ダンダダン(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ダンダダン』とは作者の龍幸伸が2021年から『少年ジャンプ+』で連載をスタートしたウェブ漫画。幽霊を信じる少女とUFOを信じるオタクの少年が怪奇現象と戦うオカルティック怪奇バトル漫画である。霊媒師を祖母に持ち、幽霊の存在を信じる女子高生の綾瀬桃は、教室でイジメられていたオカルトマニアの男子高校生の高倉健を助ける。この出会いをきっかけに、二人は怪奇の世界へ足を踏み入れる。話が更新されるたび100万回を突破という驚異的な閲覧数を叩き出しており、『少年ジャンプ+』の人気作品になっている。
綾瀬 星子(あやせ せいこ)
綾瀬桃の祖母。ドドリア三太という名前で霊媒師をしている。自称エセ霊媒師だが、実力は本物であり、芸能人の経歴詐称を言い当てたり、健の体を乗っ取ったターボババアと渡り合ったりできる。特に結界術を得意としているが、土地神の力を借りた霊能力であるため、自身が住む町の外や強力な地縛霊のテリトリーでは力を発揮できないという弱点もある。普段はタンクトップにショートパンツに腹巻き姿で格好こそ乱れているが、孫を持っているとは思えないほどに若々しい容姿をしており、美魔女を自負している。基本的に粗野で周囲を振り回すような言動が目立つが情の深い人物でもあり、故人への敬意や桃への愛情は決して忘れていない。
白鳥 愛羅(しらとり あいら)
自他共に認める美少女だが、自意識過剰で思い込みも激しく、美少女である自分は選ばれた存在である、という歪んだ使命感を持っている。健の金玉を拾ったことで霊能力に目覚めており、自分は選ばれた存在であると言う思い込みをしている。健をからかった仕返しとして、桃にタライを落とされた。その際、桃の超能力を象った手を悪魔の羽と思い込み、それ以来、彼女を目の敵にしている。幼少期に母親を失っており、彷徨っていたアクロバティックさらさらを母親と勘違いしてしまったため、狙われてしまいことがきっかけで瀕死の状態になるが、桃の超能力で復活する。以後アクロバティックさらさらの能力を使用することができるようになる。また健に好意を抱くようになり積極的にアプローチをしている。
円城寺 仁(えんじょうじ じん)
桃の幼馴染で通称はジジである。両親が入院したため、綾瀬家へ泊まりにやってくる。両親の入院の理由は自殺未遂であり、その理由を家に訪れた怪異と考えている。呪われた家の調査を星子にお願いするも市外のため、代わりに桃とオカルンが共に調査に向かう。桃の初恋の人物であり、第一話において桃バカにしていた人物である。常にハイテンションでおちゃらけた雰囲気だが、仁が幼い頃から見えていた邪視という幽霊の怪異に毎晩うなされており不眠が続いている。桃をバカにしたことを後悔しており、今は好意を抱いている。
宇宙人
セルポ星人
桃が最初に出会った宇宙人であり、モデルは1960年代にアメリカ合衆国が秘密裏に行ったUFO研究家たちが嫌疑をかけている極秘計画であるプロジェクト・セルポに記述がみられる宇宙人。種がオスしかいなく、クローン技術によって個体を増やしている。その結果、生物としての進化が止まっており、地球人の生殖機能を研究するために誘拐と解剖を試みている。セルポ式測量法という構えで相手を捉えて六根という掛け声で壁にクレーターができるほどの念能力を放つことができる。
フラッドウッズモンスター
第2話で登場した宇宙人。モデルは1952年にアメリカ合衆国ウェストヴァージニア州のフラットウッズの町でUFOと共に目撃されたと言われているフラットウッズ・モンスターである。3メートルの宇宙人としても知られている。セルポ星人の仲間と見られ、健の性器を狙って桃の家まで襲いにやってくる。圧倒的な膂力で二人を追い詰めるが、桃の機転により結界術にかかり撃破された。見た目は相撲取りのような格好をしている。
幽霊
ターボババア
健が最初に出会った妖怪であり、モデルは同名の都市伝説からきている。100キロババアという異名も持ち、強力な妖怪でもある。かけっこで負けたら呪われると言われており、動転して走って逃げてしまった健のイチモツを奪って呪っている。名前の通り驚異的なスピードが一番の特徴だが、とても強力な妖怪で膂力や自身を変化させる力も備わっている。また、呪いにも長けており呪った者を介して、さらに呪いを振り撒くことができる非常に危険な存在である。モモに挑発され勝負に乗るが、電車と道連れに桃たちの居住市まで引きずり出され、星子の結界術によって撃退される。消滅したかに思われたが、健に憑りつく。星子によって力のみを健の中に残していて意識だけを招き猫に封じられる。先程の勝負の際に健のタマを落としていて、自身の力と交換条件で桃たちと共同歩調を取ることになる。ターボババアとしての力を失ったが、今度は招き猫として桃たちに有利な状況を作り出す力を得る。
トンネルの地縛霊
何かに強い執着を持って、その場所に居続ける霊を総称して地縛霊と呼び、自分のテリトリーの中では最強とも言える力を発揮できる。ターボババアがいたトンネルの地縛霊は、ターボババアを慕っており、大きい蟹のような姿になってターボババアと合体して桃とオカルンに襲いかかる。
アクロバティックさらさら
目次 - Contents
- 『ダンダダン』の概要
- 『ダンダダン』のあらすじ・ストーリー
- 幽霊と宇宙人
- 高霊者vs高齢者
- ターボババアを撃破
- 対決後
- 『ダンダダン』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 綾瀬 桃(あやせ もも)
- 高倉 健(たかくら けん)
- ターボオカルン
- 家族・友人
- 綾瀬 星子(あやせ せいこ)
- 白鳥 愛羅(しらとり あいら)
- 円城寺 仁(えんじょうじ じん)
- 宇宙人
- セルポ星人
- フラッドウッズモンスター
- 幽霊
- ターボババア
- トンネルの地縛霊
- アクロバティックさらさら
- 邪視
- 『ダンダダン』の用語
- 高倉健
- オカルト
- 霊媒師
- 超能力
- 金の玉
- 『ダンダダン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 救世主オカルン
- 高倉 健「高倉健です」
- 綾瀬 桃「無視していいなんて言わないでさ、ふつーにオカルトの話しよーぜ」
- ターボババア「年上に対するリスペクトが無え」
- 綾瀬 桃「てめえは乗っちまったんだぜ、負けのレールによお」
- 綾瀬 桃「また明日!」
- 高倉 健「タマが無い」
- 『ダンダダン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- キレのあるバトルシーンの評価
- 作品誕生のきっかけとなった担当編集の一言
- インスピレーションの源はホラー映画『貞子vs伽椰子』