メカクシティアクターズ(カゲロウプロジェクト)のネタバレ解説・考察まとめ
『メカクシティアクターズ』とは、マルチメディアプロジェクトである「カゲロウプロジェクト」の異能力系アニメ。特殊な能力「目の能力」を持つ登場人物たちが同じ世界を繰り返す「カゲロウデイズ」から抜け出すために、それぞれの能力を駆使しながら黒幕である「冴える蛇」と戦う物語。リリースされている音楽・小説・漫画等は若年層を中心に絶大な支持を得ている。楽曲のボーカルにはVOCALOIDを使った音源が使用されており、代表曲は「チルドレンレコード」「カゲロウデイズ」「ロスタイムメモリー」など。
モモ/如月桃(きさらぎ もも)
CV:柏山奈々美
メカクシ団No.5。高校一年生の巷で大人気のアイドル。元々人目が苦手であるため、何度かスカウトされたが消極的であった。しかし、亡き父に代わり苦労している母のために何かしてあげたいと考え、中学時代にアイドルになることを決意する。幼少期に父親と海水浴場で海難事故に遭い死にかけた時にカゲロウデイズに接触し、能力を得る。興味・関心などの人の嗜好を無視して注目を集める「目を奪う」能力を身につけている。本人は自分の能力を嫌っており、コントロールするためにメカクシ団へと入団する。ファッションや味覚などが独特で、人となかなか意見が合わない。
エネ/榎本貴音(えのもと たかね)
CV:阿澄佳奈
メカクシ団No.6。シンタローのパソコンに居着いている天真爛漫な電子少女。ほとんどの電子機器に侵入可能。シンタローの嫌がることをすることに全力をかけている。かつては肉体を持った普通の人間であったが、実験によって肉体を失い「目が覚める」能力によって不老不死の能力を身につけている。「エネ」という名前は本名「えのもとたかね」の最初と最後の文字を取っている。
シンタロー/如月伸太郎(きさらぎ しんたろう)
CV:寺島拓篤
メカクシ団No.7。引き籠りだがIQ168の天才で、モモの実の兄。中学、高校共に全国模試トップクラスの成績を修めていたが、親友(アヤノ)の自殺により高校一年生の時に退学。それ以来、自身のPCに侵入した謎のソフト「エネ」に手を焼く生活を送っている。
ヒビヤ/雨宮響也(あまみや ひびや)
CV:富樫美鈴
メカクシ団No.8。ヒヨリに一途で熱烈な愛を注ぐが、本人からは全く相手にされていない。ヒヨリ以外の人に対してはそっけなく、冷たい態度を取る。大人びている一方で、生意気な性格をしており特にモモとは言い争いが絶えない。スマートフォンを買うためにヒヨリと共にケンジロウの家に遊びに行き、コノハと3人で夏休みを満喫していた。しかし8月15日に猫を追いかけていったヒヨリと共にトラック事故に巻き込まれた時に、カゲロウデイズに接触し能力を得る。遠く離れた風景を俯瞰することができる「目を凝らす」能力を持っている。
コノハ/九ノ瀬遥(ここのせ はるか)
CV:宮野真守
メカクシ団No.9。ケンジロウの家で里子として暮らしている記憶喪失の青年。少年並みの世間知らずでかなりマイペースだが、近所の子供達とスポーツをしたりなど好奇心は旺盛。ゲームのキャラクターのような見た目をしており、人並み外れた体力を持っている。この見た目や身体能力は、貴音に影響を受けて始めたゲームのアバターがモデル。無表情であるが、不器用なだけで実は友達想いでヒビヤ、ヒヨリのことを気にかけている。
かつては養護学級で貴音と学生生活を送っていた。食欲が旺盛でマイペースな彼は体が弱かった。貴音はそのことを気にかけつつも素直に感情に出せなかったが、遥はいつも笑顔で良きクラスメイトだった。しかし、物語の2年前の8月15日、夏季補習中に行われたケンジロウの実験によりカゲロウデイズに接触し、現在の肉体が誕生する。本来の遥としての意志や感情がないため、「友達と平穏に過ごしたい」という願いだけを元に行動していた。
アヤノ/楯山文乃(たてやま あやの)
CV:中原麻衣
メカクシ団No.0。ヒヨリの義兄ケンジロウの娘でありシンタローの同級生である。成績はあまり良くなく、シンタローに気にかけられていたが、メカクシ団の初代団長だった。ケンジロウが妹や弟たちを殺そうとしていることを知り、大事な彼らを守るために高校1年生の時に屋上から飛び降りる。 この時、カゲロウデイズに接触し対象者に自己の思いを伝える「目をかける能力」を得るものの、現実世界には戻れなくなった。家族想いでキド・カノ・セトから好かれていた。「赤い色はヒーローの色」と言い、赤いマフラーを巻いている。
ケンジロウ/ 楯山研次郎 (たてやま けんじろう)
CV:藤原啓治
アヤノの父親で、モモの担任の高校教師。化学専門。いい加減で文化祭の資金を私用で使ってしまうなど、抜けているところがあるが、接しやすく明るい性格。数年前の8月15日、妻と共に死んだ際にカゲロウデイズに接触し「目が冴える蛇」に取り憑かれる。蛇の能力により元の人格を奪われ、警察をも操る莫大な富と権力を手に入れ、「妻のアヤカを甦らたい」というケンジロウの願いを叶えるために、現実世界にメデューサを誕生させる計画を進める。
昔は特別養護学級でエネとコノハの担任をしており、2人を巻き込んだ実験にも関係していた。
シオン/小桜紫苑 (こざくら しおん)
CV:岡村明美
メデューサ(アザミ)と人間(ツキヒコ)との間に生まれたハーフであり、マリーの母親である。シオンはメデューサを捕まえようとする悪い人間がいることを知っていたため、マリーが将来平穏に暮らせるように、絶対に家から出てはいけないよう言いつけていた。しかし、外の世界をどうしても見てみたかったマリーは家から飛び出してしまった。そして人間に襲われているマリーを守るために「人間を石にする」能力を使うが、能力が不完全であるために反動で死亡する。その時にカゲロウデイズに接触し「目を合わせる」能力を得るが、この能力はマリーに与えてしまう。
Related Articles関連記事
じん(自然の敵P)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話まとめ
じん(自然の敵P)とは、日本のミュージシャン、ボカロP、作曲作詞家、音楽プロデューサー、小説家、シナリオライターである。2011年にニコニコ動画に投稿したボカロ曲『カゲロウデイズ』が大ヒットした事をきっかけに、大人気ボカロPとなる。その後同曲を中心とした楽曲シリーズ『カゲロウプロジェクト』を開始。音楽のみならず、小説や漫画、アニメ様々なメディア展開を見せ、ボカロ音楽界に新たな旋風を巻き起こす事となった。そんなじん(自然の敵P)に関する裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話をまとめた。
Read Article
2024年10月秋アニメ(今期アニメ)まとめ
2024年10月期に放送される秋アニメを50音順に紹介する。2024年10月秋アニメは、有名シリーズの新作が多数ラインナップされている。アニメの放送情報や配信情報、声優・スタッフ、あらすじなどの情報をわかりやすくまとめた。
Read Article
2024年7月夏アニメ(前期アニメ)まとめ
2024年7月期に放送される夏アニメを50音順に紹介する。2024年7月夏アニメは、人気シリーズの続編が多数ラインナップされている。アニメの放送情報や配信情報、声優・スタッフ、あらすじなどの情報をわかりやすくまとめた。
Read Article
【アニメ】化物語から始まる西尾維新の「物語シリーズ」視聴順まとめ
西尾維新プロジェクトと称されるアニメ化真っ最中の【物語シリーズ】は、現代の怪異に出会った少年少女の姿を描いた作品です。その多さ故、視聴前は混乱必至ですが各シリーズの放送順を知ることでスムーズに楽しむことができます。今回は各シリーズの大まかなあらすじ/放送順/時系列順でご紹介。
Read Article
西尾維新の「傷物語」劇場アニメ特集 / 第1部〈I 鉄血篇〉
2016年1月8日より劇場公開が開始された「傷物語」。皆さんはもうご覧になりましたか?既にあちらこちらで「クオリティが半端ない!!」という声が上がっていたので、映画を見た人の感想などを含め、傷物語の内容や来場者特典の情報をまとめていきたいと思います。
Read Article
10月に「終物語」が!その前に、物語シリーズについて
10月に「終物語」が放送されますね。 ということで物語シリーズについて紹介させていただきます。
Read Article
【カゲロウプロジェクト】カゲプロ厨の問題発言の数々をまとめてみた!【暴力】
音楽家にして脚本家のじん(自然の敵)Pが手掛ける『カゲロウプロジェクト』シリーズ。ニコニコ動画で公開された曲に始まり、アニメや小説など様々なジャンルに展開しながらその魅力的な世界観でファンを魅了している。 しかし裾野が広い分、ファンの中にはマナーを弁えない者や勘違いから問題行動を起こす者もいる。ここでは、そんなカゲロウプロジェクトのファンたちが起こした事件について紹介する。
Read Article
鬼滅のパクリ?若者は知らない?「カゲロウプロジェクト」を紹介!
国民的人気漫画となった『鬼滅の刃』は何度もSNSのトレンド入りしている。その中で「あれは鬼滅の刃のパクリではないか」と作品の新旧を問わずネタにされることもしばしばだ。その流れで「カゲロウプロジェクト」が話題になり、Twitterのトレンド入りしたことがあった。 ここでは爆発的な人気を誇ったコンテンツ「カゲロウプロジェクト」について紹介する。
Read Article
【アニメ】物語シリーズの主題歌をまとめたCD『歌物語』が発売決定!!
西尾維新原作、アニメシャフト制作の「物語シリーズ」の主題歌をまとめたCDが発売される…だと…? という事で今回は歌物語の発売情報を交えながら、筆者の偏見で気になったOP・EDにもスポットライトを当てていきます。
Read Article
「カゲロウデイズ」の歌詞考察まとめ!「じん(自然の敵P)」の楽曲に隠された意味を探せ!
音楽家・小説家・脚本家として活躍する「じん(自然の敵P)」による楽曲、「カゲロウデイズ」の歌詞考察をまとめた。 「カゲロウデイズ」とは、じんが2011年から構想している「カゲロウプロジェクト」の楽曲の一つである。「カゲロウプロジェクト」は音楽の他にも小説、漫画、アニメ、映画化などがされており、さまざまなメディアで展開されている。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『メカクシティアクターズ』の概要
- 『メカクシティアクターズ』のあらすじ・ストーリー
- メカクシ団への誘い
- 絆と災い
- カゲロウデイズの謎
- 巡る時の終焉
- 『メカクシティアクターズ』の登場人物・キャラクター
- キド/木戸つぼみ (きど つぼみ)
- セト/瀬戸幸助(せと こうすけ)
- カノ/鹿野修哉(かの しゅうや)
- マリー/小桜茉莉(こざくら まり)
- モモ/如月桃(きさらぎ もも)
- エネ/榎本貴音(えのもと たかね)
- シンタロー/如月伸太郎(きさらぎ しんたろう)
- ヒビヤ/雨宮響也(あまみや ひびや)
- コノハ/九ノ瀬遥(ここのせ はるか)
- アヤノ/楯山文乃(たてやま あやの)
- ケンジロウ/ 楯山研次郎 (たてやま けんじろう)
- シオン/小桜紫苑 (こざくら しおん)
- 『メカクシティアクターズ』の用語
- カゲロウデイズ
- 冴える蛇
- メカクシ団
- 赤い目の能力者
- 『メカクシティアクターズ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- モモ「散々だなぁ…」
- セト「世界はさ、案外怯えなくていいんだよ?」
- キド「メカクシ…完了だな」
- 『メカクシティアクターズ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 「カゲロウデイズ」と呼ばれる8月15日
- マリーの年齢は140歳以上
- 『メカクシティアクターズ』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):GARNiDELiA『daze』
- ED(エンディング):Lia『days』