ULTRAMAN FINAL(ウルトラマン ファイナル)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ULTRAMAN FINAL』(ウルトラマン ファイナル)とは、清水栄一、下口智裕両名による漫画作品を原作とした、光の戦士ウルトラマンの力と志を継いだ地球人たちの活躍と最後の戦いを描いたアニメ。
ウルトラマンの力を受け継ぎ、悪しき異星人と戦い続ける早田進次郎。しかし彼の力は増大するばかりで、ついには制御できないほどへと成長。その暴走を恐れる世論の声が高まる中、異星人のメフィストが「4人のウルトラマンを抹殺する」と宣言し、進次郎と仲間たちは究極の脅威と対峙することとなる。

エド

CV:牛山茂

かつて宇宙恐竜ゼットンを操り戦わせることでウルトラマンを倒した、ゼットン星人の一員。そんな過去の軋轢とは無関係に個人として科学特捜隊に協力し、様々なアドバイスを行っている。地球人とは生態が異なっており、平均睡眠時間は1日2分である。
その正体は星団評議会から派遣されたエージェントで、地球に蔓延する“ウルトラマンへの信仰”を滅ぼすことが目的。進次郎たちに協力したのも、ペダント星人に「スペシウム光線を食らって倒されろ」と命じたのもそれが理由である。進次郎や地球人に対して恨むところはまったくなく、望まずしてウルトラマン因子を受け継いだ彼に同情さえしていた。

民間人

嵐大介(あらし だいすけ)

CV:手塚秀彰

元科学特捜隊員。早田や井出が若かった頃の同僚で、当時の科学特捜隊の中では銃火器を用いた直接戦闘を得意としていた。かつてペンシル爆弾でゼットンを仕留めたのも嵐である。
科学特捜隊を引退した後、井出に改めて一緒にやろうと誘われるも、「今の科学特捜隊は異星人の技術が入り込み過ぎている。連中がやろうと思えばいくらでも出し抜かれる。外部から見張る者だって必要だ」としてこれを固辞。以降はその言葉通り外部から科学特捜隊の活動を見守るも、井出からはハッキングなどの違法行為を黙認され、早田からは万が一の時に助けになってほしい旨を事前に頼まれるなど、2人からは未だに頼りにされている。

遠藤庸介(えんどう ようすけ)

CV:花輪英司

ベテランの刑事。娘とはあまり似ていないがレナの父で、芸能界で活動している娘をいつも心配している。ウルトラマンと怪獣の戦いに巻き込まれて妻を失っており、ウルトラマンに対しては複雑な想いを抱く。
死別した妻は異星人で、遠藤がそれを知ったのは彼女が死ぬ直前のことだった。「妻が死んだのはウルトラマンのせい」とレナに言い聞かせて育てたのは、彼女に母親が異星人であることを隠すためでもあり、そのためレナの記憶と真実とが多少食い違っている。

異星人

ベムラー

CV:曽世海司
13年前、旅客機を爆破して新たな異星人たちの跳梁の口火を切った存在。空を飛び手から強力な光線を放つなど、並外れた戦闘力の持ち主。ウルトラマン因子を受け継ぐ進や進次郎の前にたびたび現れ、時に彼らを襲い、時に彼らを試すように振る舞う。
実は旅客機爆破事件は星団評議会の過激派が仕向けたマッチポンプで、ベムラーはそれを阻止しようとしていた側だった。その正体は、かつて早田と融合して地球を守ったウルトラマンその人であり、結果として自分が地球に振り撒くこととなったウルトラマン因子の行く末を見極めようとしている。

メフィスト

CV:石井康嗣

強大な戦闘力と邪悪にして狡猾な知性を併せ持つ強豪異星人。「ウルトラマンこそは地球に厄災をもたらす存在である」とのメッセージを送り付け、「4人のウルトラマンの抹殺」を宣言するなど、作中のメインの悪役として活躍する。

バルキュア

CV:M・A・O

メフィストの部下として動く女性型異星人。円盤と刃物を組み合わせたような得物を用いた近接戦闘を得意とする。
部下として指示には従っているが、独自の思惑も持ち合わせているような言動を繰り返す。光太郎と3度に渡って交戦し、理想論を振りかざすようでいてしたたかに立ち回り、戦うとなれば自分と伍する彼のことを気に入っている。

ザラヴィー

CV:中野泰佑

精密な擬態能力を持つ異星人。メフィストに雇われ、その能力を悪用して状況を引っ掻き回し、遠藤に深手を負わせる。3人兄弟で、兄2人は作中で死亡するも、三男だけはちゃっかり生き残る。
メフィストが何を目論んでいるのかまでは知らされておらず、彼が自分を尻尾切りに利用していることを知って以降は科学特捜隊に協力的になった。

マーヤ

CV:佐倉綾音

ワドラン星人という、絶滅寸前の異星人の姫。前作で異星人の犯罪組織「暗黒の星」の悪事に加担していたが、進次郎たちの説得によって改心し、彼らの勝利に貢献するも深手を負って力尽きた。
明確に“死亡した”という描写がなかったため、「もしかしたら生きているのでは」と予想する視聴者も少なからず存在していたが、案の定本作のラストで元気な姿で登場。宇宙船を失い、ワドラン星に帰る方法が無く、やむなく地球の異星人街で暮らしているようである。

アダド

YAMAKUZIRA
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@YAMAKUZIRA

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