町田くんの世界(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『町田くんの世界』とは、勉強も運動も苦手だが人が好きな高校生・町田一の優しさ溢れる日常を描いた、安藤ゆきによる少女漫画。主人公は天然の人たらしであり、周りからも愛されているが恋に関しては鈍感。自分と正反対な、人間嫌いのクラスメイト・猪原奈々と言葉を交わすうちに生まれた恋という感情を育んでいく。別冊マーガレットにて連載された。単行本は全7巻。
「このマンガがすごい!2016」オンナ編3位にランクインし、石井裕也監督による映画化は1000人以上の中から選ばれた2人によるダブル主演も話題となった。
町田家の子供たちの名前は、生まれた順に数字の一から六が使われている。猪原は下の名前を聞かれても答えなかった場面があったが、奈々(なな)なので七を連想し、なんとなく気恥ずかしくてごまかしていた。のちに一の母の「奈々ちゃんは我が家の7番目の家族ね!」というセリフがあることからも、作者が名前に込めた意味を感じ取れる。
新人俳優・細田佳央太と関水渚を際立たせたキャスティング
映画『町田くんの世界』での主演2人はオーディションで選ばれた、当時まだ無名の新人だった細田佳央太と関水渚。撮影前には監督を含めて、2人のための演技の特訓期間が設けられた。共演したのは岩田剛典・高畑充希・前田敦子をはじめとした豪華な面々。また佐藤浩市・松嶋菜々子など経験値の高い俳優陣が脇を固めることで、新人ならではの輝きが生かされている。石井監督の新しい才能を見抜く力が俳優たちの演技にも反映され、より魅力的な作品となっている。
『町田くんの世界』の主題歌・挿入歌
主題歌:平井堅「いてもたっても」
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目次 - Contents
- 『町田くんの世界』の概要
- 『町田くんの世界』のあらすじ・ストーリー
- みんなに愛される主人公
- 人嫌いなヒロイン
- 新しい家族の誕生
- ライバル登場
- 中学校の同窓会
- 恋という感情を知る
- 通じ合う想い
- 『町田くんの世界』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 町田一(まちだはじめ/演:細田佳央太)
- 猪原奈々(いのはらなな/演:関水渚)
- 町田家
- 町田ニコ(まちだにこ)
- 町田ミツオ(まちだみつお)
- 町田しおり(まちだしおり)
- 町田けいご(まちだけいご)
- 町田六郎(まちだろくろう)
- 町田百香(まちだももか/演:松嶋菜々子)
- 町田あゆた(まちだあゆた/演:北村有起哉)
- 一のクラスメイト
- 栄りら(さかえりら/演:前田敦子)
- 氷室雄(ひむろゆう/演:岩田剛典)
- 高嶋さくら(たかしまさくら/演:高畑充希)
- 西野亮太(にしのりょうた/演:太賀)
- その他の人物
- 吉高洋平(よしたかようへい/演:池松壮亮)
- 吉高葵(よしたかあおい/演:戸田恵梨香)
- 日野(ひの/演:佐藤浩市)
- 『町田くんの世界』の用語
- 人たらし
- 他人
- 『町田くんの世界』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 町田一「君がいてくれてほんとに良かった」
- 猪原奈々「もっと!かまってよ」
- 町田一「ゆっくりいこうよ」
- 町田一「友達を作るのに資格なんていらないよ」
- 町田一「気持ちを大事にして初めて愛せるんだ」
- 町田一「じゃあ俺はたくさんの子どもを養えるようにいっぱい働くね」
- 『町田くんの世界』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 町田家の一員となることを意味する名前「奈々」
- 新人俳優・細田佳央太と関水渚を際立たせたキャスティング
- 『町田くんの世界』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:平井堅「いてもたっても」