ふたりモノローグ(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ふたりモノローグ』とはツナミノユウ原作の日本のラブコメディ(百合)漫画である。2016年から2018年までコミック配信サイト『サイコミ』にて掲載され、2017年には実写ドラマも配信された。根暗で地味な女子高生・麻積村ひなたはある日、隣に座るクールなギャルが小学生時代の親友・御厨みかげだということに気づく。ひなたは昔とは全く変わっていたみかげに動揺しながらも、また友達になりたいと思っていた。見た目も性格も正反対な二人がお互い相手を想うあまりにすれ違い続ける新感覚学園ラブコメディ。
ひなたからは見えない反ひなた半球側のみ、本性剥き出しの顔をしているみかげの表情。
本性を曝け出しそうだが、ギリギリひなたに見せられられないという理性が働いている状態。なのでひなたは気がついていない。
狼(みかげ)
みかげの「ひなたちゃんが可愛くて食べちゃいたい」という気持ちが具現化した姿。ひなたのかわいさをMAXに感じると発動する。
ドロドロハート(佐呂間)
本作で一番の変態である佐呂間の、行き過ぎた妄想癖でドロドロになった思考が具現化した姿だ。あくまで周りはこの形状には気がついておらず、「なんか怖い」程度に感じている。あまりにも変態的な快楽に溺れすぎると、全身ドロドロに溶けてしまう。終盤ではその妄想に囚われすぎた佐呂間は制御できなくなっていく。そして最終的にはその本性は、みかげが告白するときの力になって消えていった。その時の形状は真っ黒な翼でなぜかそれをつけたみかげは飛ぶことができた。
『ふたりモノローグ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
都「『クールたれ』だ!!」
中学時代、みかげは尊敬するバスケ部の先輩・都が引退した翌日、思いっきりギャルになったことに驚いていた。そんなみかげに都は余裕たっぷりに「『クールたれ』だ!!」と答えた。それを聞いたみかげは都に憧れて自分もギャルになった。何かあってヘタレになりそうな時にみかげは都のこの言葉を思い出している。
みかげ「脊髄の波をサーフィンしたい…」
ある日一緒にプールに行くため、水着を買いに行ったひなたとみかげ。買い物してるうちにみかげがプールに行くことを嫌なんじゃないかと、心配して頭を抱えたひなた。その時ひなたの首筋に汗で張り付いた髪の毛と、襟から露わになったから脊髄が浮き出ていることに気がついたみかげ。その時感じた気持ちを心の中で「脊髄の波をサーフィンしたい…」と表現している。これ以外にも「庇護欲の中枢に破壊槌をブチ込まれた気分だよ!」など、みかげのセリフにはひなたを讃えるセリフの語彙力が凄まじい。
ひなたの告白シーン
文化祭前日、演劇の主役を演じる弘美から、舞台の確認のため衣装を着させられたひなたとみかげ。指示されるまま向かい合って立った二人。そのうちハプニングが起こり二人っきりになってしまう。お互いに告白したい気持ちでいっぱいになったが、先にひなたが我慢できずに「すっ好きっ」と言ってしまった。言ってしまったからには後に引けないひなたは覚悟を決め今までの素直な気持ちと、修学旅行でキスした時から育った恋心を告白した。
友情ではない気持ちにフラれる前提で伝えた言葉だったので、ひなたは言った後みかげの元を走り去った。ひなたの恋している姿が最終巻まで描かれていなかった。その後追いかけてきたみかげがひなたに今までの想いをぶつけ、ようやく二人は結ばれた。
ひなたの恋している姿が最終巻まで描かれていなかった上に、みかげは何回も告白しようとしては失敗していた。そのため、ひなたからの告白はみかげにとってかなり衝撃的だった。
モノローグ(独白)からダイヤローグ(対話)へ
「あ!」という、ひなたが何かを思い出だした発言から始まった本作。その出だしのエピソードと同じ形式で最終話も締めくくられている。
同じ流れで描かれているが、再会してから半年でこれだけ二人の関係は変わったことがわかる。最初はビクビクしていたひなただったが、今では幸せの絶頂で立派な記念日女になってしまった。その後ひなたが教室を出て行き、みかげが追いかけ下駄箱で追い詰める。1巻ではみかげがクールぶって失敗し、怖い形相でひなたを怯えさせていた。一方6巻では10日記念を忘れそうになったひなたが自分を責め教室を出て、ひなたを心配したみかげが追いかけてひなたにキスをした。
『ふたりモノローグ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
主題歌&体育教師役は元NMBの山本彩
ドラマ版オープニングの「Let's Go Crazy!」を歌っている元NMB48の山本彩は、役者としても出演している。エピソード3、二時限目『こむらがえりを君と☆』で、ひなたとみかげがペアを組んで参加した体育の体育教師役だ。原作では担任の薬袋となっている。
山本は以下のように語っており、実写ドラマ版ではなくてはならない存在となっている。
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目次 - Contents
- 『ふたりモノローグ』の概要
- 『ふたりモノローグ』のあらすじ・ストーリー
- 隣の席の元・親友
- ROBOU NO ISHI
- ユカタキル
- 夏の掌
- 君の名を呼ぶ
- ふたりのダイアローグ
- 『ふたりモノローグ』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 麻積村 ひなた(おみむら ひなた)/演:福原 遥、木幡 環(幼少期)
- 御厨 みかげ(みくりや みかげ)/演:柳 美稀、岩崎 未来(幼少期)
- 御厨 みかげ(幼少期)/演:岩崎 未来
- 學ヶ岳学院
- 佐呂間 由依(さろま ゆい)
- 蓮茂台 洸(はすもだい あきら)/演:栗林 藍希
- 薬袋 貴子(みない たかこ)
- 日暮 都(ひぐらし みやこ)
- 伏倉 健司(しくら けんじ)
- 汐留 和臣(しおどめ かずおみ)
- 紫藤 灯(しとう ともり)
- 栃持(とちもち)
- 櫓見 理花子(やぐらみ りかこ)
- 風紀委員
- 田中 弘美(たなか ひろみ)
- 佐藤 由香(さとう ゆか)
- 鈴木 真里(すずき まり)
- 山本 美樹(やまもと みき)
- 中村 直美(なかむら なおみ)
- その他
- 斧谷 翠(よきたに みどり)
- ドラマ版のみの登場人物
- 森下(もりした)/演:遠藤 史人
- 体育教師/演:山本 彩
- 小学校担任/演:和井 みずき
- 『ふたりモノローグ』の用語
- 都立學ヶ岳学院(とりつまなびがだけがくいん)
- 喫茶店ジーリョ
- 學ヶ岳風紀員(まなびがだけふうきいん)
- 本能剥き出し顔
- 半顔本性(みかげ)
- 狼(みかげ)
- ドロドロハート(佐呂間)
- 『ふたりモノローグ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 都「『クールたれ』だ!!」
- みかげ「脊髄の波をサーフィンしたい…」
- ひなたの告白シーン
- モノローグ(独白)からダイヤローグ(対話)へ
- 『ふたりモノローグ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 主題歌&体育教師役は元NMBの山本彩
- 『ふたりモノローグ』のロケ地は立川
- 作品の見どころはモノローグ(独白)
- 『ふたりモノローグ』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):山本 彩「Let's Go Crazy!」
- ED(エンディング):ひなた&みかげ「ふたりモノロック」