ダンダダン(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ダンダダン』とは作者の龍幸伸が2021年から『少年ジャンプ+』で連載をスタートしたウェブ漫画。幽霊を信じる少女とUFOを信じるオタクの少年が怪奇現象と戦うオカルティック怪奇バトル漫画である。霊媒師を祖母に持ち、幽霊の存在を信じる女子高生の綾瀬桃は、教室でイジメられていたオカルトマニアの男子高校生の高倉健を助ける。この出会いをきっかけに、二人は怪奇の世界へ足を踏み入れる。話が更新されるたび100万回を突破という驚異的な閲覧数を叩き出しており、『少年ジャンプ+』の人気作品になっている。

高倉 健「高倉健です」

オカルンのおかげで無事にセルポ星人から解放された桃が、今度はターボババアの呪いを解くために一人で行こうとするオカルンに対して、二人で協力することを提案する。その際、桃から本名を聞かれ「高倉健です」と答えた。ビジュアルは違えど、憧れの俳優の高倉健と同姓同名。更には口癖も似ていることから、桃はオカルンを意識するようになる。

綾瀬 桃「無視していいなんて言わないでさ、ふつーにオカルトの話しよーぜ」

オカルンは桃と出会った時に、桃が来たことが自分にとってチャンスだと語る。オカルンは「ずっと友達が欲しかったからこのチャンスを逃したくないって思ったんですよ」と言う。しかし桃とは住む世界が違い、自分みたいなのが話しかけて言い人じゃないんから無視してくださいと呟いた。それにに対し、桃が「無視していいなんて言わないでさ、ふつーにオカルトの話しよーぜ」と返す。二人の距離感がとても近くなったことが感じられるセリフである。

ターボババア「年上に対するリスペクトが無え」

ターボババアを地縛霊から引き離し捕まえることに成功し、大きな蟹の形をした地縛霊に追いかけられることになった桃とオカルンは、ターボババアのテリトリーである正能市からの脱出を試みる。その途中で、オカルンが体力が尽きてしまう。桃は捕まえたターボババアを逃してしまい、復活したターボババアは「年上に対するリスペクトが無え」と言いモモに攻撃を仕掛ける。そのセリフと共にターボババアは大きな蟹の形をした地縛霊と融合する。ターボババアは悪霊としてとてつもない力を得ていてその力は綾瀬星子から「自分の縄張りの中ではほぼ無敵」と評されるほど、強大な力を持つターボババア。その力の強大さを感じられるシーンである。

綾瀬 桃「てめえは乗っちまったんだぜ、負けのレールによお」

桃とオカルンはターボババアに追い詰められて絶体絶命の中、桃の超能力で走行中の電車に飛び乗る。このまま逃げ切れるかと思ったが、電車がカーブに差し掛かり減速。ターボババアが電車に飛び乗ってきたことで、またもピンチに陥る。しかし、桃は煽れば必ずターボババアは乗って来ると確信していて、「てめえは乗っちまったんだぜ、負けのレールによお」と言いそのまま電車は、ターボババアの呪いの範囲外である神越市へ行く。その先には結界術を張っている星子が待ち構えており、見事ターボババアを撃破することに成功する。

綾瀬 桃「また明日!」

ターボババアの件が無事に終わったオカルンは、綾瀬家で晩ごはんを食べる事になる。カニをご馳走になるがどこか食欲がない様子であり、そんなオカルンを差し置いて、桃と星子はカニを取り合っていた。綾瀬家から家に帰ることになったオカルンは「さようなら」と言う。互いに、さようならという言葉にこのまま別れて今の関係が終わってしまうのではないかとモヤモヤする中、桃がこれからも友達関係のままという意味合いも込めて「また明日!」と言い直し互いの距離感が縮まっていくのだった。

高倉 健「タマが無い」

桃と校内であって口喧嘩してその場で別れたオカルンはトイレにいくことになる。後できちんと桃に謝罪しないといけないと思いながら用を足している最中に、自分の睾丸が無いことに気づき、「タマが無い」と呟く。オカルンの衝撃さが1ページを使って描かれている。

『ダンダダン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

キレのあるバトルシーンの評価

週刊連載とは思えないほどの画力、画面構成は密度の高さに反して見やすいと評価され、宇宙人や妖怪の不穏な登場シーン、怪異たちとのキレのあるバトルアクションシーンなど、爽快感とスピード感のクオリティから瞬く間に話題になる。作者の龍幸伸はバトルシーンを描くのが一番楽しいと語っているほど。バトルシーンの参考にしているのは、映画のカメラワークなどから。それがあの躍動感あふれるシーンを生み出している。

作品誕生のきっかけとなった担当編集の一言

ToRoe8
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