まちカドまぞく(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『まちカドまぞく』とは伊藤いづもによる『まんがタイムきららキャラット』にて連載されている4コマ漫画およびそれを原作としたアニメ作品。架空の町「多魔市」を舞台に、まぞくの力に目覚めた女子高生の吉田優子は一族の呪いを解くために魔法少女と戦うことになる。魔法少女の千代田桃に勝つために、敵であるはずの桃と修行したり、テストの点数を競ったりなど色々と奮闘しながらも成長し、時に戦い、時に助け合いながら親しくなっていくほのぼの日常を描くファンタジー系コメディである。

喫茶あすら

白澤(しろさわ)

CV:松山 鷹志
喫茶店あすらの店長で獏の姿をした魔族。思慮深く優しい魔族で腰掛ける場所がない人に居場所を提供したいという思いで喫茶店を営んでいる。リコから好意を寄せられており、彼氏だと認識していたが、白澤の恋愛対象は獏のため、店に住み着いた野良フェネックという認識であった。
本来は四足歩行なのだが無理をして二足歩行しているため、よく体を痛める。さらにリコが何かと騒ぎを起こすために怪我も絶えない。

リコ

CV:伊藤 彩紗
喫茶店あすらのウェイトレス兼シェフ。狐の尻尾と耳を持つ魔族でマイペースかつ毒舌で欲望に忠実な性格。善意で行動することもあるが空気を読まないせいで相手の神経を逆撫でしてしまうことがよくある。
小さい頃に飢餓で家族を亡くし、魔法少女に追われながら当てもなく場所を転々としていた時に千代田桜に連れられて多魔市の喫茶店あすらで働くことになる。
彼女の作る料理は心を癒す効果があり、食べれば日々の疲れを一時的に忘れることができるが、体に害にならないほどに中毒性があり、適量の10倍食べると健忘になるなどといった効果もある。
店長の白澤に好意を抱いており、彼女の中では恋人だと思っていたが、実際は野良フェレットを飼っている認識であり、愛はあっても飼い主がペットに向ける愛であった。
狐の魔族だけあって誰かに化けたり、葉っぱを福に変えることができ、戦闘能力も高く襲ってきた魔法少女を全て返り討ちにしてきた。

朱 紅玉(しゅ ほんゆー)

原作5巻60話から登場した魔法少女。
かつて飲食店を営む祖父に面倒を見てもらいながら暮らしていたが、ある時リコが祖父の飲食店で働き始めてから料理を食べた客の様子におかしくなっていることに疑問を感じリコを怪しむ。そこに現れたジキエルからリコが魔族であることを聞かされ、何でも器用にこなせる彼女に嫉妬していた紅玉は契約し、魔法少女になってリコに挑むが、全く相手にならずに敗北する。
それから数年後、喫茶店あすらでリコを見つけて再び襲い掛かるが誤って白澤を封印してしまう。シャミ子達の説得で誤解が解けた後は白澤を解放して魔法少女を引退し、あすらに居座ることにした。

メインキャラの関係者

千代田 桜(ちよだ さくら)

CV:金元寿子
桃の義理の姉。物語開始時点で失踪しており、桃は行方を捜していた。桃と違い行き当たりばったりでかなりハイテンションかつうっかりな性格。
魔力操作が得意で、闇の一族にかけた呪いの影響で重篤なシャミ子を助けるために呪いを1カ月4万円生活という呪いに変えたり、ミカンの呪いを動揺すると面白ハプニングが発生するように変えたりなどをしている。
光と闇の勢力が共存する多魔市を守る魔法少女であり、ヨシュアと共に多魔市に降りかかった災厄から町を守ることに成功するが、ヨシュアをミカン箱に封印してしまった上、本人も魔力を使いすぎてコアであるネコの姿になってしまう。そのコアも危篤状態になっているシャミ子を助けるためにシャミ子と同化した。
現在はシャミ子の魔力を少しずついただいている。シャミ子が強い魔族になり、呪いを克服すれば元に戻ることができる。それまでの間シャミ子に桃と町のこと託している。

ウガルル

CV:ファイルーズあい
ミカンの呪いの正体。ミカンを守護するためにミカンの父に召喚された使い魔であった。召喚の仕方が雑だったせいで肉体が保てずに崩壊しながらも、ミカンを守るという契約のために彼女の中に入ったことで、ミカンが動揺すると片っ端から攻撃する呪いになってしまった。
ミカンの深層意識に入ったシャミ子と桃にミカンの現状を伝えたことで契約を切って消滅しようとしたが、シャミ子達の活躍で正式な召喚を行ったことで肉体を取り戻して、ミカンと共に暮らすようになる。
なお、ミカンに対しては生みの親という認識を持っている。

那由多 誰何(なゆた すいか)

シャミ子が桃の過去を覗いたときに見た魔法少女。常に飄々としていて掴みどころがないが、常に他社の悲劇に共感して涙を流せる優しい性格をしている。口癖は「かわいそう」。
かわいそうだからという理由で何も食べず、何かの液体を飲んでいる。正体は1000年以上も昔に魔法少女になった少女。長い年月の果てにすべてのかわいそうを許容できなくなり、この世全ての「かわいそう」をなくすために行動している。そのために彼女の行動は全て善意である。魔族を殺すのも封印して苦しませたくないという善意、魔族と関りがあった人たちの記憶を消すのも魔族の死に悲しませたくないという善意からである。
桃によってコアを破壊された後、闇に無数の目を持つ姿になって復活し、自分との戦いで傷ついた桃を心配し傷を治してからもう一度やり直すことを告げて姿を消した。この時、覗いていたシャミ子を殺すと宣言している。

使い魔

メタ子/メタトロン

CV:七瀬 彩夏、仲野 裕(喋る時)
桃が飼っているナビゲーターの猫。本来の名前はメタトロンと呼び、元々は千代田桜のナビゲーターだった。
かつては普通に会話ができたが、誰何に捕まった時に何かをされたらしく、「時は来た」としか話せなくなっている。

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