町田くんの世界(漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『町田くんの世界』とは、勉強も運動も苦手だが人が好きな高校生・町田一の優しさ溢れる日常を描いた、安藤ゆきによる少女漫画。主人公は天然の人たらしであり、周りからも愛されているが恋に関しては鈍感。自分と正反対な、人間嫌いのクラスメイト・猪原奈々と言葉を交わすうちに生まれた恋という感情を育んでいく。別冊マーガレットにて連載された。単行本は全7巻。
「このマンガがすごい!2016」オンナ編3位にランクインし、石井裕也監督による映画化は1000人以上の中から選ばれた2人によるダブル主演も話題となった。

栄りら(さかえりら/演:前田敦子)

一のクラスメイトで、席が隣同士。噂好き。サバサバした性格で面倒見がよく、一と猪原の恋を見守っている。外見はギャルだが堅実派で、できるだけいい大学を出てバリバリ働きたいと思っている。

氷室雄(ひむろゆう/演:岩田剛典)

成績優秀でスポーツ万能。読者モデルをするほどの容姿。とてもモテるが、バレンタインにもらったチョコレートを捨てるなど冷たい一面をもつ。常にちやほやされてきたが、一に「もっと人の気持ちを考えろ」と本気で怒られたことで、次第に人に優しくできるようになる。

高嶋さくら(たかしまさくら/演:高畑充希)

一の隣のクラスの女子。ぶりっこで男たらしだという噂だが、好きな相手に振り向いてもらうために頑張っていただけだった。付き合ったのはその1人だけで、振られてからも想い続けている。失恋した時に優しくしてくれた一に好意があるような素振りを見せ近づくが、一の「それでいいのか」という言葉で自分の気持ちに素直になり、元カレへ告白し復縁した。

西野亮太(にしのりょうた/演:太賀)

一のクラスメイト。友達としては好かれるが、恋愛対象からは外されてしまういじられキャラ。猪原宛てのラブレターを一の下駄箱に入れてしまうなど、おっちょこちょいな部分がある。猪原に気持ちを伝えようとするが、彼女の一への想いに気づき身を引いた。

その他の人物

吉高洋平(よしたかようへい/演:池松壮亮)

週刊誌の記者。悪意に満ちた世界に失望している。

吉高葵(よしたかあおい/演:戸田恵梨香)

吉高洋平の妻。忙しい夫のことを心配している。

日野(ひの/演:佐藤浩市)

吉高洋平の上司。週刊誌の編集長。

『町田くんの世界』の用語

人たらし

一が見ている世界は笑顔が溢れている

一はとにかく人が好きで、見返りを求めることなく自分の愛情を周囲に注いでいる。また相手の心の傷や本当の気持ちにいち早く気づき、自分にできることを考え行動する。その強くまっすぐな愛と優しさが自然と周りからの好意と尊敬を集めており、天然の人たらしと言える。

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