orangeの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『orange』とは、高校2年生の高宮菜穂(たかみや なほ)とその友人が10年後の自分から今後、後悔することを手紙で伝えられ、予期されることを変えていこうとするSFストーリーである。予期されることの中には、菜穂が恋をした成瀬翔(なるせ かける)が交通事故に遭うことが書かれており、菜穂はそれを防ぐために手紙の指示に従う。友情と死、恋愛から喜怒哀楽が感じられる青春ラブストーリーの『orange』は累計600万部を突破し、映画化されている。
翔は菜穂のことが好きだが、親友の須和もずっと菜穂のことが好きだと知っていたため菜穂に告白することをためらっていた。同時に、自分の選択が間違っていたとして菜穂を傷つけるのが怖かった。文化祭の前日に翔は須和に「菜穂に告白してもいいかな?」と翔に聞くと、須和は「菜穂に気持ち伝えろよ」と背中を押してくれた。しかし優柔不断な翔は、文化祭の日に菜穂に告白する前に須和に「俺、本当に菜穂に告白してもいいかな?」と、自分の選択が間違っていないか相談する。須和は好きな相手に対して一途に、真っすぐに気持ちを伝えるべきだと思っていた。その気持ちに反して菜穂に告白しないことを選んだのは、翔と菜穂が両思いだと知ってから2人を全力で応援しようと思ったからである。「『好きになる』『ならない』なんて、選択じゃ決めらんねぇよ」と、すがすがしい顔で翔を送り出す。
「菜穂と翔の味方だから」
文化祭で翔が菜穂に告白することを須和は後押しし、須和自身は菜穂に告白することはしないと決めていた。貴子、あずさは須和が菜穂を好きであることを知っていた。あずさは「私は菜穂を応援するから、須和のことは応援できない。ごめん」と言う。一方で貴子は「私はあんたが応援してほしいなら協力してもいいけど」と協力する姿勢を見せる。須和は一瞬悲しそうな表情を見せるが、すぐに「脈なんかねーだろ少しも!それに俺も菜穂と翔の味方だから」と、笑顔で吹っ切れたように話した。
「重かったら無理して持たなくてもいいんだよ みんなで持てば重くない」
体育大会の棒倒しに出場した翔は競技中に足をくじいていた。それに気づいていなかった菜穂のクラスの担任の先生が翔と菜穂に指定の場所までマットレスを運ぶように頼む。菜穂も翔の足の怪我には気づいていなかったため、2人で運んでいた。しかし10年後の未来の自分からの手紙を読んでいた萩田は翔が足をくじいているため、助けてほしいということが書かれいた。それを萩田から聞いた須和、貴子、あずさは急いで翔と菜穂を探しに行く。無理してできないことを我慢してこなそうとする翔に、須和は「重かったら無理して持たなくてもいいんだよ みんなで持てば重くない」と、翔のそばにはいつも自分たちがついていることを伝えた。みんなが駆けつけてくれたことに翔は友情を感じる。
「その時は俺がまた、翔を菜穂のところに連れてくるから」
大晦日の夜に菜穂と翔は喧嘩する、と未来から来た手紙に書いてあった。菜穂はもし翔と喧嘩してもすぐに謝る、と決めていた。翔からおばあちゃんが肺炎を起こして病院へ入院していることを話す。翔はそのことに「ばあちゃんがいなくなったら俺、1人になる」と不安になっていた。菜穂は何とか翔を安心させてあげるため、「おばあちゃんなら大丈夫だよ」と言ってしまう。母親が精神的に不安定だったことから自殺を選んだ過去が翔にはあったため、いつ大切な人がいなくなるか分からない、と誰かを失うことが怖かった。そのため、菜穂の「おばあちゃんなら大丈夫だよ」という言葉は翔の不安を和らげるどころか、さらに増した。菜穂は謝ろうとしたが、翔はその場をすぐに離れていく。神社まで菜穂の様子を見に来た須和に菜穂は「どうしよう。翔に嫌われたかもしれない」と、泣いて助けを求めた。須和は菜穂を抱きしめながら「その時は俺がまた、翔を菜穂のところに連れてくるから」と、安心させてあげる。
「この世界は翔が幸せになるための世界だから」
バレンタインチョコを菜穂が翔に渡したとき、菜穂は「私、翔と付き合いたい」と伝える。告白はしていたが翔が恋人関係になることに勇気を出せずにおり、菜穂もそれを理解して「付き合えなくても幸せ」と言っていた。しかしもっと翔の隣にいてこれからも支えていきたい、と思った菜穂は翔に告白する。翔はOKを出し、2人は付き合うことになった。貴子は「本当にいいの?菜穂に告白しなくて」と気持ちを確認したが、須和は「この世界は翔が幸せになるための世界だから」と、最後まで2人の関係を見守る意思を貫いた。
村坂あずさの名言・名セリフ/名シーン・名場面
「中学の時のあだ名が、狩人(かりゅうど)だった!」
始業式の日、須和、萩田、翔、菜穂、あずさ、貴子の6人で帰っているとき、あずさが翔に突然、「ねえねえ、翔君、東京から名に乗ってきた?」と聞く。翔は「特急あずさ」と答えると、「だよね!うける!」と笑い出す。なんのことか分からなかった翔のために、須和が説明する。須和は翔に「『あずさ2号』は知ってる?狩人(かりゅうど)の」と聞いた。「狩人」とは日本の2人組アーティストで、楽曲「あずさ2号」をリリースしたことで有名である。楽曲の名前と同じであることからアーティストの狩人と関連付けて「中学の時のあだ名が狩人だった!」と、あずさは笑い飛ばした。あずさはギャグを交えたあだ名の由来を言い、翔を笑わせた。
「ありがとう、須和」
菜穂が翔に話しかけたくても、彼女の上田先輩の存在を気にして遠慮していることに周りの友人、あずさ、貴子、須和、萩田は気づいていた。一番菜穂のことを分かっているあずさと貴子は、悩んでいることを自分から話さないことをよく知っていた。そのためあずさは悩みを聞くよりも、相手の背中を押すような一言をくれる須和なら菜穂を勇気づけてくれると思い、須和から菜穂に声をかけるように頼んだ。須和のおかげで、あずさは翔に話しかける勇気をもらえた菜穂を見ることができた。滅多にお礼を言わないあずさが、「須和、ありがとう」と、声をかけた。
茅野貴子の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「翔はあんたより、菜穂と一緒にいる方が楽しいんだよ」
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『orange』の概要
- 高宮菜穂の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「足の痛みは消える。でも後悔は消えない。10年後も」
- 緊張していた菜穂は教科書を逆さに読む
- 翔の「付き合っていいと思う?」の問いに「ノー」サイン
- 「『あの時ああしていれば』そんなのはきっと、未来にいるから言える事だ。後から思えば簡単な事。でも、その時の自分は精一杯で。」
- 「私はすごく楽しくて幸せだったよ!」
- 「ただ伝えたい。気持ちを知ってほしい。あなたが必要とされていることを。」
- 「文化祭の最後に花火があるの。見よう、2人で」
- 「ありがとう須和。いつもありがとう!」
- 「付き合わなくても幸せ」
- 「仲間がいる。それは10年後も変わらない仲間」
- 「一緒に走りたい」
- 「渡したいものがあったんだけど、今は持ってなくて。でも必ず渡すから。だから待ってて!」
- 「一緒に生きよう」
- 「私は平気だよ 前のように翔と話せなくなった今がつらい」
- 「これね、私の宝物なの。翔がくれたから」
- 「ずっと待っててくれてありがとう」
- 成瀬翔の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「俺、本当は期待してた。持って来てくれるかな、って。だから、すごいうれしい!ありがとう!菜穂!」
- 「救急車です。足、見せて」
- 「見てるよ、俺は」
- 「それに俺、先輩より気になる人いるから」
- 「でも俺の気持ちは気づいてもいいよ」
- 「聞く?」
- 「そういえば、俺ちゃんと言ってなかったね。好きだよ」
- 「俺生きててよかった 俺を助けてくれてありがとう」
- 「何が大丈夫なんだよ。大丈夫なんて、人が勝手に決めることかよ。」
- 翔と弘法山の桜を見る
- 須和弘人の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「お前、翔が好きなんだろ?」
- 「逃げんなよ、菜穂」
- 「俺らだって、翔が悩んでること知らずに笑ってたくないんだよ」
- 「俺は絶対に菜穂に告白しないって決めてる」
- 「『好きになる』『ならない』なんて、選択じゃ決めらんねぇよ。」
- 「菜穂と翔の味方だから」
- 「重かったら無理して持たなくてもいいんだよ みんなで持てば重くない」
- 「その時は俺がまた、翔を菜穂のところに連れてくるから」
- 「この世界は翔が幸せになるための世界だから」
- 村坂あずさの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「中学の時のあだ名が、狩人(かりゅうど)だった!」
- 「ありがとう、須和」
- 茅野貴子の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「翔はあんたより、菜穂と一緒にいる方が楽しいんだよ」
- 「私達が翔までバトンを繋ぎます」
- 須和の本心を見抜く
- 萩田朔の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「高宮だろ?」
- インテリをアピール
- 「今日の放課後、ちょっと付き合えよ」
- 先輩を騙して翔から遠ざける
- あずさのチアガールの姿に顔を赤らめる
- 「翔はいないよ。今...高宮が向き合ってるのはお前だ須和」
- 上田莉緒の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「翔がこの子と話するから!」
- 「そのヘアピン、見せて」