黒伯爵は星を愛でる（漫画）のネタバレ解説・考察まとめ

2023.04.23

『黒伯爵は星を愛でる』とは、音久無による吸血鬼を題材としたダークファンタジー漫画。19世紀のロンドンを舞台にした、懸命に頑張る主人公・エスターのシンデレラストーリーは、読者の心を打つ。
母親を亡くし、弟もいなくなってしまったエスターは、突然ヴァレンタイン伯爵・レオンに求婚される。それは、吸血鬼ハンターであるレオンが、ダンピールであるエスターの能力を利用して吸血鬼を狩るためだった。エスターは弟を探すためにレオンに協力し、吸血鬼を狩るために貴族社会で生きることを決意する。

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CV：緑川光
吸血鬼の王。ギルバート公爵の爵位を持つ貴族。社交界では「黒薔薇様」と呼ばれている。親しい人は「クリス」と呼ぶ。
数百年生きている吸血鬼で、人間と吸血鬼の争いをやめさせるため、イングランドの王と協定を結んだ。
規律を破る吸血鬼には容赦ないが、親しい人たちには優しく、大切にする性格。人当たりも良く、幼い頃のレオンからは兄のように慕われていた。
ウィンターソン家を襲撃した犯人だとレオンに疑われた際には、レオンに生きる目的を持たせるため、自ら犯人の汚名を被った。
アルとは「エスターに手を出さない」「アルに研究できる環境を与える」代わりに、アルを養子にするという取引をした。

クライヴ

クリスの執事。吸血鬼。
いつも無表情で、冷淡な性格。クリスに振り回されることが多く、心の中でぼやくこともある。
クリスの命令で、ウィンターソン家を出たエスターを、黒薔薇城に攫ってきた。

エヴァ

クリスの未来の妻を自称する吸血鬼。
クリスの妃候補と目されたエスターに嫉妬し、襲いかかった。その際にレオンに返り討ちにされ、左目を失った。
エスターとレオンがジェイルに会いに行った際には、クリスの命令で護衛を務めた。

イオン

エヴァの未来の夫を自称する吸血鬼。
エスターとレオンがジェイルに会いに行った際には、クリスの命令で、エヴァと共に護衛を務めた。

その他の人間

レニー公爵

顔が広く、何かとレオンに協力してくれている人間の貴族。
アルの行方を探すことにも協力してくれていた。
エスターが社交界デビューすることになった時には、戸籍上の父親になる予定だった。

ゴドフリー・ハドソン

バーロウ伯爵の息子。レオンの寄宿学校時代の同級生。
レオンに対してライバル意識を持っているが、レオンからは相手にされていない。そのため、レオンのことを「いけ好かない」と言って嫌っている。
エスターに一目惚れするも、レオンに恋路を阻まれる。

ロイ男爵

慈善活動に力を入れている貴族。
エスターとゲイリーは、ロイ男爵が養子に迎えたのがアルなのか確かめるために、ロイ男爵主催のバザーに参加した。結局、養子に迎えたのはアルではなかった。

ポール

エスターとアルの幼馴染。
ロンドンの下町で清掃の仕事をしている。
エスターに好意を持っていたが、その思いを伝えることはできなかった。
幼い頃のクリスマスに、エスターを宿木の下まで連れ出し、キスをした。そのことを知ったアルはポールに殴りかかり、大喧嘩になった。

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