まちカドまぞく(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『まちカドまぞく』とは伊藤いづもによる『まんがタイムきららキャラット』にて連載されている4コマ漫画およびそれを原作としたアニメ作品。架空の町「多魔市」を舞台に、まぞくの力に目覚めた女子高生の吉田優子は一族の呪いを解くために魔法少女と戦うことになる。魔法少女の千代田桃に勝つために、敵であるはずの桃と修行したり、テストの点数を競ったりなど色々と奮闘しながらも成長し、時に戦い、時に助け合いながら親しくなっていくほのぼの日常を描くファンタジー系コメディである。

CV:鬼頭明里
もう1人の主人公。シャミ子と同じ桜ヶ丘高等学校1年A組。光の一族の巫女であり、6年前に世界を救ったといわれる魔法少女。活動名「フレッシュピーチ」。クールで無表情な一方で大雑把なところがあり、トラブルなどでは力で解決しようとする脳筋である。趣味は筋トレ。
魔法少女としての超人的な身体能力と筋トレにより、変身していなくても地面に埋まっている大岩を軽々と持ち上げることができる程に強い怪力を持ち、変身するとさらに強くなる。筋肉にはこだわりがあり、その話になると瞳を輝かせながら熱く語り出す。
孤児で千代田桜に義理の妹として引き取られた過去があり、失踪した姉の行方を捜しつつ姉の代わりに多魔市を守っていた。
シャミ子を助けたことをきっかけに交流を深めていき、シャミ子を鍛えたり守ったりしていくようになる。怪我の手当を受けたとき意図せず血を奪われたことで、魔力が減少してしまい弱体化してしまった。後にシャミ子を助けるためにシャミ子の眷属となり、闇墜ちフォームを手に入れる。

リリス

CV:高橋みなみ
シャミ子の先祖。数千年ほど前に邪神像に封印された闇の一族の始祖。コーラと温泉が好き。本人は「永劫の闇をつかさどる魔女」を自称するが、実際は暗所恐怖症。
シャミ子の祖先ということで桃からはシャミ先と呼ばれる。ノリがよく言動は尊大、自分の欲望に忠実でズルやあくどい手段をすることも厭わないが、せいぜい悪ぶるぐらいで相手を苦しめたり悲しませるようなことができない善良な魔族。数千年を封印されていたこともあり知識が多く博識であり、アドバイザーとしてシャミ子や魔法少女達に助言を与えたりするため頼りにされている。
夢魔の一族であり、他者の夢や深層心理に入り込むことが可能。封印されているときはシャミ子の夢の中でしか接触できなかったが、魔法少女の血を邪神像に捧げたことで直接会話が可能になった。その後小型の人形に魂を入れることで限定的だが自由に動けるようになる。さらに等身大人形を作ってもらえたが、寿命が1週間しかない。その後、蛟に「毎日9キロのゴミ拾い」と「月に一度の祠の掃除と酒と菓子のお供えする」をすることを条件に寿命をなくすことが出来た。その代わり、条件を怠ると全身が焼かれることになってしまった。

陽夏木 ミカン(ひなつき みかん)

CV:高柳知葉
弱体化した桃が助っ人として呼んだ魔法少女。高校1年生。面倒見が良く親切な性格でやや小心者で打たれ弱いところがある。魔法少女としての活動名は「シトラスレディ」。
味覚が悪いわけではないが、自分の好きな柑橘類の汁を料理に入れようとする癖がある。
動揺すると「関わった人にささやかな困難が降りかかる」という呪いが掛かっている。この呪いは父親の経営がうまく行かなくなったとき、家族と工場を守る為に召喚した使い魔のウガルルが、家族と工場を守ることを、「ミカンを守る」と歪曲してしまい、「ミカンを困らせたものを無制限に破壊する」という呪いになってしまった。ウガルル自身の目的はあくまでもミカンを守ることである。後に依り代を作ることで現世に召喚することでミカンの呪いは解除された。

吉田家

吉田 清子(よしだ せいこ)

CV:大原さやか
シャミ子の母。茶目っ気があり、ドジな一面があるが、1カ月4万円生活の中でも家計のやり繰りをして2人の娘を育てている倹約家。
病弱なシャミ子に負担を掛けたくないという思いから、ヨシュアの素性と現状について隠していたが、魔族となり精神的にも成長したことを認め、ヨシュアのことを話した。
夫ヨシュアと結ばれたことで闇の眷属となり、老け止まりのため若々しい見た目をしている。

吉田 良子 (よしだ りょうこ)

CV:大和田仁美
シャミ子の妹。シャミ子のことを「お姉」と呼び慕っている。
純真で心優しく姉のシャミ子や家庭のことよく案じている。勉強が得意で姉のために立派な知将になろうと兵法や武器のことを学んだりしている。シャミ子にプレゼントしてもらったカメラがお気に入り。
闇の一族の呪いをシャミ子が肩代わりしたお陰で呪いの影響を受けておらず、ジキエルからは魔法少女の素質があるとされる。

ヨシュア/吉田 太郎(よしだ たろう)

CV:梅津秀行
シャミ子の父。何らかの事情により千代田桜にミカン箱に封印されてしまい。会話することができないでいる。
封印される前の姿はシャミ子同様に角と尻尾を持った少年のような容姿をしていた。シャミ子の身長の低さはヨシュア譲り。吉田太郎は本名をもじったコードネームを書類上の名義として使っていた。
夢魔の魔族であり、他人の深層意識に侵入したり、記憶を消したりする能力を持っている。
各エピソードの締め括りの二十枠四角形のふきだしとアニメでのナレーションにおける「頑張れシャミ子!!~」は彼の言葉である。

学校関係者

佐田杏里(さた あんり)

CV:千本木 彩花
シャミ子のクラスメイトでテニス部に所属している。ノリが軽く面倒見のいい性格。
シャミ子とは初登校の日に学校で迷子になっているのを発見してからの付き合い。独自のコネを持っており、シャミ子が欲しがっている情報をよく提供しており、彼女のおかげでシャミ子は千代田桃、小倉しおん、白澤、リコに出会うことができた。
なお、千代田桃とは中学から同じ学校で面識があった。

小倉しおん(おぐら しおん)

CV:諏訪 彩花
杏里の友人。オカルトが大好きな変わり者。献身的な性格でシャミ子が困っていると何かと手助けしてくれるが、真性のマットサイエンスティストで特製の漢方薬は、反鼻、冬虫夏草などで作られている。リリスの邪神像も勝手に改造してUSBやHDMIなどを取り付けるなどをしている。
学業も倫理以外は学年トップの成績だが、奇行のせいで話しをするときは護身用の武器が必要とされるほどに警戒されている。
一方でメンタルは弱く、修羅場になると真っ先に逃げ出したり、想定外の事態が起きると青ざめて思考停止してしまう。
実は魔族であり、正体は智慧と時間と書物を司る魔族「グシオンの末裔」と呼ばれる本の姿をした魔族の1ページである。もっとも、本人は魔族の自覚はなく、未来予測などは勘が良い程度と認識している。

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