まちカドまぞく(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『まちカドまぞく』とは伊藤いづもによる『まんがタイムきららキャラット』にて連載されている4コマ漫画およびそれを原作としたアニメ作品。架空の町「多魔市」を舞台に、まぞくの力に目覚めた女子高生の吉田優子は一族の呪いを解くために魔法少女と戦うことになる。魔法少女の千代田桃に勝つために、敵であるはずの桃と修行したり、テストの点数を競ったりなど色々と奮闘しながらも成長し、時に戦い、時に助け合いながら親しくなっていくほのぼの日常を描くファンタジー系コメディである。

吉田家の事情を知り、シャミ子から離れようとする桃を説得に行こうとしたときに清子が教えてくれたお父さんが言っていた言葉。
桃を探しているシーンでナレーションが「頑張れ優子」と語った後「誰よりも優しく強くなるんだ」、上記の台詞を語る。この時、ナレーションの正体がお父さんボックスに封印された父のヨシュアであることが判明し、常にシャミ子のことを見守っていることが分かる台詞である。

那由多 誰何『すいか。なゆた すいか。「誰何」と書いて「すいか」って読むんだよ』

『すいか。なゆた すいか。「誰何」と書いて「すいか」って読むんだよ』誰何の登場時のセリフ。家の前で佇む桃に教えたとされるが、名前を読めていないのはシャミ子の方であり、寧ろシャミ子に対して名前を教えたように見える。本来、過去の記憶である誰何はシャミ子が見えていないはずなの、見えているように感じさせる異質さを感じさせる。誰何の初登場のシーンでもあるが、4コマ漫画のはずなのに誰何の登場するコマのみ枠がないという描写になっていてる。

那由多 誰何「大丈夫。ちゃんと苦しまないように殺しているよ」

桃に魔族を封印していることを問い詰められた時、誰何は「大丈夫。ちゃんと苦しまないように殺しているよ」と解答した。本編では基本的に殺すといった表現は極力ぼかしたような表現や言い回しをする中で、誰何は穢れなくき笑顔で言い放っている。

那由多 誰何「さっきから覗いているツノのまぞく。お前はまた来ていつか殺す」

無数の目を持つ闇に変貌を遂げた誰何が桃を手当てした後に、立ち去る時「さっきから覗いているツノのまぞく。お前はまた来ていつか殺す」とシャミ子に放った言葉。誰何はあくまでも桃の過去の出来事を再現した存在であるはずなのに、まるでリアルタイムでシャミ子と会話しているようである。こうした不思議な描写は、この台詞以外にもいくつかあった。
本編では殺すという表現は極力ぼかしたような表現で出てくることが多いが、誰何は明確に殺すという言葉をよく口にする。

片手ダンプ

シャミ子がダンプに引かれそうになった時、桃が魔法少女に変身してダンプを止めたときのシーン。
難なく止めたように見えるが、実際は指の骨が折れており、シャミ子を気遣って何事もないように接している。

シャミ子と桃の友情

シャミ子(左)と桃(右)が和解したシーン。

桜がシャミ子の父を封印したことを知り、ショックで落ち込む桃。罪悪感からシャミ子と距離を取ろうとしたが、シャミ子は過去の事を気にせず桃と共に町を守っていくと説得する。今まで1人で背負い込んでいた苦悩は、シャミ子の説得を受け入れたことで軽くなった。桃はシャミ子に感謝し、2人の絆が深まった瞬間であった。

救えなかった世界の可能性

何もない灰色の平原があるだけの世界。これは、桃が誰何を倒せなかった場合の世界である。町の人々は桃が世界を救ったということを知っているが、その内容を知らない。
桃の行動が世界を救ったということを感じさせる景色である。この風景を桃が見てしまうと、深刻なトラウマになってしまいほどのショックを受けてしまい、その結果、小倉しおんの生存率が下がってしまうとグシオンは推測している。

必死の逃走

誰何から逃げて桜の木の陰に隠れた桃は、誰何の洗脳から逃れるために自分から片腕を千切った。しかし、話し合いを本心から求めながらも何の躊躇もなく攻撃する誰何によって下半身を吹き飛ばされてしまう。悲しんでいる誰何から逃げようとする桃の必死さが伝わるシーン。

桃をお手当てする誰何

桃(中央)が誰何(周辺)に手当されているシーン。

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