ULTRAMAN FINAL(ウルトラマン ファイナル)のネタバレ解説・考察まとめ
『ULTRAMAN FINAL』(ウルトラマン ファイナル)とは、清水栄一、下口智裕両名による漫画作品を原作とした、光の戦士ウルトラマンの力と志を継いだ地球人たちの活躍と最後の戦いを描いたアニメ。
ウルトラマンの力を受け継ぎ、悪しき異星人と戦い続ける早田進次郎。しかし彼の力は増大するばかりで、ついには制御できないほどへと成長。その暴走を恐れる世論の声が高まる中、異星人のメフィストが「4人のウルトラマンを抹殺する」と宣言し、進次郎と仲間たちは究極の脅威と対峙することとなる。
早田進次郎(はやた しんじろう)
CV:木村良平
かつてウルトラマンと融合し、地球を脅かす敵と戦い続けた早田進の息子。その父からウルトラマン因子をより濃く受け継ぎ、幼い頃から超人的な力を持っていた。それを別にすれば、友人たちと流行の話題で盛り上がったり、人気アイドルのレナに熱を上げていたり、ごく普通の高校生である。
地球に迫る新たな危機を前に、深手を負って倒れた父に代わってULTRAMAN SUITを装着し、悪しき異星人たちと戦う。その中で「その場にいる全ての人を救いたい」という、ウルトラマンとしての力をもってしても困難な理想を抱き、それを成せるだけの戦士を目指していく。
しばらく遠距離恋愛の形になったこともあり、レナとの関係は進んでいるようで進んでおらず、異性の友人といったところで足踏みを続けている。自分がウルトラマンであることは隠しているつもりだが、レナには見抜かれた上で気付いていないふりをされている。
諸星弾(もろぼし だん)
CV:江口拓也
科学特捜隊強襲班の指揮官。きわめて冷徹かつ合理性を重んじる性格で、進次郎の実質的な上司。異星人との戦いの中で浮ついたり、悩んだりする進次郎に対しては峻厳に接しており、口に出して褒めるようなことは決してしないが、進次郎が抱く「そこにいる全員を救える正義の味方になりたい」という戦士としての理想には、それがほぼ無理な話であることを承知の上で共感している節がある。
ULTRAMAN SUIT version7を装着し、第2のウルトラマンとして異星人との直接の戦闘にも参加する。成長途中の進次郎と比べて大人であり、戦うための訓練を受けてもいるため、戦闘技術においては進次郎を上回る。実は地球人ではなく、地球人に酷似した異星人である。
北斗星司(ほくと せいじ)
CV:潘めぐみ
異星人のヤプールに育てられた地球人。12年前、星団評議会の雇った傭兵による旅客機爆破事件に巻き込まれ、以降は犯人の追跡から逃れる目的もあって異星人街で暮らしてきた。
見た目は幼ささえ残る美少年だがしたたかかつ狡猾な性格で、目的のためには手段を選ばない。しかし内面は結構な熱血漢で、理想のヒーローたらんとする進次郎には一目置いている。その進次郎の顔を拝むために後輩という立場で近づいたことがあり、その時から彼のことを「先輩」と呼ぶようになった。両手両足は異星の技術で作られた義肢となっており、常人を遥かに超える力を発揮する。
育ての親のヤプールや、共に旅客機爆破事件に巻き込まれた南夕子という少女を慕い、異星人である彼らが大手を振って暮らせる社会の実現のためにヤプールが製作したULTRAMAN SUITを装着して戦う。ベムラーと行動を共にしていたが、彼がメフィスト一派に倒されたらしいことを知って独自の動きを見せ始める。
ジャック
CV:竹内良太
異星人街で暮らす青年。純然たる地球人だが規格外の身体能力の持ち主で、異星人相手の格闘試合でチャンピオンになるほどの凄腕。
同時に情報屋としての顔も持ち、諸星はお得意様の1人。実はアメリカのエージェントで、前シーズンではULTRAMAN SUITを装着した姿を披露。科学特捜隊のアメリカ支部で、光太郎と組んで大いに活躍した。
東幸太郎(ひがし こうたろう)
CV:前野智昭
我を見失うほどの激しい怒り、量子転送装置の故障、そして自身の内に眠っていた恐らくは異星人由来のなんらかの因子の相乗効果により、五体を爆炎と化す力を得た青年。かつてはフリージャーナリストとして活動していたが、異星人の起こした事件を追う中で異能に目覚め、「ULTRAMAN SUITに爆炎を封じる」という形でこれを安全に御することができるようになった。
誠実かつ高潔、明朗快活な正義感。進次郎が街を破壊した件についても「状況証拠はそろっているが、彼がそんなことをしたとは思えない」との直感を信じ、疑う素振りをしつつ彼が身の潔白を証明できるよう陰ながらサポートしていた。
前作では戦いに関しては素人で、パンチやキックは大ぶりなものが目立ったが、科学特捜隊のアメリカ支部で一緒に活動していたジャックに鍛えられたのか今作では派手なアクションを披露している。
佐山レナ(さやま レナ)/遠藤レナ(えんどう レナ)
CV:諸星すみれ
進次郎が夢中になっている人気アイドル。佐山レナの方が芸名で、遠藤レナが本名である。異星人が巻き起こした事件の中で進次郎と知り合い、彼がウルトラマンであることにも気付く。しかしそれを秘密にしようとする進次郎に合わせて、今も気付いていないふりをしている。
理想のヒーローたらんとする進次郎を個人的に応援しており、彼が自分の熱烈なファンであることから、時折2人で外で会うような間柄。進次郎が自分に敬意と異性としての興味を抱いていることには、まんざらでもないような態度を示している。
今作では異星人とのハーフであること、自分を妊娠していた頃の母親が早田から輸血を受けていたことが明らかとなり、進次郎と同じくウルトラマン因子を受け継ぐ新たな世代の人間であることが明らかとなる。
強力なバリアを発生させる能力を有し、ヤプールの作ったULTRAMAN SUITを装着して戦線に参加するも、さすがに戦う訓練は受けていないのでザラヴィーに接近された時は悲鳴を言いながら逃げ惑うのが関の山だった。
早田進(はやた しん)
CV:田中秀幸
かつてウルトラマンと融合して地球を脅かす怪獣や異星人と戦い続けてきた、科学特捜隊の隊員。ウルトラマンとの融合が解除された後も、その体内には宇宙最強の戦士ウルトラマンの因子が色濃く残されており、怪力や異常な耐久力など超人的な力を有している。
本作ではメフィスト(メフィラス)やゼットンといった、ウルトラマンと融合していた頃に死闘を繰り広げた因縁の相手と交戦。出番は少ないものの見応えのある戦闘シーンを披露する。
科学特捜隊(かがくとくそうたい)
井手光弘(いで みつひろ)
CV:魚建
科学特捜隊の一員。進と同期で、彼がウルトラマンと融合していたことにも気づいていたが、モルモットにはさせたくないという理由から他の同僚たちと共に口をつぐんでいた。
ゼットンを相手に苦戦する諸星たちを見て、かつて同種の怪獣を倒したペンシル爆弾の使用を決意。往年の盟友である嵐と共にゼットンに挑む。
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目次 - Contents
- 『ULTRAMAN FINAL』の概要
- 『ULTRAMAN FINAL』のあらすじ・ストーリー
- これまでの物語
- 『ULTRAMAN』
- 『ULTRAMAN Season2』
- 進次郎の暴走
- メフィラスの宣戦布告
- ウルトラマンたちの決裂
- レナの覚醒
- ゼットン出現
- 新たなるウルトラマン
- 『ULTRAMAN FINAL』の登場人物・キャラクター
- ウルトラマン
- 早田進次郎(はやた しんじろう)
- 諸星弾(もろぼし だん)
- 北斗星司(ほくと せいじ)
- ジャック
- 東幸太郎(ひがし こうたろう)
- 佐山レナ(さやま レナ)/遠藤レナ(えんどう レナ)
- 早田進(はやた しん)
- 科学特捜隊(かがくとくそうたい)
- 井手光弘(いで みつひろ)
- エド
- 民間人
- 嵐大介(あらし だいすけ)
- 遠藤庸介(えんどう ようすけ)
- 異星人
- ベムラー
- メフィスト
- バルキュア
- ザラヴィー
- マーヤ
- アダド
- ヤプール
- 『ULTRAMAN FINAL』の用語
- ウルトラマン
- ウルトラマン因子(ウルトラマンいんし)
- 科学特捜隊(かがくとくそうたい)
- ULTRAMAN SUIT(ウルトラマン スーツ)
- 星団評議会(せいだんひょうぎかい)
- 『ULTRAMAN FINAL』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 諸星「以前、そんなことを言っていた甘ちゃんがいたが…そんな言葉を真に受けるとは」
- ベムラー「そこまで地球人が好きになってしまったのだよ」
- 進次郎「光の巨人だとか、異星人だとか、そんなのは関係ない。俺はウルトラマンだ!」
- 『ULTRAMAN FINAL』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- メフィストの名前の由来はメフィラス星人
- バルキュアの名前の由来はバルキー星人
- ザラヴィーの名前の由来はザラブ星人
- 『ULTRAMAN FINAL』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):NOILION×MIYAVI『RAYS』
- ED(エンディング):Void_Chords『AVIATION』