YG Entertainment(韓国芸能プロダクション)の徹底解説まとめ
YG Entertainment(YGエンターテインメント)とは、ヤン・ヒョンソクが設立した韓国の芸能事務所である。SM Entertainment、JYP Entertainmentと並んで韓国の3大芸能事務所として知られる。「BIGBANG」、「2NE1」、「BLACKPINK」など、ヒップホップ色の強いアーティストが多い。独自性を尊重し、他の事務所に先駆けて楽曲制作やプロデュースを手掛けるアーティストを育成してきた。アイドルだけでなく、俳優業にも力を入れている。
YG Entertainment(YGエンターテインメント)の概要
YG Entertainment(YGエンターテインメント)とは、元アイドルで音楽プロデューサーのヤン・ヒョンソクが設立した韓国の芸能プロダクションである。アイドルグループ「ソテジワアイドゥル」としての活動後、ヤン・ヒョンソクが設立した音楽事務所「ヒョン企画」が母体。幾度かの改名を経て、2001年にYG Entertainmentに変更した。「BIGBANG」や「2NE1」、「BLACKPINK」などヒップホップ系のグループが多く在籍し、音楽性だけでなくファッションやスタイルにおいても個性派アーティスト集団として知られる。また俳優やモデルも多数在籍し、K-POP業界以外でも知名度が高い。
YG Entertainment(YGエンターテインメント)の沿革・歴史
代表ヤン・ヒョンソクのアイドル時代
のちにYG Entertainmentを創設するヤン・ヒョンソクは兵役のため入隊中、体調を崩して途中除隊となる。その後ダンサー活動を始め、1992年に韓国の芸能事務所BANANA CULTUREからアイドルグループ「ソテジワアイドゥル」としてデビュー。「ヤン君」のニックネームで愛された。
母体の「ヒョン企画」設立
「ソテジワアイドゥル」解散後の1996年、YG Entertainmentの母体となる「ヒョン企画」を設立する。第1弾アーティストとして「KEEP SIX」をデビューさせるが人気は出ず、資金調達に苦戦した。翌年法人名を「MF Entertainment」に変更すると、音楽プロデューサーのイ・ヒョンドと共同でデビューさせた「JINUSEAN」が大ヒット。この波に乗って名義を再び「YangGoon Entertainment」に変え、多くのアーティストを輩出すると正統派ブラックミュージックで成功を収めた。
ヤン・ヒョンソクのソロデビューとYG Entertainmentの誕生
1998年、ヤン・ヒョンソク自身が『悪魔の煙』をリリースしてのソロデビューを果たす。「ソテジワアイドゥル」でともに活動したソ・テジの楽曲提供の効果もあり、売り上げは22万枚を突破した。
2001年、法人名を「YG Entertainment」とする。
日本進出とavexとの合同レーベル「YGEX」設立
「BIGBANG」や「2NE1」の大成功によりK-POP界で確固たる地位を築いたYG Entertainment。会社として海外進出を視野に入れるようになったが、YG Entertainmentはかねてから日本進出に消極的だった。日本ではある程度音楽性をJ-POP化しなければならず、独自の音楽性を捨てなければならなかったからである。そこで2011年、日本の芸能プロダクションavexと手を組んで専用レーベル「YGEX」を設立。YG Entertainmentのこだわりを保ちながら、独自の「YGEXサウンド」を確立することを目指した。
連発する不祥事とヤン・ヒョンソクの代表辞任
2019年、「BIGBANG」のメンバー・V.Iが暴行事件「バーニング・サン事件」に関与した疑いで実刑判決を受けたり、「iKON」のB.Iが違法薬物を使用したりと、不祥事が次々と明るみになる。ヤン・ヒョンソクもB.Iの薬物使用を隠ぺいしたとして批判の的となり、YG Entertainmentの代表取締役を辞任した。
YG Entertainment(YGエンターテインメント)の特徴・特色
ヒップホップ色が強い
良い意味でアイドルらしからぬ実力派ラッパーが多いことで知られ、「YG Entertainmentといえばヒップホップ」という定説がある。母体の「ヒョン企画」設立当初から外国メンバーの起用に積極的で、SM EntertainmentやJYP Entertainmentなど大手芸能事務所の中でも早い段階から多国籍のメンバーでアイドルグループを編成している。
ルックスよりもスキル重視
「顔のSM Entertainment」、「人間性のJYP Entertainment」と言われるが、YG Entertainmentで最も重視されるのはクオリティーの高さである。才能ある人材を見出し個性を引き出すことが上手く、「BIGBANG」や「BLACKPINK」などカリスマ的グループも輩出してきた。一方で完璧主義であるあまり、いつまでも新曲を出せなくなる可能性もある。
アーティストの独自性を尊重
楽曲制作や振り付けなどをアーティスト自ら手がける「セルフプロデュース」をどこよりも早く所属アーティストに求めてきた。グループ活動のかたわらソロとして活躍するアーティストも多く、比較的自由な活動を展開することができる。
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目次 - Contents
- YG Entertainment(YGエンターテインメント)の概要
- YG Entertainment(YGエンターテインメント)の沿革・歴史
- 代表ヤン・ヒョンソクのアイドル時代
- 母体の「ヒョン企画」設立
- ヤン・ヒョンソクのソロデビューとYG Entertainmentの誕生
- 日本進出とavexとの合同レーベル「YGEX」設立
- 連発する不祥事とヤン・ヒョンソクの代表辞任
- YG Entertainment(YGエンターテインメント)の特徴・特色
- ヒップホップ色が強い
- ルックスよりもスキル重視
- アーティストの独自性を尊重
- YG Entertainment(YGエンターテインメント)の代表的な歴代所属アーティスト・タレント
- ソロアーティスト
- SE7EN(セブン)
- PSY(サイ)
- 音楽グループ
- JINUSEAN(ジヌション)
- 1TYM(ワンタイム)
- Sechs Kies(ジェクスキス)
- BIGBANG(ビッグバン)
- 2NE1(トゥーエニーワン)
- AKMU(楽童ミュージシャン)
- WINNER(ウィナー)
- iKON(アイコン)
- BLACKPINK(ブラックピンク)
- TREASURE(トレジャー)
- BABYMONSTER(ベビーモンスター)
- 俳優
- イ・スヒョク
- ユ・インナ
- イ・ソンギョン
- ハン・スンヨン
- チャン・ギヨン
- クォン・ヒョンビン
- チュ・ウジェ
- イ・ホジョン
- YG Entertainment(YGエンターテインメント)の元練習生
- ヒョンスン(BEAST)
- ホンソク(PENTAGON)
- WOW(A.C.E)
- ミヨン((G)I-DLE)
- RAVN(ONEUS)
- ソヨン(fromis_9)
- チョン・ウン(AB6IX)
- WOODZ(X1/ソロ)
- ムン・スア(Billlie)
- マヒロ(BUGVEL)
- YG Entertainment(YGエンターテインメント)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- YGを代表する顔となった「BIGBANG」
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- 代表のヤン・ヒョンソクが辞任