天国大魔境(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『天国大魔境』(てんごくだいまきょう)とは、文明が崩壊した後の世界を生き抜く少年少女たちが世界の謎を解き明かしていく様を描いた、石黒正数による漫画作品。2019年には高名な漫画賞である「この漫画がすごい!」でオトコ編第1位に輝いている。
未曽有の大災害で人類文明が崩壊して15年。外界から閉ざされた施設で暮らすトキオは、「外の世界に行きたいか」とのメッセージを受け取り戸惑う。異形の怪物が徘徊する外の世界では、キルコという少女がトキオと同じ顔をしたマルと共に“天国”目指して旅を続けていた。
CV:千本木彩花
マルと共に旅をする少女。年齢は18~20歳ほどだと自称しているが、正確な数字は覚えていない。職業は便利屋で、マルを「天国」と呼ばれる場所まで連れていく依頼を受けている。
特に身体能力に秀でているわけではないが頭の回転が速く、弾数こそ少ないものの強力な光線銃を持つ。実は竹早桐子(たけはや きりこ)という女性の体に弟の春希(はるき)の脳を移植した存在で、性自認は男性である。
「施設」の子供たち
トキオ
CV:山村響
壁に覆われた施設で暮らす少女。顔立ちはマルによく似ている。
ある時、抜き打ちテストの最中に「外の世界に行きたいか」とのメッセージを受け取り、“施設の外側にある世界”に思いを巡らせるようになる。
ミミヒメ
CV:福圓美里
壁に覆われた施設で暮らす少女。トキオのクラスメイトであり、動物のように毛の生えた耳を持つ。
勘が鋭く、「外の世界から2人組がやってきて、自分たちを助けてくれる」との予言をトキオに告げた。
コナ
CV:豊永利行
トキオたちの1つ上の学年の少年。穏やかな性格で、放課後は絵を描いていることが多い。
女子たちから人気で、次に誰が彼の絵をもらうかで諍いが起きることもしばしば。
『天国大魔境』の用語
人食い/ヒルコ
外の世界を徘徊する怪物。人間を食い殺す危険な存在で、地域や個人によっても呼び名が異なる。通常の方法で倒すことは困難だが、マルはこの怪物たちの「致命的な何か」を攻撃することで殺すことができる。
キル光線(キルこうせん)
キルコの持つ光線銃から放つ光線のこと。コンクリートの塊を融解させながら撃ち抜き、ヒルコにもダメージを与えるほど強力。充電式で、球数は最大で4発ほどだが、不具合があるのか4発目は出ないことも珍しくない。
マルタッチ
マルが使う特殊な技もしくは能力。ヒルコに直接触れて、その体内に意識を潜り込ませ、相手の“致命的な何か”を破壊することで絶命させる。
ミクラによれば、「自分が教えた中では、使えるようになったのはマルだけ」である。ヒルコ以外には使えないが、どういうわけか大災害後に生まれた人間に対しては使用可能なことが判明する。
『天国大魔境』の主題歌・挿入歌
OP(オープニング):BiSH『innocent arrogance』
ED(エンディング):ASOBI同盟『誰も彼も何処も何も知らない』
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