私、能力は平均値でって言ったよね!(のうきん)のネタバレ解説・考察まとめ
『私、能力は平均値でって言ったよね!』とは2016年よりFUNAが連載を開始した日本のライトノベルおよびそれを基にした漫画・アニメ作品である。公式略称は『のうきん』。異世界に転生することになった女子高生が望んだのは「平均的な能力」で平凡に生きること。しかし転生特典として授かった能力は、全生物の最大値と最小値の平均、最強の古竜種の約半分であった。「普通の女の子」を望む少女が、強すぎる能力と便利すぎる魔法を隠そうとするが故に巻き起こすドタバタの冒険ファンタジーとなっている。
エクランド学園時代のアデルの女友達3人組。アデルが魔法の真髄を教えたことで魔法が使えるようになり、アデルが「女神の依り代」と勘違いされた後は、女神の寵愛を受けた3人組として王宮からも注目されるようになる。
アデルの行動を予測するアデルシミュレーターにより、逃亡後のアデルがハンター活動を行っていると予想すると、学園在学中にDランクパーティー「ワンダースリー」を結成し、ハンター活動を始めた。
ハンターには見えない美少女3人組とのことで、貴族の子女などを対象とした要人護衛に特化した特殊依頼のみを大量にこなすと、学園卒業時にはCランクに。モレーナ姫の特命を受け、アデル捜索という名目の旅に出ることになる。
実際には、魔法が使え女神の寵愛を受けた3人組となったことで結婚に焦る必要がなくなったことから、結婚までの数年間をアデルと一緒に楽しく過ごそうという旅なのであるが、赤き誓いと行き違いになるなどでなかなか会えず、想像以上に過酷なハンターの旅を行うことになった。
ミスリルの咆哮
ティルス王国を代表する現役トップクラスのBランクハンターパーティー。リーダーは大剣使いのAランクハンター・グレン。さらに、20代と若手ながら天才肌の剣士、40歳前後の熟練の槍士、初老の魔術師と30代後半の魔術師、20代後半の女性魔術師・オルガの6人構成。
赤き稲妻
盗賊に襲われていた幼いレーナを助けたハンターパーティー。原作では男4人で、アニメでは男3人女1人となっている。家族のようにレーナを育てるが、依頼主である商品に裏切られ全滅した。
彼らの意志を継いだレーナは、自分がAランク以上の有名なハンターとなり自伝を書くことで、「赤き稲妻」の名を世間に知らしめ歴史に名を残すことを目標にした。
世界設定
転生後の世界
栗原海里がアデルとして転生した世界。過去の幾度かの文明崩壊があり創造主による救済策を施したものの、進歩が停滞してしまったことから創造主の興味から外れ、見放されてしまった。1年が365日、1日が24時間であるなど環境的には地球と酷似しており、文明は中世ヨーロッパ程度の設定となっている。
ナノマシン
数度の文明崩壊を経た世界に、創造主の実験的な大規模干渉のケースとして散布された小さなもの。一定濃度になるように自動的に増殖し、生物の思念派に反応して化学変化や物理変化など魔法のような現象を起こす。権限レベル3以上の生物とは意思疎通も可能である。
権限レベル
転生後の世界において、魔法つまりナノマシンを利用したり世界の理に干渉したりするための権限。一般的なヒト族はレベル1、古竜がレベル2で、創造主がレベル10となっている。ヒト族や古竜の一部に、能力を高めレベル3に到達したものがおり、神の御使いなどと崇められている例がある。
マイルは中間の5に設定され、後に7へ上昇する。
古竜
転生先の世界で最強の生物。数千年を超える寿命を持ち、硬い鱗は人族のいかなる攻撃も受け付けない。人族のことは下等生物と呼び、無駄に虐殺をすることはないものの、歯向かうようなことがあれば容赦はしない。実際、強力なブレスにより過去幾度も人族の国々を滅ぼしてきた。
現在はアルバーン帝国内に集落を構えて暮らしているが、ある目的のためにティスル王国のヘルモルト近郊で遺跡の発掘調査を行っていた際にマイルたち赤き誓いと出会う。
ハンター
魔物の討伐や商隊・要人敬語の依頼を受ける職業。依頼の多くはハンターギルドによって管理され、報酬や安全性が管理されたている。ギルドを介さない場合は自由依頼となる。ハンターにはGからSまでの8つのランクがあり、Gは6歳から9歳までの準ギルド員、10歳以上で正規ギルド員になれる。ランクごとに受けられる依頼の難度が定められており、Cランクで一人前とされる。最高位のSランクは王都でも数名しかいない。
ハンターギルド
魔物の討伐や商隊・要人警護の依頼を管理する組織。また、ハンターのランクや登録情報の管理、昇格の可否判断などを行っている。戦争や政治的なことには関与せず、国からの命令や強要は受け付けない、超国家的組織である。
大陸全土に拠点があり、盾をバックに交差した槍と剣と杖が描かれた看板は全国共通。入り口ドアのドアベルの音も「かららん」と統一されている。
魔法
アイテムボックス
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『私、能力は平均値でって言ったよね!』の概要
- 『私、能力は平均値でって言ったよね!』のあらすじ・ストーリー
- 新天地でやり直し
- Cランクパーティー「赤き誓い」の始動
- 赤き誓いの友情は不滅です
- 『私、能力は平均値でって言ったよね!』の登場人物・キャラクター
- 赤き誓い
- マイル/アデル・フォン・アスカム/栗原 海里(くりはらみさと)
- レーナ
- メーヴィス・フォン・オースティン
- ポーリン
- ワンダースリー
- マルセラ
- モニカ
- オリアーナ
- モレーナ
- ミスリルの咆哮
- グレン
- オルガ
- 赤き稲妻
- ブラウン
- オーガスト
- ゴードン
- エリック
- ハンター養成学校
- エルバート
- ティリザ
- モーブ
- 女子児童誘拐犯
- アレディー
- 青年剣士
- 女性魔術師
- 老魔術師
- 壮年剣士
- ティルス王国
- レニー
- レリア
- ラウラ
- クーレレイア
- 老御者
- アンヌ
- ブーンクリフト
- ロブレス
- オースティン伯爵
- ウィルソン
- アラン
- ボードマン子爵
- ベケット
- アボット
- エクランド学園
- ケルビン・フォン・ベイリアム
- バージェス
- かぎしっぽ
- ブランデル王国
- 国王
- アダルバート
- ヴィンス
- 宰相
- バーグル
- ボーナム伯爵夫妻
- 古竜
- ウェンス
- シェララ
- ベレデテス
- その他
- 栗原 経緯子(くりはら けいこ)
- 創造主/神様
- ランドセルの少女
- 『私、能力は平均値でって言ったよね!』の用語
- ハンターパーティー
- 赤き誓い
- ワンダースリー
- ミスリルの咆哮
- 赤き稲妻
- 世界設定
- 転生後の世界
- ナノマシン
- 権限レベル
- 古竜
- ハンター
- ハンターギルド
- 魔法
- アイテムボックス
- 収納魔法
- 探索魔法
- 国と施設
- ブランデル王国
- アスカム子爵家
- エクランド学園
- ティルス王国
- ハンター養成学校
- アルバーン帝国
- 『私、能力は平均値でって言ったよね!』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 規格外の少女
- 女神顕現
- 赤のレーナ誕生
- 日本仕込のメイド風接客術
- 古竜を貫く「魔力充填120%」の超魔法
- 『私、能力は平均値でって言ったよね!』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 赤き誓いを偶像化した1000体限定のフィギュア
- アニメ限定の水着回
- マイルの住む世界
- 『私、能力は平均値でって言ったよね!』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):赤き誓い(マイル(CV:和氣あず未)、レーナ(CV:徳井青空)、メーヴィス(CV:内村史子)、ポーリン(CV:田澤茉純))「スマイルスキル=スキスキル!」
- ED(エンディング):マイル(CV:和氣あず未)「ゲンザイ↑バンザイ↑」