天使とアクト!!(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『天使とアクト!!』とは、ひらかわあやが『週刊少年サンデー』で連載していた職業漫画で、声優に焦点を当てた作品である。2015年から2018年まで連載された。
頭脳明晰、スポーツ万能、そしてイケメンという非の打ち所のないハイスペックな高校生・凰生為人(いくるみ あくと)。男性だが女声であることを武器に、アクトが声優として躍進していく姿を描いた物語である。声優という職業をコミカルだが詳細に描きつつも、アクト達・声優の卵が、声優としても人間としても、成長していく姿を描いたヒューマン漫画でもある。
七星プロダクション養成所での為人の同期生。
春坂なりの大ファンであるがゆえに春坂と仲良くしていたアクトを敵視し、会えば何かと突っかかっていたが、徐々にアクトの実力を認め、戦友と自分から呼ぶように。アクトが困っているときには、オーディションの敵だろうがアドバイスをするような優しい人間。
霞ヶ谷翠(かまがや すい)
七星プロダクション養成所での為人の同期生だが、夜間クラスのアクトとは異なり昼コースに所属していた。
劇団で鍛えた見事な演技力で、合宿ではその力をアクトに認めさせた。一方で霞ヶ谷もアクトの実力を認めている。普段は全く聞こえない声で話すが、芝居になると人格が変わり、ハキハキとした声でどんなキャラにもなりきることができる。定員2名の事務所所属試験では、アクトを押さえて合格した。一緒に行動をともにすることが多かった天央翔を徐々に意識し始める。
六積ハルカ(むつみ ハルカ)
七星プロダクションに所属している声優で、アクト達が養成所に通っていた頃の先生。
ストイックな性格で、芝居をなめている声優に対しては執念深く、できるまでやらせ、いじめ抜く。酒に弱く、酒を飲むと厳しい性格から一変して幼児退行する。
二麗ユウジ(にれ ユウジ)
七星プロダクション所属の声優でアクト達が養成所に通っていた頃の先生。
低音ボイスを武器として活躍しており、多くの生徒の憧れの的だった。性格は真面目で、いつも六積ハルカやアクトに振り回されている。
七宝院風子(しっぽういん ふうこ)
七星プロダクション所属の女性声優で、一時期アクトが彼女の付き人をしていた。色気のある女性の声を得意とし、「色香のマリア様」の異名を持つが、普段は天然で自由人。アクトの予想に反した行動しかせず、わけもなく海外に行ってしまったりするほどである。
大黒一力(おおぐろ いちりき)
七星プロダクションの塾長で、アクト達が養成所に通っていた頃の先生でもあった。
七星プロダクション最高齢の人物で、アニメ業界を昔から支えてきた大御所声優。未だ声帯は衰えを知らず、アクトを一言で圧倒させる程の力を持つ。
七星プロダクションマネージャー
四乃宮海斗(しのみや かいと)
七星プロダクションのマネージャーで、無表情でめったに感情を表に出さない。アクトに初対面で無個性と言われたことを根に持ち、当初はアクトに対し最悪な印象を持っていた。しかし、アクトが所属試験を落ちた後、諦めず声優という仕事に真摯に向き合っている姿を見て少しその考えを改めた。過去に意図せず新人声優を潰してしまった過去を持つ。
伴田歳三(はんだ としみつ)
七星プロダクションの敏腕マネージャーで、アクトが所属試験を落ちてしまったことをもったいないと思い、二人三脚でアクトが声優として活躍できるよう売り出した。酒癖が悪く、酒によった勢いで所属試験の前の日にはアクトに水をぶっかけ、風邪を引かせた。
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目次 - Contents
- 『天使とアクト!!』の概要
- 『天使とアクト!!』のあらすじ・ストーリー
- 声優養成所入学前編
- 声優養成所時代編
- 声優時代編
- 引退からの復活編
- 『天使とアクト!!』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 凰生為人(いくるみ アクト)
- 春坂なり(はるさか なり)
- 七星プロダクション声優
- 天央翔(あまひさ しょう)
- 鳥羽嵐士(とば あらし)
- 霞ヶ谷翠(かまがや すい)
- 六積ハルカ(むつみ ハルカ)
- 二麗ユウジ(にれ ユウジ)
- 七宝院風子(しっぽういん ふうこ)
- 大黒一力(おおぐろ いちりき)
- 七星プロダクションマネージャー
- 四乃宮海斗(しのみや かいと)
- 伴田歳三(はんだ としみつ)
- 七星プロダクション養成所所属者
- 吉岡よしの(よしおか よしの)
- 轟里良夫(ごうり よしお)
- 兎之塚美咲(とのづか みさき)
- 兵護幸(ひょうご さち)
- M(ミューズ)アカデミー関係者
- 総世鳳也(みなせ たかや)
- 愛泉ヒナノ(あいずみ ヒナノ)
- 牛澤太郎(うしざわ たろう)
- その他の所属声優
- 正親清太郎(おうぎ せいたろう)
- 星月璃子(ほしづき りこ)
- 鷲峰了(わしみね りょう)
- 鶯月鐡(はなみづき てつ)
- 戦隊ガールシリーズ関連人物
- 姉嵜明日葉(あねさき あすは)
- 忍原しきみ(おしはら しきみ)
- 京楽亭豆千代(きょうらくてい まめちよ)
- その他の業界関係者
- 鮫頭真雄(さめがしら まお)
- りゅー
- 田尻ケンイチ(たじり ケンイチ)
- その他の人物
- 為人の父
- はなえ
- ママさん
- 『天使とアクト!!』の用語
- 七星プロダクション(ななほしプロダクション)
- ミューズアカデミー
- 託児所
- ムサシノカラス
- MA:z(メイズ)
- スイーツ戦隊シュガーガール
- 『天使とアクト!!』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- アクト「キサマらの活躍する声、どこにいたって聴いてやる。仲間ってのは、どこにいたって仲間だろ。」
- 伴田「自分を疑うなよ。得意なモン見つかったら、それを極めてきゃいーんだ。」
- アクトの父「凰生家の人間なら、何も捨てるな!大切なものは、全部守り抜け!!」
- アクト「役ではなんにだってなれるくせに、自分が本当になりたいものにはなってないじゃないか。カス共の無責任な期待なんて便所にでも捨てろ。自由になりたきゃ、一歩ふみ出せばいいだけの話だ。」
- 伴田「リーダーってのは、自分に従わせるだけじゃなく、相手を信じてやることも大切だ。それができたら、おめー自身も今よりもっと成長できる。」
- はなえ「『負けると思えば負け勝つと思えば勝つ』最初から逃げ出すなんて、自分で自分に負けていますよ。」
- 春坂なり「そこに正解の答えはないが、それでも自分だけの役を導き出す。この課題と向き合い続けていくのが、「声優」という仕事だ。」
- 『天使とアクト!!』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 声優・俳優の養成所「青二塾」が取材協力