今、私たちの学校は…(韓国ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『今、私たちの学校は…』とは、Netflixシリーズで2022年1月28日から公開されているゾンビホラー韓国ドラマ。同名のウェブチューンを原作としている。配信されて3日間で視聴時間が世界29か国で1位となり、テレビ・非英語部門でグローバルTOP10に入った。最初に1人の生徒、次に高校、ついには街全体と瞬く間にゾンビであふれかえった地方都市。ゾンビ地獄と化した学校に閉じ込められた高校生たちが、自力で恐怖に立ち向かう様を描いたアクションスリラー。

『今、私たちの学校は…』の概要

『今、私たちの学校は…』とは、Netflixシリーズで2022年1月28日から公開されているゾンビホラー韓国ドラマ。韓国の「NAVER WEBTOON」で2009年5月から2011年11月にかけて連載された大人気作品を原作とし、イ・ジェギュ監督、チョン・ソンイル脚本の下で映像化された。

イ・ジェギュ監督は、ドラマ『チェオクの剣』や『ベートーベン・ウィルス~愛と情熱のシンフォニー』、映画『王の涙 イ・サンの決断』(2014)や『トラップ 劇場版』(2019)など数々の作品を生み出してきたベテランの1人で、チョン・ソンイルは、ドラマ『チュノ ~推奴~』や映画『西部戦線1953』(2015)など幅広いジャンルで活躍化する脚本家である。大物監督・脚本家がタッグを組んで制作された本作は、人気作化への期待を裏切らず、公開されて3日でテレビ・非英語部門全世界視聴時間数TOP10入りを果たした。また、2022年6月7日にはNetflixの公式YouTubeチャンネルでシーズン2の配信が決定したことも告知されている。

本作のキャストは、パク・ジフ(ナム・オンジョ役)、ユン・チャンヨン(イ・チョンサン役)、チョ・イヒョン(チョ・ナムラ役)、パク・ソロモン(イ・スヒョク役)、ユ・インス(ユン・イグナム役)、イ・ユミ(イ・ナヨン役)、キム・ビョンチョル(イ・ビョンチャン役)、イ・キュヒョン(ソン・ジェイク役)、チョン・ベス(ナム・ソジュ役)。

本作の舞台となるのは韓国の地方都市の私立高校。ストーリーは、刻一刻とゾンビ地獄と化していく高校に閉じ込められた主人公たちが脱出を試みて死闘を繰り広げる場面、学校にいる我が子と分断されてしまった大人たちが主人公たちを救うべく画策する場面とが切り替わりながら進行していく。ゾンビ地獄と化した学校で逃げ場を失った高校生が、周囲から孤立し、救助隊や警察からの援助すらも受けられない絶望的な状況に立たされるというストーリー構成は、2014年4月16日に修学旅行中の高校生を含めた299人もの死者が出たセウォル号沈没事故に着想を得ている。

この事故では、未来ある多くの若者たちの犠牲と引換えに、収益化を図るあまり安全管理を怠った運航会社の管理体制のみならず、乗員乗客を置き去りにして逃げ出した船員・船長の職務怠慢と組織体制の問題、技量の乏しい非正規の大量雇用による弊害と有事の際の危機管理体制の甘さ、政財界の癒着など様々な社会問題が浮き彫りになり、韓国メディアを騒がせた。韓国における若者の死亡原因の第1位に上がるのは例年自殺であるとされるが、この事故があった2014年だけはその被害規模の大きさも相まって運輸事故が第1位となった。本作が描く学校という閉鎖的環境でのゾンビサバイバルは、そうした様々な社会問題が渦巻く現代の韓国社会を生き地獄として風刺する側面もある。本作では、あえてストーリーの舞台を主に学校という場所に限定することで、ゾンビのいない現代社会という生き地獄の縮図を描こうとするものである。

韓国初のゾンビホラーアクションの映像作品としては、映画『新感染 ファイナルエクスプレス』やNetflixドラマシリーズ『キングダム(킹덤)』『Sweet Home -俺と世界の絶望-』などが注目を集めているが、本作もこれらと比肩しうべき内容となっている。学校の科学室から漏洩したウイルスが、最初は1人の女子高生、そこから病院や保健室の先生を通して徐々に学校全体、町全体へと拡散されていくゾンビホラーならではのスリリングな展開は先が読めず、ゾンビからの攻撃に主人公たちが必死に抵抗するアクションシーンも痛快で、視聴者を飽きさせない。また、時にはそうした中で育まれる友情や恋愛といった青春ドラマの要素、自らを犠牲にしても互いを思いやる親子の絆なども描写されており、こうした点が学校を舞台にした本作ならではの魅力である。

『今、私たちの学校は…』のあらすじ・ストーリー

物語は、ヒョサン高校の科学教師ビョンチャンの息子で同高校1年生のジンスが、同学年で不良グループに属している男子高生グィナムや女子高生ヒョンジュらにいじめを受け、暴行されて目を血走らせているというダークなシーンから始まる。ジンスは暴れるが、暴行を受ける最中にビルの屋上から転落して病院送りになった。父親であるビョンチャンは、搬送先の病室で激しく暴れ始めたジンスを聖書で何度も殴りつけ、トランクに運び入れて自宅に連れ帰った。

後日の事、掃除をさぼっていたヒョンジュは、好奇心から科学室の隣にある薬品保管室に潜入。そこで、様子のおかしなハムスターを目撃し、指を伸ばした際に噛まれてしまう。しかし、そのハムスターにはビョンチャンが開発したゾンビ化するウイルス「ヨナス・ウイルス」が投与されていた。ビョンチャンは彼女が感染したと知り、彼女を薬品保管室に監禁してしまう。

その頃、主人公である2年5組の男子生徒チョンサンは、母の店で幼馴染のヒロインであるオンジョや親友ギョンスと談笑しながらヤンニョムチキンを頬ばっていた。

チョンサンと同じ組の男子生徒スヒョクは、グィナムが女子生徒ウンジに着ている制服を切り刻むなどの性的暴行を加え、ヌード動画を撮るなどしているところを偶然目撃し、ウンジの救出に向かう。しかし、スヒョクの助けを借りれば動画を拡散するとのグィナムの脅しにウンジは屈してしまい、スヒョクの助けを拒んでしまう。

時を同じくして、何とか薬品保管室から脱出したものの、ゾンビ化の症状が出始めているヒョンジュは保健室へと向かい、監禁されていたことを報告。介抱しようとするオンジョや保健室の先生に噛みつき、ヒョンジュは病院送りとなる。そして噛まれた保健室の先生はゾンビ化し、不良グループの一味であった男子生徒チャンフンに襲い掛かった。チャンフンも同様にゾンビ化し、学内でゾンビは鼠算方式で増えていく。

教室に戻ったオンジョは昼休みにスヒョクに告白するが、返事はもらえず、カフェテリアへ向かう。スヒョクは、同じ5組の学級委員長ナムラに思いを寄せていた。

場面は切り替わり、学校の屋上へ。生きる希望をなくしたウンジは、飛び降り自殺を図ろうとしていた。そんな彼女を同じようにいじめられっ子である男子生徒キム・チョルスが引き留める。ウンジがそれでも自殺を図ろうと地上を見ると、下の階の窓からはゾンビ化した生徒が窓を突き破って落下していき、学校はゾンビ地獄と化そうとしていた。

生き残りをかけて

ヒョサン高校内でパンデミックが起こり、同じクラスの男子生徒ウジン、女子生徒ナヨンをはじめとした他の生徒と教室に立てこもったオンジョとチョンサン。警察に「ゾンビがいる」と電話をかけて助けを求めても、「学園祭ですか」と一蹴されてしまう。

そんな教室内での立てこもりによる安全も長くは続かない。入ってきた体育教師カン・ジングが噛まれていたためにゾンビ化し、オンジョらは他の生徒と走って科学室まで避難することになった。その最中にオンジョの親友イサクが噛まれており、イサクはゾンビ化すると窓から落下。なんとかオンジョがイサクの手を掴むも、チョンサンはイサクを蹴落とした。

落ち込むオンジョを慰めながら、チョンサンらはカーテンを結んでロープ代わりにし、担任のパク・ソナがいる階下の放送室へ窓から降りる。

時を同じくして、ウジンの姉・ハリはアーチェリーの代表選抜に落ちてスクールバスで高校へ戻ってきていた。彼女と同学年である3年の不良女子生徒パク・ミジンは、男子生徒ジュンソンと共に、ゾンビ化した同級生ハリムを殺害した。

オンジョの父ナム・ソジュはオンジョの身を案じながらも、特別任務で国会議員パク・ウニ議員の救出に向かう。

早退し、妊娠していた生徒ヒスは、公衆トイレで赤子を出産。しかし、学外でも瞬く間にパンデミックが広がっていた。周囲にゾンビが発生していることを知ると、彼女は赤子と一緒に逃げることを決意する。

放送室へ逃げ込んだチョンサンたちであったが、ナヨンはみんなのために頑張ってゾンビと戦って怪我をした人が感染しているかもしれないと言い始める。実際にけがをしていたギョンスは感染を疑われ、一旦隣室に隔離されることになった。その際、普段から彼を見下していたナヨンは彼をウイルス呼ばわりした事で口論となり、結局ギョンスが発症しなかったことから謝罪の意味も込めてギョンスの手当てをすることになる。しかし、ナヨンはギョンスがゾンビを撃退したときに使ったモップの取っ手の部分から密かにゾンビの血液をふき取り、その拭き取った布を彼の傷口にあててしまう。

これにより感染し、鼻血を噴き出したギョンス。そのままゾンビ化して狂暴化し、窓から落下してしまう。そんな彼を尻目に、やはり自分が正しかったと言い張るナヨン。しかし、委員長ナムラは、ナヨンがギョンスにウイルスを感染させる一部始終を目撃しており、そのことを告発する。ナヨンは、皆から殺人鬼呼ばわりされて居場所を失い、放送室を追放されることになった。失意のナヨンの後を担任のソナは追いかけていくのであった。

ハンビ(半分ゾンビ)出現

チョンサンの母は、息子を心配して学校まで来たものの、ゾンビ化したギョンスに噛まれてゾンビになってしまった。

ウンジは、午前9時に自分のヌード動画が公開される設定になっている事を知ると、回収された生徒のスマホが保管されている職員室にスマホを壊しに向かう。そこでゾンビに噛まれながらも、自分の名誉を守ることを優先し、次々とスマホを壊していく。そこで、ゾンビ化するかに思われたウンジであったが、人としての理性は残しており、完全にはゾンビ化しなかった。

連絡手段としてスマホを回収しに窓伝いに職員室に降りてきたチョンサンとスヒョクは、ウンジと鉢合わせとなる。ハンビ(半分ゾンビ)と化した彼女から、2人は命からがら逃げることになった。

チョンサンが校長室に駆け込むと、そこでは校長をグィナムが脅していた。校長にののしられたグィナムが校長をナイフで刺し殺す様子をチョンサンは目撃し、走って逃げる。

ソジュは、市庁舎に群がるゾンビにホースで放水して制圧し、国会議員らを屋上まで誘導。救助に来たヘリに一行を乗せて乗り込み、避難場所である廃刑務所に向かった。

目撃者であるチョンサンを殺そうとするグィナムと図書館で鉢合わせになったチョンサンは、グィナムと取っ組み合いになる。チョンサンはスマホをグィナムの片目に叩きつけてつぶすと、図書室の棚の下にグィナムを突き落とし、グィナムは苦しみながらゾンビに噛まれていく。しかし、なんとチョンサンが立ち去った後に、人間としての理性を残したままグィナムは起き上るのであった。

一方、ヒョサン市では戒厳令が敷かれ、情報流出を避けるためにインターネットが遮断された。警察署では、刑事ジェイクが監禁罪で逮捕したビョンチャンを取り調べる中で、ゾンビウイルスについての重大な情報を入手する。ビョンチャンは、ヒョサン高校の科学室のPCに、この事態を収束させるカギとなるデータが入っていると言う。そうしているうちに、警察署もゾンビに襲われ、ビョンチャンは噛まれてゾンビ化してしまう。

逃げ出したジェイクはソウル大生のホチョルと出会い、チョンサンの母の店であるチョンサンチキン店に逃げ込む。中には、自分の腕と口を縛り付けてゾンビ化したヒスと、泣きわめく彼女の赤子が取り残されていた。

その頃、備品室からドローンを入手したオンジョは、ドローンを飛ばして校内を偵察していた。音楽室に逃げ込んでいたチョンサンを見つけて安心する一方、ゾンビ化した両親を発見して絶望する女子生徒ジミン。そうした中でもなんとかチョンサンを助けようと、ゾンビが音に反応する習性を利用してゾンビを誘導し、その隙に彼と合流することを画策する。誘導自体は成功するものの、これを聞きつけてハンビ化したグィナムが立ちはだかる。予想外の出来事に、スヒョクらは必死に抵抗してグィナムを窓から突き落とすことに成功するも、その過程でナムラが噛まれてしまう。チョンサンとの合流を果たしたオンジョらは、ナムラを警戒する。しかし、彼女はウイルスと適合して理性を保ちつつ、グィナムと同様ハンビ化していた。ビデオカメラを見つけたチョンサンたちは、元気なうちに各々が両親へのビデオメッセージを残した。

一方、ハリたちはミジンと行動を共にすることになり、得意の弓で次々とゾンビを始末しながら、弓道場へ武器の回収に向かう。

ソジュは、隔離施設を抜け出し、監視の目をくぐって銃撃に遭いながらも、泳いで娘のいるヒョサン高校へと向かっていた。

校外への脱出

今いる音楽室から屋上に逃げるため、これまでで一番リスクが大きい計画を実行に移し始める生徒たち。バリケードを作りつつ大きな音を立てて音楽室の片側一方にゾンビをおびき寄せてギリギリまで持ちこたえて退路を確保すると、一目散に屋上へ向かって駆け出していく。しかし、屋上では男子生徒チョルスが屋上に向かうドアを外から封鎖していた。

一方、刑事ジェイクはホチョルと共に逃げ遅れた少女とヒスの赤子を救うため、バイクに乗り込む。ところが、道中、幼稚園の屋根の上に取り残されている動画配信者オレンジャーを発見すると、ホチョルに少女らを任せて彼の救助に向かい、思いがけず取り残される形になる。

学校の屋上へ向かう階段では、もたついたスヒョクらの元に、グィナムの魔の手が差し迫る。ついに彼と対峙した一行であったが、ハンビ化したナムラが彼を突き飛ばし、グィナムは地上に叩き落された。

半ゾンビ化したウンジは、思い入れの無くなった学校に火を放ち、スプリンクラーが作動。その寄ってきたゾンビたちを尻目に、自転車に乗って学校を後にし、ジェイクと鉢合わせになる。ジェイクは幼稚園の屋根の上に取り残されていたが、幼稚園バスで救出に来たホチョルにより救出されていた。

一方、学校では、ナヨンが勇気を出して隠れていた音楽室隣の備品室からみんなのいる屋上へと向かおうとしていた。自らの命を犠牲にして自分のことを助けたナヨンはみんなのために備品室の食糧物資を届けようと考え、徐々に変わろうとしていた。しかし、その矢先に人間の匂いを嗅ぎつけたグィナムが音楽室に現れ、ナヨンを食い殺してしまった。ソナがナヨンに託した希望は、無残にも潰えてしまったのである。

屋上では、チョルスが救出に来たヘリの隊員に自分以外に生徒はいないと嘘をつき、1人救出されていた。ヘリ隊員の立ち去った後の屋上で焚火を囲み、チョンサンらは談笑する。ナムラは皆と友達になれたことが嬉しいと言い、チョンサンはオンジョに告白する。

そうしているところに、回復したグィナムが排水管をよじ登って再び襲いにやってきた。チョンサンやスヒョクらが抵抗するもむなしく、通常の人間では太刀打ちできない力を手にしたことをグィナムは誇らしげに語る。しかし、やはりハンビ化したナムラの活躍により、地上へと突き落とされるのであった。

ジェイクらは科学室のPCについて軍に知らせると、軍用ヘリはヒョサン高校屋上へと飛び立つ。ヘリの救助が来たのかと喜ぶチョンサンらであったが、兵士らはPCを回収するとそのまま撤収してしまった。そのころ、兵士たちのもとには隔離された市民の中にいたウンジが救助されたチョルスを食い殺し、制圧しようとした兵士4人をも返り討ちにして拘束されるという衝撃の映像が送られてきていた。このことから、チョンサンらの中にも無症状の感染者がいることを察知した兵士らは、救出することをとりやめたのである。

救助ヘリからも見放されて絶望するチョンサンたち。そのうち雷雨になり、雨水で飢えを凌ごうとする一同であったが、雷の音を利用して校外に逃げることを思いつく。体育館まで移動することを試み、その過程でジミンやハリらと合流する。なんとか体育館まで移動するも、ゾンビの中に自分の母の姿を見つけたチョンサンは絶望する。また、女子生徒ヒョリョンも音を立てたことでゾンビに気づかれ、食い殺されてしまった。

体育館内に移動すれば安全だと考えていた一同であったが、館内はゾンビ化した運動部の生徒で埋め尽くされていた。足にけがをして動けなくなったジュンソンは食い殺され、やむを得ず一同は館内の倉庫に閉じこもる。そこで一夜を明かした一同は、スヒョクの案により、倉庫内にあったボールのカゴやマット等で円形のバリケードを作り、館外への脱出策を実行することになった。何とか移動に成功するも、その過程で男子生徒ジュニョンが噛みつかれて死亡。しかも外に出るためのドアは外側から鎖で施錠されていた。一同が憔悴しきっていたその時、外側からオンジョの父ソジュが扉を開けた。

苦渋の滅菌作戦とかすかな希望

突然現れたソジュとの再会に、オンジョは涙が止まらない。そして、彼の誘導で生徒たちはテニスコートへと移動するが、グィナムが後を追っていた。

そのころ、軍部ではゾンビの進行が深刻な問題となっていた。このままのペースだと4日でゾンビがソウルにまで到達するという状況に危機感を覚えた司令官チン・ソムは最終手段に出ることを決断する。その手段は、ドローンで市内の4か所にゾンビを誘導し、ミサイルにより街ごと滅菌するという苦肉の策であった。

場面はテニスコートに切り替わる。生徒たちは必死にゾンビから逃げていた。そして、追い込まれていた生徒たちを逃がすため、ソジュは照明弾を打ち上げ、自らがおとりになることで状況を打開しようと決意する。噛みつかれてしまったソジュは、大声と照明弾でゾンビたちを引き付けると、テニスコートの内側から鍵をかけるとオンジョたちに逃げるよう促した。ゾンビ化して死にゆく父と涙の別れを果たしたオンジョを含む一行は、建設中の英語生活館へと逃げ込む。そうした中で、半ゾンビ化により聴覚が異常に鋭くなったナムラが軍の滅菌作戦と逃避命令を耳にして絶望する。

建設中の建物の鉄骨の上で身を潜めていた一同であったが、ついにグィナムに見つかってしまう。必死に抵抗するも腕を噛まれてしまうチョンサン。もはやゾンビ化は免れることができないと察知した彼は、最後にオンジョにキスをして名札を渡し、別れを告げると、叫びながらゾンビを誘導する。その隙にオンジョらは建物の外にある裏山へと逃げ延びる。

グィナムはチョンサンへの復讐を果たそうと、チョンサンの片目をつぶし、悶えるチョンサンを蹴り上げるなどして凌辱していた。そんな中、ドローンの放った高周波にグィナムが耳をふさいだ一瞬の隙をついて、チョンサンはグィナムにダイブし、自分ごとエレベーター用に掘られた穴へと突き落とした。その直後、ついに校庭に着弾したミサイルの爆風と炎に2人の身体は包まれた。

オンジョたちは焼け跡となった建物からチョンサンを探すが見つからず、あきらめて裏山へ向かう。道中には、裏山からヤンドン市へ向かうための目印となる黄色いリボンがいくつも木に括りつけられていた。ソジュが自分たちの脱出の手助けとなるように残したものだと知り、涙するオンジョ。

皆はヤンドン市にたどり着くが、そこでもゾンビに襲われる。そして戦闘の過程で、ウジンがハリの前でゾンビに噛まれてしまう。ウジンはゾンビ化する前にハリに殺してほしいと懇願するが、ハリには到底かなわず、ナムラがウジンの首を折って仕方なく殺してしまった。

そんな中で、ナムラは人を食べたいと言う衝動を抑えられなくなっていく。道中で姿をくらました彼女を探しにオンジョとスヒョクが向かうと、彼女は死人の肉体をむさぼっていた。スヒョクに気づいたナムラは彼にも噛みつこうとして我に返ると、そのまま行方をくらましてしまった。

オンジョらは結局軍の前線まで歩き続け、隔離施設で保護されることになる。研究機関がウイルスの全貌を解明することができないまま、4か月が経過したある日、施設を夜に抜け出したオンジョは、学校がある場所に焚火の明かりを見つける。翌日、スヒョクを含めたチョサン高校の生き残りのメンバーで学校の屋上に向かうことになった。

夜に施設を抜け出して学校の屋上へ赴くと、そこにいたのはナムラだった。

ナムラは、自分と同じハンビがたくさんいて、自分には果たすべき役目があるのだといい、屋上から校庭へと飛び降りていった。オンジョたちが校庭に広がる光景を目の当たりにし、かすかな希望と共に物語は幕を閉じる。

『今、私たちの学校は…』の登場人物・キャラクター

主要人物

ナム・オンジョ(演:パク・ジフ)

本作のヒロイン。

日本語吹替:宮本侑芽
2年5組の女子生徒で、チョンサンとは幼馴染。チョンサンの片思いの相手であるが、彼女自身はスヒョクに片思いしている。

イ・チョンサン(演:ユン・チャンヨン)

本作の主人公。

日本語吹替:新祐樹
2年5組の男子生徒で、オンジョに片思いしている。グィナムから殺されかけて返り討ちにするも、半ゾンビ化したグィナムに咬まれて感染してしまう。オンジョに名札を渡して別れを告げ、自らは街の爆発から仲間を逃がすためにグィナムの囮となり、最後には滅菌のために打ち込まれたミサイルの爆発に巻き込まれて死亡する。

チェ・ナムラ(演:チョ・イヒョン)

本作の2人目のヒロイン。

日本語吹替:朝井彩加
2年5組の女子生徒であり、学級委員長。スヒョクに告白されて両思いになる。グィナムと同様にゾンビ化に対する免疫を保持している。しかし、最後は自我を忘れて仲間を襲ってしまうことを恐れて仲間とはぐれ、姿をくらましてしまう。

miya38386
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@miya38386

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