるむようになる。
釈放されているダヤの母、アレイダ・ディアスは金稼ぎがうまくいかず、バーブの手下のダディに恋したダヤに唆され、刑務所内に麻薬を売り始める。
黒人受刑者シンディ・ヘイズはピスカテラを撃ったのが鎮圧部隊だと知りながら、その罪が自分に来ないよう仲間のテイスティが撃ったと証言した。仲間の良かったシンディに嘘の証言をされたテイスティは、有罪となり終身刑となった。出所を他の受刑者に邪魔されそうになっているパイパーは、看守長と取引し所内にあった麻薬の入手経路を探る代わりに、自分の身の安全を保証してもらう。無事にパイパーは早期出所となりアレックスと獄中結婚した。

シーズン7「それぞれの結末」

パイパーは出所後弟夫婦と同居していたが、就職や定期的に行われる抜き打ち検査など、保護観察中の生活が思うようにいかず苦労していた。
アレイダは恋人のリック・ホッパーを看守長にしようと企てるが失敗し、暴力事件を起こし刑務所に戻った。そこでダヤと薬を売る仕事の取り合いになり、親子の溝が急速に深まってゆく。
シンディはテイスティを裏切った罪悪感を抱えながら仮出所する。テイスティはシンディの家族に向け、妹は実際シンディが産んで育てられなかった子だと告白を記した手紙を送り、彼女への復讐を果たしていた。出所後、シンディは母親と妹の家に帰るのだが、その子を想って封印されていた事実が明るみにされ、シンディは家にいられなくなり、ホームレスとなった。
リンダが「MCC」から改名した新会社「PoliCon」が運営するICE違法移民収容施設へ、1度出所したヒスパニック系の2人・ドミニカ系の囚人ブランカ・フローレスと、ペンサタッキーの後任で護送者の運転手をしていたマリッツァ・ラモスが不法滞在で収容された。アメリカ人と証明できないマリッツァは自力で支援団体と連絡を取ることができたが、その連絡先を周囲にも共有してしまったためコロンビアに強制送還される。ブランカは元々持っていたグリーンカードを奪還することができ、無事施設を出ることができた。
リンダはフィゲロアをPolyConの施設長として就任させ、テイスティの旧友であるタミカ・ワードを後任の所長として指名する。タミカは人権を守るため懲罰房を閉鎖し、その代わりの教育プログラムをスタートさせる。しかし度重なる刑務所内の厄介ごとが原因で、リンダから解雇されてしまう。カプートはタミカを支援していたが、セクハラや性的被害を告白し共有するタグ#MeeTooを介して、かつて彼が身勝手に解雇した女看守スーザン・フィッシャーに告発される。カプートはフィゲロアと共に養子を迎え入れる。
アレックスは暴力的な看守ヘルマンらに麻薬の密売を強要されそうになるが、女看守のマカロウに助けられる。それを機にアレックスはマカロウと密かに相引きを重ね、体の関係を持ってしまう。しかし、アレックスはパイパーを裏切れずマカロウに別れを告げる。アレックスを想うあまり傷ついたマカロウは苦しみに耐えられず、アレックスをオハイオの刑務所に移送させる。ダヤはダディが違う女と関係していることを許せず、ダディを毒殺した。ダヤとアレイダとの親子関係は修復できないほどの状態になっていった。
終身刑になったテイスティは絶望し、自殺願望に襲われていたが、囚人たちの教育プログラムに生きがいを感じ支援ファンドを設立する。ヒスパニック系の囚人グロリア・メンドゥーサは仲の良い看守ジョエル・ルスチェックの助けを得て出所する。ニッキーは懲罰房に長くいて認知症を発症したレッドと、息子を亡くして精神を病んだローナの世話をすることになる。ペンサタッキーはテイスティと学習プログラムに取り組むも、学習障害のため苦しみ、麻薬の過剰摂取で死亡する。しかし、受けていたテストはハンデを乗り越え合格していた。
オハイオに移ったアレックスに合わせて移住したパイパーはカフェで働き、アレックスの面会に訪れる。

「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」の登場人物・キャラクター

白人グループ

パイパー・チャップマン(演:テイラー・シリング)

kina
kina
@kuukina

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