メカクシティアクターズ(カゲロウプロジェクト)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『メカクシティアクターズ』とは、マルチメディアプロジェクトである「カゲロウプロジェクト」の異能力系アニメ。特殊な能力「目の能力」を持つ登場人物たちが同じ世界を繰り返す「カゲロウデイズ」から抜け出すために、それぞれの能力を駆使しながら黒幕である「冴える蛇」と戦う物語。リリースされている音楽・小説・漫画等は若年層を中心に絶大な支持を得ている。楽曲のボーカルにはVOCALOIDを使った音源が使用されており、代表曲は「チルドレンレコード」「カゲロウデイズ」「ロスタイムメモリー」など。

『メカクシティアクターズ』の用語

カゲロウデイズ

カゲロウデイズに巻き込まれるヒビヤ

メデューサであるアザミは歳を取るスピードが非常に遅かったが、人間の夫であるツキヒコが自分よりも先に年老いていくことを恐れた。そこで、冴える蛇と共に永遠に続く世界である「カゲロウデイズ」を創造した。

冴える蛇

カゲロウデイズに引き込む冴える蛇

カゲロウデイズに潜んでいる黒蛇であり、アザミと接触し、カゲロウデイズを創造した。アザミの事を「主(あるじ)」と呼ぶ。「目が冴える」という能力を持ち、現実世界に住む赤い目の能力者の肉体に乗り移って暗躍している。カゲロウデイズに関する様々な出来事と密に関連しており、キドやモモをはじめとした赤い目の能力者を次々と殺害した。物語ではケンジロウ・コノハに乗り移っている。

メカクシ団

メカクシ団全員。左からキド・セト・カノ・マリー・モモ・エネ・シンタロー・ヒビヤ・コノハ・アヤノ

元々は幼少期の楯山文乃(アヤノ)の提案で結成され、当時の団長はアヤノが務めていた。アヤノの死後はキドが団長となり、赤い目の能力者を中心として他の能力者を集めたり、助けたりする活動を主に行なっている。初期メンバーはアヤノに加えてキド・カノ・セトの4人であったが、後にセトがマリーを誘いこの団に加わる。

赤い目の能力者

能力を使うメデューサ(アザミ)

「目」に関する特殊な能力を保有している能力者のこと。キドが団長を務めるメカクシ団メンバーをはじめとした少年や少女が持つ能力。自身が死の局面に陥った時にカゲロウデイズに接触し、能力の一つをアザミから受け継ぎ現実世界に戻ることで、その能力を発現する。能力を使用する際には、能力者の目が赤くなる。元々はアザミが昔から持っていた能力であり、「目を盗む」「目を合わせる」など10種類存在する。

『メカクシティアクターズ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

モモ「散々だなぁ…」

テストで赤点を取り嘆くモモ

シンタローの妹モモが、ヒビヤと共にファンたちから逃げている時に言うセリフ。人目を避けて身を隠して歩いていたが、突然風が吹きフードが脱げてしまったことにより能力が発動され、周囲にいる人たちに見つかってしまう。騒ぎから切り抜けるためにヒビヤと共に走って逃げた後、「散々だなぁ…」と1人で呟く。
本人は明るく言っているが、この言葉の裏には日々周りの人を惹きつけてしまう能力に対して嫌気がさしている感情が詰まっている。モモは自分にはそこまで注目されるほどの魅力が無いと思っている。明るい表情が相まってモモの辛さが読み取れる。

セト「世界はさ、案外怯えなくていいんだよ?」

セト

セトがいつも1人で悲しんでいたマリーの家に行き、彼女にかけた言葉。マリーは目を合わせた人を石にしてしまう「目を合わせる」能力を持っているため、自分は人とは関わってはいけないと怯えていた。さらにマリーは母親シオンの「外に出てはいけない」というルールを破り、人間に会ったためメデューサの血を持つ母親を殺されたことから、人間に対する恐怖も感じていた。セトは人の心に敏感で優しいためそんな彼女に「世界はさ、案外怯えなくていいんだよ?」と励まして、メカクシ団へと迎え入れた。

キド「メカクシ…完了だな」

キド

第一話のテロリスト襲撃の時にメカクシ団(キド・カノ・マリー)がそれぞれの能力を使って解決した後、キドは「メカクシ…完了だな」と呟く。
『メカクシティアクターズ』の一番の名言とも言われている。
「目の能力」を駆使してさまざまなアクション演出がされた後に、団長がこのセリフを強者のような表情で言う典型的だがかっこいいシーンである。それまでの緊張感がこのセリフによって解かれる。

『メカクシティアクターズ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

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