少年ファンタジー(ソニョンパンタジ)のネタバレ解説・考察まとめ

『少年ファンタジー(ソニョンパンタジ)』とは、韓国で2023年3月30日から放送されたサバイバルオーディション番組である。2022年に放送され、ガールズグループ「CLASS:y」が結成されたサバイバルオーディション番組『放課後のときめき』の続編となる。前編に比べてよりグローバルに練習生を募り、日本人を含む54名の練習生が出演。視聴者による投票で脱落を免れ、最終ラウンドまで勝ち残った練習生がK-POPボーイズグループ「FANTASY BOYS」としてデビューした。

番組の視聴者のこと。公式アプリからの投票によって練習生たちを応援する。得票数は、韓国国内からの票数を60%、国外からの票数を40%反映して集計。

FANTASY BOYS

「FANTASY BOYS」のロゴイメージ

『少年ファンタジー』を通し、新たにデビューするボーイズグループのこと。4学期までのミッションを勝ち進み、さらに生放送のファイナルステージの結果、上位12位までの練習生(ユ・ジュンウォン、キム・ギュレ、ホン・ソンミン、オ・ヒョンテ、イ・ハンビン、リン・チ、カン・ミンソ、ヒカリ、ソウル、キム・ウソク、ヒカル、ケイダン)がデビューメンバーに選ばれた。

『少年ファンタジー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ホン・ソンミン「最悪のライバルになりたい」

ホン・ソンミンの入学評価パフォーマンス

番組の予告映像に出演し、ほかの練習生よりも知名度が高かったホン・ソンミン。ビジュアルが話題になったこともあり、第1話で放送された入学評価には大きなプレッシャーを感じていた。「大したことなかったと言われたくない」と自分に厳しく練習を重ね、「(ほかの練習生にとって)最悪のライバルになりたい」と入学評価に臨む。パフォーマンスを見たプロデューサーからは、「存在感があってセンターの素質がある」、「今後が楽しみだ」と高評価。安堵の表情を見せた。

ジン・ミョンジェ「唯一幸せになれる道だから」

入学評価に臨むジン・ミョンジェ

練習生の中でもひときわ華奢で、はかない雰囲気をまとうジン・ミョンジェ。喘息があり、呼吸器と薬を手にアイドルの夢を追いかける。1曲踊るだけでも疲れてしまうことがあるという彼に、プロデューサーから「そこまでしてアイドルを目指す理由は?」と質問があがった。それに対してジン・ミョンジェは、「答えはただ1つ、唯一幸せになれる道だから」と返答。K-POPアイドルになるための道は険しく、デビューしても成績が振るわないことも多い。それでもアイドルを目指すほかの練習生たちからも、「僕たちの幸せがここにあるんだ」と共感の声が上がった。

カン・デヒョン「この順位にはそんなに意味がない気がする」

順位に関係なくお互いをねぎらう「Boy in Luv」チームメンバー

2学期のビジュアルミッションで、「Boy in Luv」を披露したチーム。ファンタジーメーカーによってときめきパートに選ばれたキム・ギュレだったが、重要なサビ部分の音程が出ず、練習に苦戦した。次第にチームの雰囲気も悪くなり、リーダーのファン・ジェミンも頭を抱える。練習期間の短いギュレに合わせてゆっくり振り付けを確認したり、ほかのチームメンバーの不安を聞いたりと、チームのために奔走した。
本番のパフォーマンスが終わり、投票の結果はギュレが2位でジェミンは3位。ギュレは自分よりも実力のあるメンバーたちよりも上の順位になったことが申し訳ないと、素直に喜ぶことができなかった。それに対してジェミンは、「ギュレが申し訳ないと思ってくれたことがうれしい」とお互いの健闘を称え合う。それを見たチームメンバーのカン・デヒョンは、「この順位にはそんなに意味がない気がする」とコメントした。

ジニョン「客観的すぎると自分の長所すら下げてしまう」

自信を取り戻したミンソのパフォーマンス

4学期のプロデューサー新曲ミッションで、ジニョンのプロデュースする「Hold Tight」チームになったカン・ミンソ。それまでのミッションでは、最善を尽くしたにもかかわらず良い結果を出せず、すっかり自信を失っていた。
練習の合間、プロデューサーのジニョンがチームメンバーたちを会食に誘う。食事を囲みながら、ミンソはジニョンに自信がない自分の悩みを打ち明けた。ジニョンは「客観的すぎると自分の長所すら下げてしまう」、「十分に上手いんだから、自分の長所を見つけてあげるのが大事」とアドバイスを受ける。プロデューサーから直々に実力を認められ、ミンソは自信を取り戻してミッションに臨むことができた。

『少年ファンタジー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

日本人練習生のヒナタが放送前に降板

番組を降板したヒナタ

番組制作陣は、放送開始前の2023年3月5日、練習生として公開されていたヒナタが番組を降板することを発表した。
ヒナタは主にTikTokで活動していたインフルエンサーの青木怜慈(あおきれいじ)と同一人物と言われており、番組出演が決まると話題になった。同月1日に開催されたハイタッチ会にも参加していたが、その後、女子中高生との不適切な行為があったことが発覚。ヒナタ自身が事実を認めたことから、番組を降板することになった。

特別救済されたパク・ヒョングンがラップ部門1位

全員で喜びを分かち合う「MIROH」チーム

2学期の順位発表で脱落したものの、プロデューサーから「まだ見つかっていない宝石」と特別救済されたパク・ヒョングン。そんなヒョングンにとって、3学期の専攻分野ミッションでベネフィットをもらうことは、脱落を免れるために不可欠なものだった。「MIROH」チームのメンバーには上位層の練習生が多く、ヒョングンは「これが最後になるかも」とプレッシャーに押しつぶされそうになりながらミッションに臨む。同じくラップポジションのケイダンが韓国語で作詞するのを助けながら、自身の魅せ方に悩んだ。
本番のパフォーマンスは、全体的にはミスが目立つ。しかしヒョングンのラップで上手にステージを盛り上げることができた。最終結果発表でもヒョングンがラップ部門の1位に輝き、特別救済で生き残ったヒョングンがチーム全員にベネフィットをもたらした。

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@Masanori6512s0

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