レイストーム(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『レイストーム』とは、1996年にアーケードとして稼動を開始したタイトーの2D縦スクロールシューティングゲーム。『レイフォース』、『レイストーム』、『レイクライシス』と続く『レイシリーズ』3部作の2作目だ。後方俯瞰視点が特徴であり、8方向レバーと2ボタンで自機を操作する。
ストーリーは『レイフォース』とは別の並行世界の出来事として描かれており、地球人類が恒星間航行を実現して100年あまりが経過した時代の物語となっている。

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水中から大きく飛び跳ねて自機を狙う大型の蛇型の敵や水中に見える沈んだ都市、潜水艦が美しい。
「ゴウル」の語源はガリア。ガリア人(ケルト人の一派)が居住した地域の古代ローマ人による呼称。古典ラテン語での発音により忠実なカナ表記は「ガッリア」。フランス語では Gaule(ゴール)。

STAGE3:PALMYRA VALLEY(パルミラ渓谷)

海上すれすれの高速ステージでスピード感もあり左右に揺れながらスクロールする緊迫感のあるステージ。
湾岸の基地に近づくと一気にスピードが落ち緩急のあるステージとなる。
「パルミラ」の語源はパルミラ帝国。3世紀の危機の時代のローマ帝国から一時期分離独立した帝国である。
国名は首都にして最大都市のパルミラに由来しており、最大領域はシリア属州、パレスティナ属州、アラビア・ペトラエア属州、アエギュプトゥス、小アジアの大部分にまで及んだ。

STAGE4:3RD FLEET(地球連合第三艦隊)

大気圏を脱出し一転して宇宙ステージへ。
戦艦群からの攻撃も潜り抜けボスまでの道を進む。
縦スクロールシューティングとは思えない縦横無尽な場面展開。
遠方の戦艦も破壊する事が可能。

STAGE5:CARTHAGE BASE(カルタゴ駐留基地)

序盤の隕石群は破壊できるものもあるのでしっかりとルート確保が必要。
STAGE4と同様の戦艦も出てくるがそこまで激しい攻撃はない。
「カルタゴ」の語源は紀元前にアフリカ大陸の北岸を中心に地中海貿易で栄えた、フェニキア人による国家「カルタゴ」。中心となる都市(首都)はチュニス湖東岸にあった。

STAGE6:ETRURIA(セシリア首都エトルリア市上空)

「エトルリア」の語源は紀元前8世紀から紀元前1世紀ごろにイタリア半島中部にあった都市国家群。ギリシア語ではテュッレーニア。各都市国家は宗教・言語などの面で共通点があり、統一国家を形成することはなかったものの、12都市連盟と呼ばれるゆるやかな連合を形成し、祭祀・軍事で協力することもあった。

STAGE7:JUDA CENTRAL SYSTEM(セシリア中枢ユダシステム)

「ユダ」の語源はユダヤ属州。パレスチナとイスラエルにあたる地区に設置されていたローマ帝国の属州である。名称は紀元前6世紀に存在したユダ王国にちなむ。なお、ラテン語の原音表記による「ユダエア属州」とも称される。

前作との相違点と共通点

本作ではショットやロックオンレーザーの性能が異なる自機を選択可能。
「ロックすればするほど敵の得点に倍率がかかる」本作独自の装備「ロックオンレーザー」は健在だが、更に進化。
「2号機(R-GRAY2)」の追加によりバリエーションが強化されたほか、一か所に集中ロックオンする事でより強力なレーザーを放つ「ハイパーレーザー」とボムに当たる「スペシャルアタック」が追加された。
ショット・ロックオンレーザーの発射を個別のボタンで行い、スペシャルアタックを両方のボタンを同時押しする事で発動するマニュアル操作とショット・ロックオンレーザーの発射を1つのボタンで兼用し、もう1つのボタンでスペシャルアタックを発動するオート操作を選択する事になる(R-GRAY 0とR-GEARはマニュアル操作のみ)。

『レイストーム』の登場人物・キャラクター

自機

R-GRAY1

攻撃手段は『レイフォース』の自機・X-LAYを踏襲しており、機体後部から放たれる長く尾を引くレーザーで敵を攻撃する。
ロックオンレーザー強化アイテムを取り続ける事で最大8箇所までロックオン可能で、得点倍率は最大で128倍。
ショットは直線状に連射するタイプだが、パワーアップを重ねると広角攻撃が可能になる。

R-GRAY2

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