orangeの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『orange』とは、高校2年生の高宮菜穂(たかみや なほ)とその友人が10年後の自分から今後、後悔することを手紙で伝えられ、予期されることを変えていこうとするSFストーリーである。予期されることの中には、菜穂が恋をした成瀬翔(なるせ かける)が交通事故に遭うことが書かれており、菜穂はそれを防ぐために手紙の指示に従う。友情と死、恋愛から喜怒哀楽が感じられる青春ラブストーリーの『orange』は累計600万部を突破し、映画化されている。

翔が交通事故で亡くなり、翔がいない未来では須和は菜穂をどうしたら幸せにできるか悩んでいた。菜穂に再会した年の夏に2人で花火大会で行く。須和は菜穂にその時「ずっと好きだよ。高校の時から」と告白するが、翔のことを忘れられない菜穂は「私は、翔が好き」と、答えた。須和は菜穂を笑顔にできないことに悩む。

そんな須和に久しぶりに会った萩田は、菜穂が須和と再会してから少しずつ笑顔を取り戻していることを伝えた。「翔はいないよ。今、高宮が向き合ってるのはお前だ須和」と、須和が菜穂にもっとアプローチする勇気を与える。

上田莉緒の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「翔がこの子と話するから!」

上田先輩は翔に告白し、翔も付き合うことを受けた。東京から転校してきた翔は、同じく東京に住んでいた上田先輩なら話も合うかな、と思い付き合った。軽い気持ちで恋人になり、遊びにも行ったが、束縛が激しかった上田先輩は菜穂と少し話をするだけでも嫌な気持ちがした。菜穂はそれに気づいていたため、翔に話しかかられてもどこかで上田先輩に見られている気がして翔を無視する回数が増えてしまう。

しかし、10年後の手紙によると「翔のことを無視しないでほしい」と書いてあることに気づく。ある日、翔から「バイバイ」と言われたときに菜穂は、上田先輩に嫌な顔をされるかもしれないと思ったが、「翔!」と呼んで返事をしようとした。しかし、後ろから上田先輩に意図的にぶつかられ、菜穂は前によろけて転ぶ。翔は先輩に「おい!何してんだよ!」と言いながら菜穂に駆け寄る。上田先輩は「は?鞄が当たっただけじゃん!他のこと話しないでよ!」と泣きながらその場を去った。スタイルがよく、男子からも人気のある上田先輩は通常は笑顔で、愛想よく振舞う。しかし、この時は菜穂への嫉妬心が前面に出てしまい、怒鳴って理性を失ってしまった場面である。

「そのヘアピン、見せて」

翔に振られた上田先輩は、翔と付き合っていたころから仲が良かった菜穂を嫌っていた。文化祭で菜穂を見かけると、頭につけているヘアピンに気づき、翔からもらったものではないかと予測した。実際に、そのヘアピンは菜穂が翔にお弁当を作ったお礼としてプレゼントされたものだった。菜穂が渋っていると、「そのヘアピン見せて?」と菜穂に詰め寄り、無理やりヘアピンを奪おうとする。学校で人気のある上田先輩だが、陰では嫉妬している菜穂をこっそりと呼び出し意地悪をする卑怯な面がある。

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